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フィラデルフィア・エクスペリメント

The Philadelphia Experiment001

The Philadelphia Experiment
1984年
アメリカ

スチュアート・ラフィル監督
ジョン・カーペンター製作総指揮

「フィラデルフィア計画」*をモチーフにしている。

マイケル・パレ、、、デビッド・ハーデッグ
ナンシー・アレン、、、アリソン・ヘイズ
ボビー・ディ・シッコ、、、ジム・パーカー
エリック・クリスマス、、、ジェームズ・ロングストリート博士

*「フィラデルフィア計画」とは、アメリカ海軍のステルス実験であり、高周波・高電圧を発生させる変圧器を使って、レーダー感知の要因となる船体が帯びる磁気を消滅させ敵のレーダーからそれを不可視にするという計画。
ペンシルベニア州フィラデルフィアの海上で、船員の乗った状態で駆逐艦「エルドリッジ」に対して実際に行われた、、、。
磁場発生装置テスラコイル(ニコラ・テスラによって考案された)で強力な磁場を発生させる実験であったが、確かにレーダーから船影は消えたが、海上に浮かんでいた船体そのものまで眩く発光して消えてしまった。
船体は乗組員とともに、瞬間移動して2,500km以上も離れたノーフォークに飛んでしまう。
その後、元の場所に戻りはするが、、、

ヒトの体が突然燃え上がった、衣服だけが船体に焼き付けられた、甲板に体が溶け込んだ、発火した計器から火が移り、火だるまになった、突然凍り付いた(冷凍化)、半身だけ透明になった、壁の中に吸い込まれたなどの目を覆う悲惨な現象が起きていた、、、!行方不明・死亡者16人、発狂者6人という結果であった。
この実験は軍によって極秘裡に行われ、その結果~事実は隠蔽された、、、?ということである。
今日までひとつの伝説として語り継がれている。


ここでは1943年、フィラデルフィア港上の駆逐艦エルドリッジで、装置を作動させた水兵のふたりデビッドとジムが船上から姿を消し、1984年のネバダ州の砂漠にタイムスリップしてしまうことから展開するドラマである。
その地で時を隔てて運命的に出逢うデヴィッドとアリソンとの恋愛ドラマの要素が大きいか。

いきなり訳も分からず1943年から1984年に飛ばされてきたデビッドとジムにとって、この時代は斬新で奇妙に映る。
やはりこの差は、細々した日常生活に浸透したテクノロジーにおいて感じられるものだろう。
そんな感触を自分の身に置き換えて、想像してみるのも面白い。
しかし、同時に1984年を新しがる彼らに対する違和感も必然的に生じる。
特に、アリソン(ナンシー・アレン)のあのヘアスタイルなのだ。
どうにもこうにも、、、。1984年は、われわれにとっては相当な昔である。

ジムは、体が赤く発光して消えてしまう。
デヴィッドも手が時折、発光し痛みが走るようだが。
散々、軍に追い回され逃げ惑う立場に立たされたデヴィッドたちであった。
彼らが転送されたそこがたまたま、二度目の実験場であったからだろう。
(ここでもまた、実験の証拠隠滅か、、、)
そして若い頃の姿しか知らないジムの奥さんのところ(故郷サンタ・ポーラ)に現状を確かめにゆく。
すると、つい昨日まで自分同様若々しくともに船に乗っていたジムが、その年相応の老人として現れる。
元の時代に彼は戻り、実験の現実を説明するが誰にも理解しては貰えず、偏屈な老人となっていた。
いまやデヴィッドだけが、そのままの歳で未来の時間に存在するのだった。

これは、一度封印された実験を41年ぶりにまた、ロングストリート博士が砂漠のゴーストタウンで行ってしまったからなのだ。
前回の実験がまだ続いている状態にある(まだ装置が作動中であったのだ)ところに、新たな実験との大きな磁気作用が働き、、、
時空の穴が生じ(映画によると)、そこから君は落ちてきたのだと説明を受ける。
そしてただならぬ異常気象をも生み、地球レベルで危機が訪れているということであった、、、。


デヴィッドを何とか捉えたロングストリート博士は、彼に時空の歪みの只中に再度入り、船に戻って装置を止めて欲しいと頼む。
地球を救うにはそれ以外の方法はないと。
そういうことで、折角仲良くなったアリソンと、別れを惜しみ、彼は時空の歪みに飛び込んでゆく。
そこで、装置のスイッチを切るというより、装置自体を叩き壊して、任務を完了する。


最後はその砂漠の砂煙の中から無事にデヴィッドが、若い姿のまま帰還し、アリソンに迎えられる、という何の変哲もない終わり方であった。

う~ん。
美術効果が全体的に今2であった、、、。
演出も冴えない。伏線で何やら生きてくるのかと思ったシーンがそのまま立ち消えて、何だったのかというものや、、、。
登場人物も誰も影が薄く魅力を感じない、と言うより本自体に内容がサッパリない。
これは、致命的ではないか、、、自分で書いていて、今はっきりと気づいた。

1982年にもうすでに「ブレードランナー」が公開されていたではないか、、、。
そこから見て、かなり厳しい出来具合としか言えない。
「ブレードランナー」と比べるものではないとは言え、作品の世界観が余りに薄い。


恐ろしくつまらない、とまでは言えないが、ほどほどにつまらぬ映画であった。

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