世界侵略 ロサンゼルス決戦
息抜きにアクション映画を見た。

Battle: Los Angeles
2011年
アメリカ
ジョナサン・リーベスマン監督
クリストファー・バートリニー脚本
アーロン・エッカート、、、マイケル・ナンツ二等軍曹
ラモン・ロドリゲス、、、ウィリアム・マルチネス少尉
コリー・ハードリクト、、、ジェイソン・ロケット伍長
ミシェル・ロドリゲス、、、エレナ・サントス技能軍曹
こういったアクション映画では顔馴染みのミシェル・ロドリゲスが出演。
バイオハザード、アバター、ワイルド・スピードなどで存在感たっぷりな個性を魅せる。
突然異星人が侵略してきて、いきなり凄まじいとは言え、地上の通常兵器スケールの対戦が巻き起こる。
中盤から侵略者の姿や兵器、宇宙船が顕になるが、それまではどこかの別の強国との戦争にも想えるものだ。
前半姿を見せない攻撃というのも、演出上うまい。姿なき敵はなかなか全貌を見せない。
しかし徐々に実態が見えて来る。そして対個体的には、全く歯の立たない相手でもないことを確認する。
残虐で強靭な他者であるが、太陽系外からやって来た割には、歩兵による肉弾戦や空中戦にしても地味である。
確かにエイリアン側の方が優勢で地球の軍(アメリカ海兵隊)は押されっぱなしではあるが、、、。
別に地球人のスケールレベルに合わせなくともよかろうに。自分たちもかなりの犠牲を出しているのに。
もう少し効率的な手立てを講じないのか。
世界中の主要都市に隕石のように襲いかかって来たようだが、映画で見せているのは、ロサンジェルスにおける攻防である。
引退を考えている主人公ナンツ二等軍曹は、最後の勤めということで海兵隊第2大隊エコー中隊第1小隊に配属される。
彼らに与えられた任務は激戦区サンタモニカの警察署に残っている民間人の救出という困難なものであった。
その一帯は、3時間後には空爆に曝される場所であり、救出のタイムリミットもある。
だが、何人もの海兵隊員を失いつつも、民間人を保護しバスで爆撃場所を離れるが、時間を過ぎても爆撃がない。
自力でどうにか前線基地にたどり着くも、そこはすでに壊滅していた。
敵の強大さを実感する主人公たち一行。
途中で合流した空軍の生き残りのエレナの情報から異星人の指令センターが存在することが分かり、それを破壊することで圧倒的不利な戦況を変えることも可能であることを知る。彼女はそれの位置を探る任務に就いていた。
敵の戦闘機は全て無人コントロール機であり、軍の無線を探知して素早く攻撃してくるシステムである。
彼らは民間人(幼いこども含む)を伴いつつ、捨て身の敵の中央指令センター破壊に向かう。
次々に隊員が犠牲になってゆき、輪を掛けて凄まじい戦いが繰り広げられてゆく。
ナンツ二等軍曹を中心にしたエイリアンに立ち向かう小隊の戦いだけにフォーカスしたアクション映画である。
規模を一点に狭めてそこでの息詰まる激戦を描き抜くという手法は見事に成功している。
従来の文法に従った安定したカメラ・演出による作りであるが、ただ激戦シーンにのみ絞り込んでいるため余計なノイズが入らずブレない。
こちらとしては、只管主人公に寄り添いハラハラしながら観ていれば良い。
ただし人物像が濃くなった隊員が任務を果たした矢先に敵に倒されたりすため、感情的にも目が離せなくなる。
誰が次にやられるか、分からぬ切羽詰まった状況になる。
終盤の文字通り捨て身のアクションの連続はかなりの緊張感で迫る。
部下が次々に命を落としてゆく隊長の苦悩と宿命も同時に描かれる。
最後は敵の指令母船をレーザーで誘導したミサイルで打ち壊し一気に戦況を逆転し、基地に戻ったばかりで敵を追い詰めるべくまた戦地に赴いてゆくところで終わる。彼らのハイな身体状態にこちらも一体化する。
シンプル極まりない稠密な作りだけあって、スリリングに昂揚する時間が過ごせた。
こういう映画もたまに見る分にはよいと思う。


Battle: Los Angeles
2011年
アメリカ
ジョナサン・リーベスマン監督
クリストファー・バートリニー脚本
アーロン・エッカート、、、マイケル・ナンツ二等軍曹
ラモン・ロドリゲス、、、ウィリアム・マルチネス少尉
コリー・ハードリクト、、、ジェイソン・ロケット伍長
ミシェル・ロドリゲス、、、エレナ・サントス技能軍曹
こういったアクション映画では顔馴染みのミシェル・ロドリゲスが出演。
バイオハザード、アバター、ワイルド・スピードなどで存在感たっぷりな個性を魅せる。
突然異星人が侵略してきて、いきなり凄まじいとは言え、地上の通常兵器スケールの対戦が巻き起こる。
中盤から侵略者の姿や兵器、宇宙船が顕になるが、それまではどこかの別の強国との戦争にも想えるものだ。
前半姿を見せない攻撃というのも、演出上うまい。姿なき敵はなかなか全貌を見せない。
しかし徐々に実態が見えて来る。そして対個体的には、全く歯の立たない相手でもないことを確認する。
残虐で強靭な他者であるが、太陽系外からやって来た割には、歩兵による肉弾戦や空中戦にしても地味である。
確かにエイリアン側の方が優勢で地球の軍(アメリカ海兵隊)は押されっぱなしではあるが、、、。
別に地球人のスケールレベルに合わせなくともよかろうに。自分たちもかなりの犠牲を出しているのに。
もう少し効率的な手立てを講じないのか。
世界中の主要都市に隕石のように襲いかかって来たようだが、映画で見せているのは、ロサンジェルスにおける攻防である。
引退を考えている主人公ナンツ二等軍曹は、最後の勤めということで海兵隊第2大隊エコー中隊第1小隊に配属される。
彼らに与えられた任務は激戦区サンタモニカの警察署に残っている民間人の救出という困難なものであった。
その一帯は、3時間後には空爆に曝される場所であり、救出のタイムリミットもある。
だが、何人もの海兵隊員を失いつつも、民間人を保護しバスで爆撃場所を離れるが、時間を過ぎても爆撃がない。
自力でどうにか前線基地にたどり着くも、そこはすでに壊滅していた。
敵の強大さを実感する主人公たち一行。
途中で合流した空軍の生き残りのエレナの情報から異星人の指令センターが存在することが分かり、それを破壊することで圧倒的不利な戦況を変えることも可能であることを知る。彼女はそれの位置を探る任務に就いていた。
敵の戦闘機は全て無人コントロール機であり、軍の無線を探知して素早く攻撃してくるシステムである。
彼らは民間人(幼いこども含む)を伴いつつ、捨て身の敵の中央指令センター破壊に向かう。
次々に隊員が犠牲になってゆき、輪を掛けて凄まじい戦いが繰り広げられてゆく。
ナンツ二等軍曹を中心にしたエイリアンに立ち向かう小隊の戦いだけにフォーカスしたアクション映画である。
規模を一点に狭めてそこでの息詰まる激戦を描き抜くという手法は見事に成功している。
従来の文法に従った安定したカメラ・演出による作りであるが、ただ激戦シーンにのみ絞り込んでいるため余計なノイズが入らずブレない。
こちらとしては、只管主人公に寄り添いハラハラしながら観ていれば良い。
ただし人物像が濃くなった隊員が任務を果たした矢先に敵に倒されたりすため、感情的にも目が離せなくなる。
誰が次にやられるか、分からぬ切羽詰まった状況になる。
終盤の文字通り捨て身のアクションの連続はかなりの緊張感で迫る。
部下が次々に命を落としてゆく隊長の苦悩と宿命も同時に描かれる。
最後は敵の指令母船をレーザーで誘導したミサイルで打ち壊し一気に戦況を逆転し、基地に戻ったばかりで敵を追い詰めるべくまた戦地に赴いてゆくところで終わる。彼らのハイな身体状態にこちらも一体化する。
シンプル極まりない稠密な作りだけあって、スリリングに昂揚する時間が過ごせた。
こういう映画もたまに見る分にはよいと思う。
