汚染水漏れの現状について

どうもはっきりせず、どこに中立的な情報と見解があるのか分からないのだけれども、たいへん気になる事柄があって、もどかしくてなんとか現状をある程度までは、掴みたいということがあります。
うちは幼い娘もおり、「汚染水問題」が気がかりで、どうにも日々すっきりしません。
何しろ、通常なら魚はとても大切な栄養源なのです。それが危なくて店でも買う気になれない。子供にとっては、本来魚は大切な栄養源であるに関らず。大人だけならここまで気にしないかも知れませんが。
とりあえず、わかる範囲で簡略にまとめておきます。
現状
1000トンのタンクが2日で一杯になってしまっている。
1日400トンが新たに地下水に流れ込み新たな汚染水となっている。
汚染水対策として、ようやく国が470億円の予算を立てた。
汚染水に対しては
建屋の中に流れ込む汚染水を減らすために「凍土壁」を作ると言う。320億円(税金)で賄う。2014年度中に取り組む。これは、土は凍ると水を通さなくなるため、水分を含む地盤にパイプを埋め込みマイナス30度の液体で土ごと凍らせようとする試み。
タンクの水漏れに対しては単に新しいタンクに水を入れ替える。
汚染物質取り除きについては
現在タンク、トレンチにある汚染水40万トン以上。
多核種除去設備ALPSで浄化するという。しかし当初から不具合続きでまともに稼働していない。
バージョンアップして対処する。そのため150億円(税金)を追加。
やっと上記の方針だけは決まる。
イギリスなどは、福島汚染水漏れはわれわれが信じ込まされているより遥かにひどい状況であることが分かった等と放送している今日。
このような海外のメディアに押されてようやく出てきた方針。しかし実効性があるかは見通せない状況だということです。
再度確認します。
1.流れ込む地下水:凍土壁
2.放射性物質:NewALPSで浄化
3.タンクからの水漏れ:安全なタンクに入れ替え
方針は取り敢えず出したものの、実情なのですが、、、
・ALPSが不具合続きで改良するといっても、実はどういう技術で誰がどう改善するのかは全く白紙のようです。
・凍土壁についても、この規模で行うのは世界でも例がなく技術的に未知数であると。
・確立されていない技術を使うに当たって、その代替案は全くない。
・タンクはいくつ必要でどこに置くのか。1、2の進み具合ではこのままどんどん増える見通しも。
汚染水タンクがあちこちゴロゴロ転がっている環境が娘たちの日常環境となる日も考えられます。

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