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闇のあとの光-Ⅱ

Post Tenebras Lux003
羅列しただけで呪いから解けるとも想えないので、まとめてみると言う訳には行かない。
もとより、まとめが効く映画ではないし、そうした意思をもたせる作品ではないのだ。

ただ直接的で瑞々しい映像と音が妙に心地よさを感じさせることが分かった。
これは初め見たときには、観念的に受け付けられなかった。

別に整理する必要はないが、荒々しい故郷の自然への郷愁と記憶の断章として押さえておいてもよいかと思う。
所謂、自然さはここには微塵もなく、非常に歪んで誇張された自然が編集されている。
これこそが「記憶」である。
誰の記憶というより、夢も含めたそこここ~場所に宿った記憶のうちの幾つかというところだろうか。


ニール・ヤングの”It's a dream”は良かった。
このシーンで、うんこれはよかったねと、夫婦仲も戻り、気持ちが前向きになると同時に体調も快癒に向かい、、、
光が射して来るという感じに、わたしの家であればそうなると思う(笑。
子供たちにとっても、それがまず基本だ。

全ては夢である。

「闇のあとの光」と言っても、どこが闇で、光が何なのかそれは皆目分からない。
何であっても闇と捉えれば闇であるし、光を見れば光は何処にもある。

実際、あのエレアサルが言ったことが本当かどうかも怪しい。
「パパは死んじゃったの。」ってまだ治っていないために起きられず、遊んでもらえないために言っただけかも知れない。
「ねえ、遊んで。」と彼はセブンに頼む。
セブンはもう呆然として帰ってゆく。

微妙な光はそこここで射しているが、最後のラグビーの試合にその希望の光を収斂させるのは無理がある。
そこに繋ぐ何らかのシークエンスが見当たらない。
あのサウナやパーティでのドストエフスキーとトルストイとチェーホフを巡る論説などは、退廃を維持するくらいのものだ。
寧ろ、あの夫婦揃っての歌から繋げたいくらいだ。
そもそも何であそこで、悲観的になったのか、、、。
(肺を撃たれたのに、ちゃんと歌えるようになっているではないか)。

Post Tenebras Lux002

これほど、取り留めのないことを書くのも久しぶりである。
やはり無理のある映画というのは、ある(爆。


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