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光は遅い

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また久しぶりにTVを観た。(途中からだが、、、いつもそう)。
はじめて火星の写真を新聞で見たときは鮮烈な体験であった、、、ことを思い出す。何故か過剰に赤かった!

キュリオシティの健気で瑞々しい写真映像群から、俄かに火星の話題がそこかしこでクローズアップされている。
政治的な思惑もあり、火星の植民計画に拍車がかかっているようだ。特にアメリカでは、、、。
国際宇宙ステーションの管理や気候変動監視から撤退し、浮かせた財源で火星の有人探査に振り分けようとしている。
トランプの鼻息も荒い。その方面でまた権威をみせようというものだが、火星を覇権対象にして荒らしまくるつもりのようだ。
確かに金にはなろう。ビジネスチャンスだ。民間主導での開発も活発になってきた。
御用学者たちもイケイケドンドン状態で、10年以内で人類を火星に送り込むことが可能だ、と息巻いている。
(ただ送り込めば良いのか?人々を、、、闇雲に送る前に考えることはないのか、、、番組ではそんな事知ったことではないようだ)。

しかし、火星に人を送るということは、片道切符という覚悟で行く事にもなる。
月のようにさっと行って帰ってくるという具合にはならない。
文字通り別世界なのだ。

火星まで月の160倍距離があり、有人飛行であればその間(10ヶ月間)、宇宙放射線をずっと浴び続けることにもなる。
(ハッブル宇宙望遠鏡や国際宇宙ステーションなどは地球低軌道の作業で地球磁場内にいるため、人体に極めて有害な宇宙放射線からは守られている)。
火星は、重力が地球の3分の1である。気温は最低気温がマイナス140℃。地表には水は存在しない(気圧の関係から)。
太陽のエネルギーの量は半分程度。ただし大気が薄いため(地球の0.7%)、宇宙放射線の影響をかなり受ける。
磁場が存在しないため、太陽風の影響もまともに受ける。それで大気が剥ぎ取られ、気圧が下がり沸点が下がり水が宇宙空間に消えた経緯は確認されている。
軌道は地球よりももっと潰れた楕円軌道であり、受ける太陽エネルギーの変化が大きい。
気圧については、水の沸点が氷点と等しく、水は氷から直接水蒸気となるため、液体の状態で存在できない7ヘクトパスカルである。人にとっても低すぎるため、外では与圧服装着なしでの生存はできない。更に放射線の影響もあり完全密閉の宇宙服が必要となる。
大気の主成分は二酸化炭素であるが、宇宙放射線の関係から植物の生育はそのままではまず無理。
(土が赤いのはそのため。しかし、地下には粘土質の土壌は存在するが)。
少ないとは言え、大気は凄まじい竜巻や砂嵐を巻き起こすことは、映画「オデッセイ」でも観た通りだ。マット・デイモンが苦闘を続けていた。
この辺は従来から確認されている点だ。

まずは、行って帰ってくる技術を確立させねばならない。
最短距離で火星に到達するように宇宙船を飛ばしても、着陸するころは地球は遥かに遠ざかっている。
この距離はばかにならない。
火星ベースキャンプを月軌道で作り、ハブを元にして居住棟、実験棟、司令船、そして火星まで到達できる大型ロケットを連結して火星に向かう計画が有力視され準備に入っているという。2017年発射の予定という。

着陸は甚だ難しい。気圧がないため難しい逆噴射技術が完成していなければならない。これまで、この着陸でほとんどの機体が破壊されゴミと化している。また大気がほとんどないとは言え、1900℃の摩擦熱での突入となる。
また人を乗せ最低、1年は滞在しなければならないため、食料を積むと宇宙船は途轍もない重量となる。

さて火星で活動を始めて、何らかのトラブル(想定外のトラブルは必ず起こる~そのことだけは想定内なのだ)が起きても、地球から出向くとなると数ヶ月単位の時間が掛かり、現実的なサポートではない。
また、電波の指示であっても、最短3分、離れると20分掛かり、今まさに起きている事態には対応できない。
光は遅いのだ。
光の助けを借りずに自分で自立して生きねばならない。

それもあり、やはり人より先にお膳立てをするのはロボットのようだ。
リスクは最小限にしなければならない。
電力システムや居住棟の建設をして人類をお迎えするそうだ。
すると何よりロボットの自立(自律)性が前提となる。AIの問題となる。
光では遅いのだ。
光の指示、コントロールを待たずにその場の窮地を事前察知、自己判断で脱し、目的を遂げなければならない。
ロボットの製作風景が映されていたが、これから10年はかかると博士が言っていたが、わたしの見た感じでは100年後なら何とかなりそうに思ったのだが、、、。


そして白眉は、テラフォーミングである。30年以上前から提唱されてきたらしい。クリスマッケイという博士である。
知らなかった。
正直、ここまでの話は全く面白くなく、いつTVを止めようかと思いつつダラダラ見ていたのだ。


火星を何と地球化するのだそうだ。
温室効果ガスを発生させ火星表面上を覆い、それによって気圧と気温を上げ地下の水を滲み出させるらしい。

フロンガスをプラントにより作り出し温室効果を狙う。
ドライアイスが溶け出すと大気中に二酸化炭素が放出され更に気温は上昇する。
同時に超伝導リングで火星全体に磁場を形成する。
これによって太陽風から、発生した大気を守る。
地下から液体となった水が地上に溢れ出す。
その地に、地球から持ち込んだ微生物を振り撒くという。
これで栄養素が自立的に循環を始めたら植物が顔を出すと。
光合成によって酸素が生み出されれば、動物もでてくる、、、。

何百年単位で実現可能と言っているが、実際出来るのかも知れないと思った。
しかし、このテラフォーミングには条件があると博士は言う。
「火星で何らかの生命体が発見され、地球生命と違う祖先を持つ場合、人類は入植しない」そうである。
独自の生命がいる場合は人類は定住してはならない。

それを聴いて何故か安心した。



しかし、監視し繁殖を助けるなどはするのだそうだ、、、?!
これはやはりディープに関わることを意味する。(テラフォーミングはするのだ、、、微生物の存在をどう捉えるかにもよろうが)。
(この地球にもそういう存在はいそうな気もするのだが、、、薄々)。

今後更に、光の速度の対象化が強い課題となるはず。
地球のそばで活動している分には、光は意識されない自明のメディアだ。
ミクロとうんとマクロとなれば、基本となる力自体が問題となってくる。

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