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ライジング・ドラゴン

Chinese Zodiac

Chinese Zodiac
2012年
香港・中国

ジャッキー・チェン監督・脚本・製作総指揮

ジャッキー・チェン、、、JC
ヤオ・シントン、、、ココ
クォン・サンウ、、、サイモン
ジャン・ランシン、、、ポニー
リアオ・ファン、、、デビッド
ローラ・ワイスベッカー、、、キャサリン

清朝時代の彫像「十二生肖」などの国宝が当時イギリス・フランスの列強の軍に略奪され世界の個人収集家に売りさばかれるようになった。
アンティーク・ディーラーのマックス・プロフィット社は、それらに目を付けトレジャー・ハンターのJCにかつて略奪された美術品を集める(盗む)ように依頼する。

という、取り敢えずの導入だが、もうその後はあの手この手の今回は3Dプリンター、特殊グラス、ローラー・ブレード・スーツその他最新テクノロジーも満載の凝りまくったドタバタアクションで押し通す。
きわどく遊び心満載の演出で、そうこの映画から演出とったら何が残る、、、これでもかと魅せる。

本物を盗みレプリかと交換するという手法のトレジャー・ハンター・チームのようである。
本物を触るような手つきで手袋から3Dスキャンしてデータを仲間の端末に送るという如何にもありそうなもので面白い。
そこでたちどころにプリンタから偽物が出てくるというもの(笑。

何だか経緯は忘れたが富豪のお城に行って、やはりそこにも清朝からの略奪品がいくつもあることを確認する。
図書館に仕組まれた隠し部屋シーンはある意味古典的であるが、やはり面白い。
お城の屋根を伝わるアクションでは、ワンカット撮りも敢行しており、これまでのアクション技の集大成を見せようという心意気が伝わってくる。
イギリス式迷路庭園でドーベールマンにお尻を噛まれて入院したという話は有名である(と言うかわたしでも知っていた)。

そしてそこの娘の曽祖父の船を探しにお宝発掘冒険旅行となる(何故だったか忘れたが)。
何やら地図にない無人島を見つけ、そこに埋もれていた娘の家の紋章のある戦艦も見つけ出す。
そこで、何故か日本語を話す?盗賊たちに出逢いひと悶着あるが、そこでの攻防が何か懐かしいと思ったら、ドリフのコントそのままであった。あの盗賊はドリフターズをモチーフにしているのか(ジャッキーなら彼らを知っている年代だ)。
笑うというより懐かしいお笑い舞台を見る感覚であった。
JCチームプラスココとキャサリンは余りに調子よく銅像の首と金塊まで手にして逃げることができる。
ここのシーンはさほど面白いとか言うほどのものでもなく、アクションもあまり出来は良いとは思えない部分だ、、、。

船上でのココとキャサリンとのやり取りも、どちらもどっちの話の内容(イデオロギー的に質は極めて低いが目くじら立てる程のものではない)はともかく、訳を通して笑わせるというこれはこれで時折見られる手法であるがそこそこの面白みはあった。

美術品の模造品を制作する工場内での戦いぶりは、そこにある身近なものを最大限に活かして武器にして戦う手馴れた名人芸が次々に披露される。
もう長年積み上げてきた自家薬籠中の芸であり感心するばかり、、、。

そして何といってもこの映画のクライマックス。
最大の見せ場が、空中戦であろう。
刺激的で突飛な映画に慣れてしまっているわれわれの目にも、これはかなりのインパクトを与える。
火山にお宝を投げ込むのを阻止するためにかなりの時間をかけ空中でそれを落下しながら3対1で奪い合う。
河口付近すんでのところで、敵が投げ込んだお宝をキャッチするが、もうパラシュートは切り離していて無い。
スーツを膨らませて火山の峯を激しく転がり落ちてゆくジャッキー、これはセットではないらしい。
本当の火山でやるなんて、何と命知らずの危険極まりないアクションだ!
しかしこれによって、国宝も奪還され全てがまるく収まってゆくというもの。
最後だからやっておきたかったのか、、、分かるような気もするのだが。



ともかく、拳法アクションに留まらず、最新テクノロジーも怪しげな武器もいろいろ出てきて、ひっくり返したおもちゃ箱状態で楽しいものであった。
物語のはじめで、ジャッキーを逃がすためにキーを盗むジャン・ランシンの脚業が凄かったが、その後一回だけ美術品複製工場での戦いでもかなりの技巧派であることは見せるが、もっとあのアクロバティックな身体能力を活かした特異なアクションを披露してもらいたかった。
スーチーが最後の最後に数秒間出てきただけというのは、とても寂しい。
あれって、わざわざ彼女に頼む程の役だろうか、、、?

これでアクション映画は最後にするという彼の決心がエンドロールで表明される。
そこにはNGシーンも重ねて流されてゆく。
これほど体をはった芸を継ぐひとが今後出てくるかどうか、、、。
彼ならではの映画であることは確か。


月並みではあるが(笑、、、やはり感慨深いものはある。





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