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ソーシャル・ネットワーク

The Social Network001

The Social Network
2010年
アメリカ

デヴィッド・フィンチャー監督
ベン・メズリック『facebook 世界最大のSNSでビル・ゲイツに迫る男』原作
アーロン・ソーキン脚本・製作総指揮

ジェシー・アイゼンバーグ 、、、マーク・ザッカーバーグ
アンドリュー・ガーフィールド 、、、エドゥアルド・サベリン(マークの親友)
ジャスティン・ティンバーレイク 、、、ショーン・パーカー(ナップスターの創始者)
アーミー・ハマー 、、、キェメロン&タイラー・ウィンクルボス(双子)
マックス・ミンゲラ 、、、ディビヤ・ナレンドラ(双子の親友)
ブレンダ・ソング 、、、、クリスティ・リン
ルーニー・マーラ 、、、エリカ(マークの以前の彼女)

「セブン」「ゴーン・ガール」の衝撃的映画の監督である。


この脚本、大丈夫か?!
まったくもって、これではマーク・ザッカーバーグ人格破綻者ではないか、、、
よく当人が何にも言わなかったものだ、、、(言わなかったかどうかわたしは知らない)。

アスペルンガー症候群かとも思われる。
知能は高いし。

実際は、全く違うタイプの人かも知れないが、通常これは伝記ものとして観られるだろう。
(もう公開からは大分経ってるので、問題はなかったのだろうが)。

成功神話には悪が必要といったことが語られていたが、、、スティーブ・ジョブスにしてもこの人にしてもかなりの描かれ方だ。
l極端である。


さて、この映画で観る限り、、、
マークは、ハーバード大の秘密クラブである”ファイナルクラブ”や”ボート部”からは到底、声はかからないタイプである。
彼女にも全く自己中な話しっぷりでしかも話題は飛びまくり、愛想つかれる。
挙句の果てに振られ、腹いせにブログで彼女を中傷する。
これは、断じてあってはならぬことだ。
わたしも、それだけは自らに厳しく律することで、一貫してやって来た。
ずっと、言うべき事のみ(書かねばならぬ事のみ)を書いてきた自負はある。

これが単なる映画上の演出・脚本レベルで描かれたことであったら、名誉毀損にもなり兼ねない部分だろう。
この作品、実にセンセーショナルで緊張感もあってよくできたものであることから更にこの部分は真に受けられる危険性も高い。
映画はあくまでも映画作品ということを弁えた人ばかりとは、言えない。

しかしそれは兎も角として、マークは女性との関係も、ボート部やファイナルクラブ同様、不毛であったと描かれる。
すると、この異常なばかりの鬼気迫る情熱によるフェイスブックの構築・拡充は、その代償行為でもあろうか。
そう自然に受け取れてしまう。
だが、代償行為はどこまでやっても代償に過ぎない。
それとも女性とのコミュニケーションの不全・破綻をフェイスブックという形で補完しようとしたのか、、、。
(これも代償にほとんど変わらない)

昇華ならよいが、、、。
芸術(美術・音楽・文学・映画・写真、、、)とはいえなくとも、想像性・創造性の高いものなら昇華に繋がるところはあろう。
全く新しいコンテンツを生成するためのコードを書く恍惚はわたしにも分かる。
これもひとつの創造行為ではあるかもしれない。
だが、ベンチャービジネスの要素が強すぎる、
「数」に還元されるだけのものになってゆく。

登録ユーザー数を更新して、スタッフと熱狂しながらも、彼は非常に醒めてしまってもいる。
毎日がただフェイスブックを大きくしようという熱に浮かれてパーティーが続く。
単に終わらないだけか?
共同創業者であったサベリンを切り捨て、途中から彼を精神的に導いたパーカーをも切り捨てる。
そうしながらも、只管フェイスブックは拡大してゆく。
ファイナルクラブのナレンドラ達にも、訴訟を起こされ彼独特の感性で反論してゆくが、ほとんど他人事だ。
彼はフェイスブックにしがみつく。

マークは頭だけではなく感性も鋭く描かれている。
成功すればするほど、虚しさがこちらにも伝わってくる。
数値には、何も還元できない。
億万長者になっても、救われはしない。


話の冒頭で、こっぴどく振られた彼女エリカに躊躇しつつフェイスブックで承認リクエストを出す、、、。
あくまでも、この物語の締めとしては、うまい!
(フェイスブックなんて知らないわ、と言いつつ彼女もちゃっかり使っているのだ。それだけ強力なSNSである証拠だ)。


ビートルズの”ベイビー・ユーアー・リッチマン”久しぶりに聴いたが、これ程の名曲だったことに初めて気づいた(笑。
独りでパソコンを打つマークの虚ろな表情にピッタリ合っていた。



途中で、サベリンがしきりに広告を入れたがっていたのを、ザッカーバーグは斥ける。
ページの見た目がクールでなくなると。
確かに広告ばかりが載っているページに誘導された途端にそこを離れたくなるものだ。
ショーン・パーカーも言う通りだ。
「小魚に惑わされずメカジキを狙え」



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