PICKUP
ザ・ミスト
末期の目
美しき冒険旅行
レヴェナント: 蘇えりし者
バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)
シャイン
トイレのピエタ
カッシーニ グランドフィナーレ
ゴッド ファーザー
それでも恋するバルセロナ
シチズンフォー  スノーデンの暴露
透明な身体性
森羅万象を描く デューラーから柄澤齊へ
ヴィデオドローム2 ~イスラム国 ~アノニマス
魔術師
ブラック・スワン Black Swan
見えない重力を描く Ⅱ
美の翳りに寄せて
LUCY ルーシー
ミツバチのささやき
娘ふたりと女子美へ☆彡
父 パードレ・パドローネ
写真についてーⅡ
去年マリエンバートで
午前零時の奇蹟(シュル・レアリスム覚醒の時間)
パーフェクト・デイ ~ルーリード ~ローリー・アンダーソン ~スーザン・ボイル
未来派の画家~ウンベルト・ボッチョーニ
Balthus ~ バルテュス展行ってまいりました。
「ゴールドベルグ変奏曲」 バッハ  ~グールド ~P・オトゥール ~ニーチェ
大昔のスケッチ(詩画集のための試作)
すでに世界は終わっていたのか ~ ヒエロニムス・ボスその1
スヌーズレン002
情報リテラシー  ~華氏911 ~不都合な真実
南伸坊「歴史上の本人」
プラトーン
カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

長女の質問

batoukin002.jpg
「長女の質問」からはじまる話である。
憧れの馬頭琴 そして”フォーミー”の続き)。

馬頭琴の演奏後何か質問やお写真撮りたい方など、いらっしゃいますかという担当者からの言葉があると、すかさず長女が手を挙げた。
まるで、学校の授業参観気分だ、、、。
おおっ、と思って何を聞くのかと見守ると、すたすた演奏者の真ん前に進み、馬の頭はそのまま使わないのか何でそんなに小さいのか、もっと大きいと思う、というものであった、、、?
楽器が気になっていたのだ。

少なくとも彼女がわたしに話したなかで、楽器を作る際に馬の頭をそのまま使ったというくだりはなかったが、はっきりどの部分にどの器官を当てたという話もなかったはず。
しかし頭は馬のからだから生まれた楽器であるシンボルとして付いている装飾と普通は捉える。
彼女もそういった認識だと思いこんでいたのだが、、、。

まさにその楽器はスーホにとり、また彼に感情移入して物語を読んで来た者にとって、白馬の生まれ変わりであろう。
その馬頭の部分はその象徴的で肝心な部分であるには違いない。
ちょっと面食らって、その対応を窺っていると、馬の頭は最初は大きかったのだけど、だんだん小さくなり形も変わって今のようなものになりました、という答えであった。
何とも差し支えない答え(笑。

そこが気になったのか、と思い後で本人に音楽はどうだったと聞くと、とても良かったと。また聴きたいとも答えていた。
だが、気になったのは馬の頭だったのだ。

馬の頭がそのまま付いているか、実物大の大きさであったら、これは重くてでかくて扱いにくい楽器になるはずだ。
馬の体の各器官全てを使って作ったとは書かれてはいなかったようだが、馬の頭も木彫ではなく、そのものを利用するしか無いと考えていたのか?しかし、やはりそこに少し違和感を感じ確認を改めてして気持ちを整理したかったのか?

恐らく木の部分というのが、違うのでは無いか?という所から来ているのだと思う。
白馬が自分の体で作ってと願ったのだから、全てをそれ〜馬の体で作ってあげないと、、、。
これなら、わたしにも分かる気がする。
実際、彼はその時はどうやって作ったのか?
木彫の技能を持っていたとか、そのような特別な木材が用意されていたとも思えない。
きっと物語上、全部馬で作ったのだろう。そうしたら、最愛の馬の頭も使ったはずだ、と。
(共鳴箱の部分はさすがに木でないと厳しいであろうが、、、実際は上質な白樺の木だそうだが)。
血生臭い想像すれば、グロテスクな感じもするが、実際そうした話である。

その辺の想像力は、映画にも絵画にも表れるもので、プリミティブなもの〜根源的なものはみなグロテスクでもある。
そうした暗い美を湛えている。(ペラペラな綺麗事~美ではない)。
そういう部分を考えさせる言い伝えでは無いはずだが、自ずと考えさせるものは、どんな伝承や民族譚、昔話にもある。

本当にその対象を愛しているのなら、その屍体も最愛のただ美しいだけのものなのだ。
「戸嶋 靖昌 ~ リアリズムとは何か」で戸嶋の語るように。



関連記事

COMMENT

EDIT COMMENT

非公開コメント

プロフィール

GOMA28

Author:GOMA28
日々思うことを綴ってゆきます。
絵画や映画や音楽、写真、ITなどを入口に語ることもあります。
悪しからず。
コメント、メッセージ頂ければ嬉しいです。

*当サイトはリンクフリーです。

検索フォーム
ブロとも申請フォーム
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

QRコード
QR
最新トラックバック