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お化けの話~PPAP

obake.jpg

次女にお化けの本の読み聞かせをして貰った。
(わたしに何か読んで聞かせたいというのだ。この際、何であっても聞いてみよう)。
今、彼女が一番夢中なのが怖い話であり、肝試しである。
友達とは、その手の都市伝説のネタで大盛り上がりのよう。

読んでくれたのは、怖い話特集本「本当に怖い話」(西東社)から「格安物件の12階」というもの。
わたしが聞いて覚えている範囲(わたしの独自の要約?)で、、、。

主人公はまだほとんど売れていないアルバイトに精を出すお笑い芸人。
彼は今のアパートより安くて広い部屋を探し出し、その201号室に引っ越してくる。
PPAPみたいなのがヒットしたら、きっとじっくり本業に専念できるのだろうが。
(ちなみに、娘たちのクラスでは、必ず誰かが休み時間になるとPPAPを緩く唱い出すらしい。これもある意味恐ろしい)。
新しいアパート初日も彼は夜遅く帰ると、ぐったり疲れて直ぐに寝入ってしまう。
するとその夜見た夢に、、、綺麗なドレスを着たかわいい人形が現れた!
お笑い芸人の彼は、暫しその人形に見蕩れてしまうのだが、、、。
(この辺で次女が思い入れタップリ読むので、笑いを堪えるのに一苦労)。
その人形は大きな鎌を持っていて、口のはしをつり上げて笑って言う。
「ねえ、わたし、一段のぼったわ」と、、、。
(ここで、最後のオチの察しはついてしまうが、堪えて聞いてゆく)。

それから、毎晩夢に現れる綺麗な人形の白いドレスには、赤いシミが広がってゆき、鎌の刃の部分の血ノリも目立ち始める。
その度に登ったという段は一つずつ増えてゆく。
おまけに彼女の表情まで怖くなってきている。(口が裂けてくるとか、、、口裂け女を混ぜたか?)

お笑い芸人はハッと気づき、次の日アパートの階段を数えてみた。
12段であった。
昨夜の夢で、もう7段目まで登ってきているではないか!
彼は全身から血の引くのを感じ、直ぐに引越しを決め、大家にそのことを告げる。
すると彼は、「誰も皆12日経つ前に引っ越して行ってしまうんですよ。やはり、あなたもですか」、、、だと。

今もこのアパートはホントにあるんですよ、、、この現実に繋げてくる手法はTVの「世にも不思議な物語」でも同様だ。

「面白い!いや、怖い!」
・・・・・・・・・・ということで(笑。


非常にショートなお話であった。
星新一にもとっても短い噺はいくらでもある。
別に怖くなくても面白く興味深い噺は幾らでもあることは、彼女らに教えておきたいものだ。

親にしてみれば、初めて娘に本を読んでもらって、感慨に浸りたいところでもあるが、、、。

後でこの本借りて幾つか拾ってみてみたが、ほとんど似たタイプの作りであった。
そのなかでは、先の話は構造がしっかり出来ているものだ。
しかも、直接的な描写でなく想像を要請するところが噺の肝になっていて、良いと思う。
だが、単に怖がらせようとして(その目的に絞って)書かれている事自体はやはり限界である。

う~ん。でも長いのはダメだから今度、星新一の短く読みやすいものを読み聞かせのお返しにしてみたい。
探してみよう。

日頃娘たちの好みをみても、尺の長いものは、素晴らしい出来の作品でも見せる(読ませる)のは、キツイ。
今回、ビルボード77位ランクインで、二週連続再生回数世界1位という、PPAPも実に短い。
真似できそう。易しい(単語3つだし)。キッチュで話題にしやすい(キモカワの部類か?)。つまり共有しやすく拡散しやすい。
短さ、、、一時、軽薄短小は何かに付け批判されてきたが、ナンセンスなリズムがヒトを惹きつけることは確かだ。
先の話も単純な、反復構造をもった話で、馴染みやすく解りやすい。


今回のPPAPのついつい気になってしまう要素は、意識においておきたい。




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GOMA28

Author:GOMA28
絵画や映画や音楽、写真、ITなどを入口に語ります。
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