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女流画家協会展70回記念-Ⅱ

Sayaka Kodama001

昨日観た「女流画家協会展70回記念」であるが、駅に隣接する会場であるため、今日も用事(医者の予約関係)で出かけた帰りに(短時間であるが)立ち寄ってみた。


今日改めて観ても、入り口付近の「罪を編む」はやはり繊細で厳かな印象深い「襞」であった。
暫し立ち止まって観てから、他の作品も確認したが、昨日受けた印象に変わらず、見事なものであった。

更に加えて、「水のかたち」(100S)、、、吉川和美氏
「透き間」(佐藤みちる氏)のliquidとは異なるaquaの放逸な魅力と威力が描き尽くされていると思われる。
水の様々な表情が拾い出されていて、魅入ってしまう。
日常、つい見かける水にも常に何らかの表情があり、そこにまた潜在する細やかな漣があり、時を忘れて佇んでしまうことがある。
水は実際、様々な面からわれわれを惹きつけてやまない。
科学者のライアル・ワトソンが「水」をテーマに極めて詩的で刺激的な論考を発表していたが、音楽でもラヴェルの「水の戯れ」の微分的な美しさは、そのイメージと思考の源泉である「水」というものの神秘そのものから来ているはずだ。
水は生命の源であり、われわれ自体がひとつの水のかたちであろうか。
(最近、水への関心・注目度はいや増しに増している状況である。エンケラドス~エウロパ~タイタン、、、)。

そして、昨日も気になっていた「侵食―再編2016―4」(130F)、、、粱田みい子氏である。
フラジャイルな薄い地層の重なり合いが造る立体的な襞が何やら心地よさも感じさせる。
何かの底―内奥からの侵食であろうか。
そこに潜む爬虫類、またはそれに見せ掛けた何者かの音連れだろうか。
複雑でありながら過剰な奥行をもたせず、統一したトーンを破れ目なくまとめあげている。
気品のある作品だ。

もうひとつ、「眠る人形」(130F)、、、畠山恭子氏
日本画的な装飾性と独自の様式美において際立っていた。
しかし、日本人形を主題にもってくると何故かある種の禍々しさが漂ってくるものだ。(コード的に)。
呪術的な世界の創出を狙っているのは分かるし、それを現出する技量の高さは充分窺えるが、既視感は否めない。
人形を扱うことの難しさを考えさせられた。
(起きたり眠ったりする人形は、うちの娘の喜ぶお化けの世界の住人にどうしても据えられてゆく。ハンス・ベルメールの即物的形体でしかない人形とは、明らかに次元が異なる)。
逆にこれまでに纏わり付いたイメージを打ち破る「人形」が現れたら面白いと思うのだが。
そんなことを想わせる人形画であった。


まだ他にも気になる作品は、沢山あったが、今日も急き立てられて帰ることになり、、、今回はこれで見納めとなりそうだ。
ここで知った作家の作品は、また何処かで機会があれば、是非観てみたい。
そいう気持ちにさせられる作品ばかりであった。

やはり、わたしのブログで何度も特集をさせてもらった児玉沙矢華氏の少女はこれまでの作品と同様(いや更に)魅力的であった。
今後の作品も期待したい。
フラジャイルな表象は鏡(ガラス)以外にも展出してゆくのだろうか?
それらにも興味がある。

それから佐々木里加氏の他の作品も観てみたいものだ。
やはりこのような透過するイメージを描いているのだろうか?

長瀬いずみ氏はきっと「羽」だろう。
「羽」の造形―フィギュアを極めてゆくと、どういう羽となるのか、これも興味深い。

當間菜奈子氏の他の作品にも非常に興味が沸く。
最初に書いた理由による。
是非、またの機会に観てみたいものだ。







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