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西風号の遭難~急行「北極号」

Chris Van Allsburg002
村上春樹の翻訳本から、、、その2
急行「北極号」

CVオールズバーグ
絵・文

まずはその前に、昨日の「西風号の遭難」から、、、

読んでみると、まさに少年が嵐で船ごと吹き飛ばされ、気を失っているうちに観た、浮遊する夢が余りに美しく万能感を満たすものであった、、、。
目覚めた後もその衝撃の夢に取り憑かれ、現実にはどうしても充足できぬまま、かの浮遊する夢を追い一生を過ごした、、、という話と受け取れたが。

重力と電磁波に囚われた存在であるわれわれにとって、このような重力から解かれた世界はやはり、根源的な魅惑がある。
この世のあらゆる法則の源こそが重力だ。
そこから放たれれば、、、
恐らく自由と全体性を獲得することが出来る。
(そこにおいて自分が存在しうるかどうかなど知らないが、、、)。

長女に感想を聞くと、、、
「お船が飛ぶんだね。」
「面白い。」
という。

ホントにあったのかな。
「ホントの話だよ。だって、ラピュタも飛んでた。お船も飛ぶ。」
これって夢じゃないんだ。
「夢じゃない!」
これは、断言してきた、、、。

現実に船が空を飛び、飛行石が宙に浮かぶ。
そう、この話を夢と現に区切る必然性は、まったくない。
絵本に区切りなど何処にもなかった。
そのまま受け取る方が理に叶っているかも知れない。
「おじいさんだね。その子が。」
その丘(または世界の縁)で、おじいさんの話をただ聴けば良い。それが、正しかった。
そこに発見の可能性、新たな認識の場が隠されている。
(想像力でもよい)。


急行「北極号」
僕が主人公だ。

サンタは本当にいる。
これは何の問題もない。
実際に、どこの家の親もサンタだろうし。
サンタは何処にもいる。そもそもいない(否定する)必要はない。

わたしは、殊更子供の頃を貴重なものとか、美化する気などは毛頭ないが、、、
(未だに思い出し反復する不快で孤独な想いの方が多い)。
確かにその時期、フワッとどこかに行けた。
これは事実だ。


この僕は家の前にとまった急行に乗り込み「北極点」に行ってしまう。
バスローブ姿というのも良い。
いつも、こんな服装の時のこんなタイミングだ。
チャンスの前髪を上手く掴めば難なく飛べる。
この急行も走るというより飛ぶに近い。
物理法則は端から超えている。

「北極点」の町で世界中のクリスマスプレゼントが作られている。
サンタの手伝いをする小人もたくさんいた。
僕は、プレゼントを受け取る第一番目のこどもに選ばれた。
僕はサンタの橇に付く銀の鈴をねだって、貰った。

非常にmonumentalで静的なパステル画だ。
「去年マリエンバートで」の庭園の彫像にも似ている。
時間の刻み方の違いが絵に析出している。

そして、やはりトナカイの橇は飛ぶ。
日頃UFOが飛んでいるのだから、当然サンタも飛んでゆく。

しかし、僕はポケットに穴が空いていたため、鈴を亡くしてしまう。
ガッカリ沈むが、クリスマスの朝に箱に入った鈴が届けられる。
この一度失って改めて手に入るというのも、民俗学にも見られる贈与の醍醐味か?
これは嬉しさ倍増かも。

ベルを振るとそれは美しい音が。
次女はここに凄く興味を抱き、「どんな音かなあ」としきりに問いただす。
これは、音というより、、、何だろう、、、。

じっくり思い巡らせてみたい。
その音。






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