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アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅

Alice Through the Looking Glass

Alice Through the Looking Glass
2016年
アメリカ

ルイス・キャロル『鏡の国のアリス』原作、、、ちっとも原作ではないのだが、、、もう一度読み直してみるか?
ティム・バートン製作・製作総指揮
ジェームズ・ボビン監督

ミア・ワシコウスカ、、、アリス
ジョニー・デップ、、、マッドハッター
ヘレナ・ボナム=カーター、、、赤の女王
アン・ハサウェイ、、、白の女王
サシャ・バロン・コーエン、、、タイム

海賊を素晴らしい帆捌きで振り切るアリス船長が何とも素敵で、導入からワクワクさせる。
これ程カッコ良い船長はそうはいない。(この海賊もので最後まで押し切ってもらいたいくらいであった。きっとその方がずっと面白かったはず)。

ワンダー号で3年の渡航を終えロンドンの家に帰ると、、、
家は大変な状況になっていた。
家の所有権が婚約を断ったヘイミッシュに握られており、船と引き換えなら家を返してやろうと迫られることとなった。
アリスは当然、ワンダー号を手放す気持ちなどなかったが、そこへ蝶ちょが舞い込み事態はあらぬ方向へ展開する。

その蝶はアブソレムで、マッドハッターが危機的状況にあり、アリスの助けがいるということであった。
こっちも大変な時に、何とも唐突な、、、。
しかし、アリスは親友だもの、とすぐに彼の救援に向かうことにする。
マッドハッターは、死んだと信じていた家族が生きている可能性に気づくが、為すすべもなくただ彼らの帰りを待ちわびながら衰弱しているのだった。
彼を助けるには、時間を遡る必要があった、、、。ホントか?
(このへんの展開が何とも、、、)。

白の女王の危険な助言に従いクロノスフィアを手に入れるため、アリスはアンダーランドの時間を司るタイムの元へと向かう。
しかしそれは大変危険な賭けでもあり、過去の自分と出逢ったところで、世界が崩壊してしまうのだ。
それでも躊躇せず、彼女は時間を遡る冒険に果敢に出て行くのだった。
海賊相手の船旅で危険には慣れていたにせよ、、、相手は「時間」である。


さて、どんな冒険となるのか、、、と思ったのだが、、、
不思議な要素は特になく、奇想天外でもファンタジーでもない、、、何というか単にハチャメチャで新鮮味のない噺になっていた。
アンダーワールドで大騒動となるところなど、「オズの魔法使い」を想わせるところもあるが、VFXの凄さのみで、オズの魔法使いまたはオズの方が何百倍も面白い。
アリスも船長以外ではカッコよさも、可憐さも、”イノセント・ガーデン”の時のような怪しい魅力(子供映画では無理か)も見られない。
セカンズがミニッツに合体し、最後にアワーズに巨大化する合体メカロボットには、もう充分既視感もあり、何よりこのアリスストーリーにそぐわない。ここは、前作の敵の方がずっとらしさがある。
白の女王は今回はコミカルさも少なく、いまひとつ生彩がない(白塗りなのでいまひとつやる気のなさも分からぬが)。
わざわざアン・ハサウェイを使うまでもないように思うが、前作の続きでもあるし、というところ。
アン・ハサウェイはこの役では、もったいなさすぎる)。
前作ほど、周りのキャラに役回りも動きも見られず、彼らを使いきれていない。
タイムにえらい迷惑をかけても親友の為だからと平気な顔をして好き勝手に暴れるアリスにもいまひとつ感心できない。(最後に彼に対し父の形見の懐中時計をプレゼントするが)。

強いて言えば赤の女王の面白いだけではない魅力の発見か。
赤の女王の頭は今回も凄いもので存在感はピカイチであった。
白の女王との確執の訳も分かる。
誰からも愛されないという彼女の、なかなか可愛らしさも出ていた。
白の女王がかつてついた嘘(頭が膨れるきっかけとなった)を初めて今回謝ることで、確執が解ける。
マッドハッターと父との確執もアリスの時間の遡行によって父の気持ちが解ることで和解に至る。
二つの和解の物語でもある。いや、アリスと母との和解(というか理解か)もある。
だが、それで特に感動できるものでもない。
この物語で感情移入出来るような余地はほとんど、ころがってはいないのだ。

ただ、認識的には「過去は変えられない」ことを知る時間の旅であった。これは彼女にとって収穫だ。
(過去の自分と出逢う事で世界が崩壊するところも説得力はある)。



アリスは母と意気投合し貿易会社を作り、手放さなかったワンダー号に颯爽と乗り込んでゆく。
(時への向かい方の変化も感じさせはするが)。
あの船長の姿ならまた観てもよい。


1作目の方が面白かった。
ミア・ワシコウスカは、冒頭の部分だけであった。
彼女の魅力は”イノセント・ガーデン”にこそ発揮されていたと思う。
ジョニー・デップのマッドハッターも一度見ればもう充分。しかも今回の立場では魅力が発揮できない。

続編は作るべきではなかった。


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