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キック・アス/ジャスティス・フォーエバー

Kick Ass 2
ちょっと、普通な感じ、、、

Kick-Ass 2
2013年
アメリカ

ジェフ・ワドロウ監督・脚本

クロエ・グレース・モレッツ、、、ミンディ・マクレイディ、ヒット・ガール
アーロン・テイラー=ジョンソン、、、デヴィッド・"デイヴ"・リゼウスキ、キック・アス
クリス・ダミーコ、、、クリストファー・ミンツ=プラッセ、マザー・ファッカー
モリス・チェストナット、、、マーカス・ウィリアムズ(ミンディ・マクレイディの養父)
ジム・キャリー、、、サル・バートリーニ、スターズ・アンド・ストライプス大佐(ジャスティス・フォーエバー組織のチーフ)


『キック・アス』の続編
初っ端で、キック・アスのデヴィッドが、続編やるなら真剣にやらないとね、、、などと自ら騙っていたが、、、
確かに身辺の大切な人間の死を幾つも前にして、深刻に悩み内省する場面はある。

まずは調子の良いキック・アスとヒット・ガールとのトレーニングと現場・実践から始まる。
だが彼女の不登校やヒット・ガールをやっていること知った養父マーカスから、以降絶対にそれらをやめきちんと登校することを約束させられる。
デヴィッドは独りでの活動は出来ず、SNSを通じて出逢った「ジャスティス・フォーエバー」の集まりに身を任せてゆく。
相変わらず軽いノリで正義の味方ごっこを続ける。
が、これがリーダーのサルや父親の殺害にまで繋がることになってゆく。
事態はかなり大きな規模の殺人ゲームと化してしまう、、、。

結局ヒット・ガールとキック・アスの活躍の場面に収まってゆく。
それ自体はよいのだが、、、。
全体を通し、、、。
相変わらずのバイオレンス・アクションかと思いきや、残虐惨殺場面はあるが、前作ほどの「アクション」はない。
前回のように敵のアジトに独りで潜入し、二丁拳銃を空中で操りながらのといったアクロバティックな見せ場はない。
アクションの数の減少とスケールが縮小されたとしても、質まで落としては、ただ大味な作品に見えるだけである。
明らかにアクションにおけるディテールが、余りに手抜きで雑であった。
だいたい、デヴィッドの父の葬儀で繰り広げられた、派手な銃撃戦からの車の屋根からのヒットガールの攻撃は余りに無理がありすぎた。
何も見えない屋根の上から車中への狙い撃ちは不可能だし、あれだけ下から屋根を撃ち抜かれ躱すのも不可能だ。
どれもそれに似たりよったりの、雑な場面・状況設定でただ速度感でシーンを押し進めてゆく。
展開では誤魔化せられないし共感不能。その部分こそディテール描写によっていることは確かなのだ。

この続編は、彼女らの人間的な成長に伴う葛藤や相克に力点をおいているとは言える。
ミンディに歳相応の女の子になって欲しいマーカスの考えと責任感は正しい。
彼女の生育歴(幼少期)は極めて異常であるからだ。(この年齢からのやり直しは不可能に近いとも言え、、、)。
今後の成長に何らかのサポートは絶対に必要である。
思春期を迎え、もうガールからレディになりかけのところだ。
人生において、とても大切な時期である。

彼女も一生懸命、普通の女の子に自分なりになろうとするが、周りの悪ガキ(女)もかなりのもので、ここでも闘いは絶えない。
だが、彼女は珍しく真っ当なデヴィッドのアドバイスも受け、正当に中央突破を図る。
女の子としての凛とした美しさで、相手をやっつける。(パパからもらった「ゲロゲリ棒」もダメ押しに使うが)。
してやったりであり、彼女としてはヒット・ガールは卒業するつもりでいた。
しきりに彼女の復帰を願っていたデヴィッドも最愛の父を殺害され、父の意思を尊重しその復讐に生きる道を選択せず、スーパー・ヒーローごっこから足を洗うつもりになっていた。
だが、銃器をもった悪党たちが暴れまわりデヴィッドを拐い、彼の命の危険に際して、今回もミンディはヒット・ガールと成らざるを得ない。
そういう流れの続編設定だ。

今回は特にクリス・ダミーコ演じるマザー・ファッカーが徹底して悪を極めようとする。
彼の周囲の極めつけのプロの悪党たちも、彼を思いとどまらせようとしながらも本当の悪に染めようとしているかの如くである。
マザー・ファッカーは究極の悪の道を目指し突き進む。
その表現が殺しである。
SNSで何かやるたびに発信する。拡散させフォローを集める。

これは充分な武器(充分すぎる武器)になる。もっとも今有効な武器にしているのはD・トランプに他ならない。
うんと悪さをしてSNSで拡散、フォローを得て仲間をかき集める。
金で雇う。どうしょもない殺し屋を沢山。そして残酷な殺しをする。
今回はその手下の殺し屋の面々も凄まじい、、、特にマザー・ロシアだ。もう人間とは言えない。

ザワザワとした混戦のなか、そこそこのアクションで他を圧倒するヒット・ガール。
だがさすがのヒット・ガールもこの怪物には苦戦する。
しかしパパがもしもの時にと残しておいてくれた注射器が自殺のための毒物ではなく、アドレナリンであったことで、彼女は形勢を逆転し勝利に繋げる。
こんな伏線が何本か入っていてもよかった。

大きな流れとして何を言わんとしているかは分かるが、もう少し丁寧で細やかなアクションシーンが見たい。
やはりこの映画はアクションである。ヒット・ガールのアクションなしに有り得ない映画であろう。
そして、ディテールの描写である。
続編を期待したいが、、、。

もう、バイクで颯爽と養父の元を去ってゆくクロエ・グレース・モレッツ~ミンディは、もう少女ではないし、続編はないはず。
もし、続編(めいたもの)を作るのなら、ヒット・レディにでもするか、、、。
そうなると作風は全く異なってしまうだろう。
(これで終わりがよい)。










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