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女流画家協会展70回記念

Sayaka Kodama001
相模原市民ギャラリー 11/4(金~11/15(火 (駅ビル:セレオ相模原4F)、、、、ローカルなため少し詳しく

鬼気迫る息苦しさを感じる作品群に圧倒された。
どれも真摯に突き詰められたモノばかりである。
芸術家というより、、、女性の意地か?
作品同士で火花が散っていた(気がした)。
一人一作品で57作である。
このひとりで一作品であることから、選りすぐりの逸品が出展されていると思われた。
と同時に作る事の快感と陶酔も感じられるものであった。


娘二人を連れて鑑賞したが、彼女らもかなりよく見ていた。
うちの娘たちの特性として、初めて遭ったヒトともずっと懇意の間柄のように普通にお喋りしてしまうのだが。
(そのコミュニケーションの余りの抵抗のなさは、わたしにとって謎である)。
今回も会場に、娘さんの作品を観に来られたご年配のお母さんと、何故か次女がその絵の前で随分長く話し込んでいるのだ。
この御婦人が絵から離れる際に、「じゃあ娘にそう電話しておきますね」などと謂われていた。
、、、一体何を話していたのか?!
まだ、次女には何も聞いていないが、明日になったら恐らくこの事はきっと忘れていることだろう。
いつも、そうなのだ。


カタログを観ると、並んだ最後列にポツポツと若い女性も見られるが、ほとんどがかなりのご高齢であることは、見てとれる。
しかし大変元気に協会を支えられているという感じだ。
女性作家のパワーが窺える。


以前、記事に載せた児玉沙矢華氏の作品も1点「空想に架ける」(120F)があった。
やはり危うい鏡―ガラスの上に横たわり物想う少女がいた。
児玉氏の絵に出てくる少女はいつも魅惑的だ。
TV画面では見られないし、現実にも何処にでもいそうで、滅多にいない「普通の少女。」
今後の作品もずっと注目し続けたい作家だ。勿論、すでにファンである。

他にも気になった作品を幾つか、、、。
「罪を編む」(100S)、、、當間菜奈子氏
苦悶する人の表情にも受け取れる布の襞が細やかに克明に非常にドラマチックに描き込まれている。
会場に入って、いきなりこちらの精神を鷲掴みにされた。
光と影のコントラストも見事な演出を与えている。
他にどんな絵を描く人だろうか。興味がある。「襞」に拘る作家なら大いに期待したい。

"Angel Brain Cybernetics"(130F)、、、佐々木里加氏
天使の脳ミソと羽を透過して見える圧縮された構築物が何であろうか、、、。この克明に描かれた背景に惹きつけられた。
ダブルイメージでもない、とても気になる作品だった。
この作家の他の作品も是非、観てみたい。

「透き間」(100S)、、、佐藤みちる氏
メタリックなリキッド感が光の効果もあり、かなり心地よい刺激であった。
「エイリアン」(リドリースコット~H・R・ギーガー)にも通じる感性。
画材を確認する暇がなかったのだが、アクリル系か?
この質感の絵には、郷愁を感じる。
以前この雰囲気(質感)の絵をかなり観た事があったからか、、、既視感か?
しかし、複雑な構成や光の使い方も含めそれらより、ずっと深い世界観が窺える。

「円・2016(屈折)」(130変形)、、、菅原智恵子氏
メタリックな素材の大胆でソリッドな使い方-ミクスドメディアに目を奪われた。
長女が工作みたい、と感想を述べていた。
確かにそれの高度に洗練された形であろう。
CDやDVD(ブルーレイ)を毎日手にしている身体性に何か引っかかってくる質感である。

「生まれ、出づる」(130変形)、、、長瀬いずみ氏
もはやオブジェだ。半立体である。
天使か、新たな何者かの「羽そのもの」である。
厚みのある物質感が実在感を高めている。

’16-Work(130F)、、、八木芳子氏
絵の具ではない素材を巧みに使った反復連続模様が、絶妙で見飽きない。
スチール製の網がマットな青と茶に塗られ固有の光の効果を生んでいる。
言い換えれば、ミクスドメディアを使いこなした果ての光の表現と謂うべきであろうか。
距離による印象も異なる。

「トリゴヤ」(130変形)、、、上条千恵子氏
この絵を観たのは、初めてではない。
以前観て、実験性の高さが気になっていた。
大小様々な矩形の黒枠に入った歪んだ白いフィギュアが印象に残る。
(白黒の作品である。しかも白いトリ?は切り抜かれた紙であったりする)。
フランシス・ベーコンを想わせるフィギュアで、見慣れてしまうことを拒否し続ける作品だ。

「幾つものハート」(100S)、、、中元宣子氏
うちの長女が好きだという絵。
工作や折り紙が大好きな彼女が、絵でもこんな工作みたいな凄いもの作れるの?
と、目を丸くして言っていた。見る事の快楽を感じる。

"Domani'16-3°"(130F)、、、照山ひさ子氏
次女が気に入ったという作品。
アクリル系の絵の具であろうか、、、かなり分厚くテクスチュア作りがなされている。
木片も貼り付いていた。
扉のようでいて単なる壁にも見える。
赤茶けた凹凸のある面が、何かを閉ざし続ける時間性を強く感じさせた。


他にも気になる絵はかなりあった、、、。
遠藤彰子氏の作品は出ていなかったと思う、、、(余り鑑賞時間が取れなかったのだが、、、あれば真っ先に分かるはず)。



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