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女子大生恐怖のサイクリングバカンス

AND SOON THE DARKNESS

AND SOON THE DARKNESS
1970年
イギリス

ロバート・フュースト監督

パメラ・フランクリン、、、ジェーン(女子大生)
ミッシェル・ドートリス、、、キャシー(看護婦)
サンダー・エルス、、、ポール(国家警察と名乗る男)

何て訳せばよかったか、、、とも思うが、どうでもよい。


TS○TAYAで「ゾンビ」を借りたとき、一緒に借りたもの。
「ゾンビ」の価値は再確認できた。が、この作品はどうみても胡散臭かった。
しかし掘り出し物名品のコーナーに、我がタルコフスキーやベルイマンに肩を並べて陳列されているではないか、、、。
とは言え、この邦題にジャケットを合わせて考えると、やはりどうみてもB級というよりD級を軽く飛び越えてしまっている感じは否めない。

時間を無駄にする恐れも抱きつつ、取り敢えず借りてみることにした。
(わたしは、危ない可能性のある作品は、借りることにしている。又はカットされまくりのTV録画で済ます(笑)。
しかし、「シャークナイト」などは、律儀に買っている。(TVで観たのと全然変わらなかったのにはガックリであったが)。

さて、この「、、、サイクリングバカンス」であるが、中途半端な緊張感がダラダラ続いて、意識が時折遠のく。
危うく眠りそうになって戻ってみても相変わらず、同じようなシーンが流れている。
イギリス人の女子大生と看護婦がバカンスにフランスの片田舎まで来てサイクリングの旅を楽しんでいるときに、恐怖の体験をする、というサスペンスものなのである。
何とも起伏のない平板な画像が続き、絵としても魅力に大変乏しい。

こりゃ最後の最後にドカンと持ってくる気だなと思い直し、付き合ってゆく。
(幻の名作扱いである。が、このままでは、ただの幻に消えそうな状況である)。
何といっても、フランス片田舎の光景といい、2人の女優といい、不思議に絡んでくるスクーターの訳のわからぬ男といい、、、
店の夫婦や英語の教師、正体不明の農夫、警官のだれもが、怪しいというより、単にパッとしない。
存在感に乏しい。だから映画自体が全体にボケてくる。
普通、言葉が充分に通じない上に怪しげな視線を上げかける特異な人物たちに出逢ってゆけば、なかなかの緊張感を孕んでゆくものだが、不思議にそれがない。

映画に疎いわたしでさえ、このキャスト陣の何というかエキストラに毛の生えたくらいの存在感では、どうにも満足はできないし、増してや、感情移入などまず無理である。
わたしの子供時代の映画原体験では、怪獣やロボットにしか親しんでこなかったため、俳優の善し悪しなど意識外の項目であったが(ゴジラ一作目の平田昭彦演じる博士にはとても強いインパクトを受けたが例外的なことである)、さすがに最近は、この俳優は、、、などと一端な感想を自然に抱くようになってきている。
その感覚で観て、ここの役者はかなり厳しい。みんな厳しい。
主役の女子大生と探偵みたいな俳優だけでも、もう少しどうにかならなかったか(先に殺された看護婦などは特に)。
パメラ・フランクリンという名は確かに聞いたことはある名だが、わたしには馴染みはない。
綺麗には違いないがインパクトがない。
凄まじい低予算映画であることは、身に染みて分かる。キャストに金がかかってないだけでなく。
映画で出てきたものは、ほとんど俳優やスタッフの持ち込みだけで足りそう。後は、道沿いで店と警官の家をちょいと借りれば何とかなる。


話の方であるが、ふたりのサイクリングバカンスの女子に、何やら絡んでくるスクーターの男がいる。
看護婦の方が森の入口で行方をくらましてしまってから、女子大生が彼女を探し始める。
すると、そこにスクーターの男が実は国家警察のものだが、いまバカンスで個人的に以前ここで起きた殺人事件の捜査を秘密裏に行っていると近づいてくる。適度に怪しいが、女子大生は今周囲で英語の喋れるのが彼だけということもあり、彼のスクーターに乗って友達を探しにゆき、行動を共にする。そんななか森に入る途中、友達の下着が見つかったり、友達のカメラのフィルムを彼が抜き取っていたりして、それを返すように要求したら何とフィルムを感光させてだめにしてしまう。証拠隠滅としか受け取れない。そして見せたいものがある、確認してくれなどと言い森の奥に招き入れようとするのだ。これで思いっきりこの男が怪しく感じられ、彼女はこの男が恐らく加害者であると確信する。
自然な判断である。
隙を見て彼女はその男から逃げ、男は思いっきり怪しげに何処までも追いすがってくる。
こうなると当然、女子大生はその男に対する恐怖と嫌悪の念しかなくなる。

ホントに国家警察ならそれらしい説明方法があるはずだが。
そして彼女は警官の家に転がり込んで助けを求める。
その警官が事情を聴いてパトロールに行った合間に彼の家で、何と友達の屍体に遭遇してしまう。
びっくりして逃げ出す女子大生。それを見つけて追いすがる自称国家警察。
ついに、彼は女子大生を追い詰め、俺は怪しくないと弁解し近づくも、彼女に石で何度も頭を打たれ転倒する(笑。
確かに10発石で殴られても文句は言えまい。
そして戻ってきた警官に友達の件を話し保護を求めて抱きつくが、真犯人はその警官だった。
危うく襲われそうになったところを先ほどの男が顔面血だらけながらも、警官を殴りつけ彼女を救う。
その時の彼のドヤ顔というか、だから言っただろう的な表情だがお門違いである。
自分から近づいたのだからその時に彼女をしっかり安心させる態度をとり、その後も一貫した姿勢で接するべきであった。
いくら何でもおかしな行動や、明らかにマズイ行為をしている。(何故フィルムをダメにしたのか、、、やはりこの男は依然怪しい)。
伏線かと思えるところも、ただの怪しさを出すだけの演出に過ぎなかったり、終始何もかも薄っぺらい映画であった。


やはり最初の直感は信じた方がよいようだ、、、。
見る価値なし。



昨日の、マリリン・モンローのように、画面に登場しただけで圧倒的な存在感を放つ人とそうではない俳優というものが、はっきりあることを思い知った。


今日になって、風邪が悪化した。予定が大きく狂っている。
娘と遊ぶ約束が果たせない。

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