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アビス

abyss.jpg

The Abyss
1989年
アメリカ

ジェームズ・キャメロン監督・脚本

エド・ハリス、、、バッド(油田採掘作業員リーダー)
メアリー・エリザベス・マストラントニオ、、、リンジー

本当に見終わるまでが拷問のような映画であった。
シンドイことこの上ない。
長かった~っ。

あの「アバター」の監督である。
それで気になり見始めたのだが、、、途中で何度冷蔵庫に行き、アイスやドリンクを取ってきたか。
おかげでお腹がゴポゴポではないか、、、。
その冗長さは尋常ではない。お腹も尋常ではない。
何故こんなにだらだらと時間を使わなくてはならなかったのか、、、。
胃が苦しい。

液体系CGはかなり難しいものなのだが、この時代(まだソ連との冷戦時代)にあれだけの表現を実現したのは凄い。
金もかけていることがよく分かる。
確かに海底のVFXは同時代を超えているのは確かで、見事なものだった。

だが話の内容をみると、いくらなんでもそれはちょっと、、、なのだ。
紋切り型の既視感たっぷりのエピソードも含めとてもついて行けなくなる。
離婚状態の拗れた夫婦が困難な事態を協力して乗り切りメデタク元の鞘に収まるって、何でこんなパターンが執拗に踏襲され続けるのか、、、。ちょっと延々続くこの人間ドラマが気持ち悪過ぎる。
ここで捻りを感じたのが、軍に送り込まれてきた将校が、その環境と責務の重圧から発狂してゆくところであり、苦悩する人物の悲痛な内面が窺えた。もう少し彼の身に沿った描写が丁寧になされてもよいのではなかったか。
中途半端に扱うなら単なる悪役の方がすっきりする。(ベトナム帰還兵などにもだぶる立場に思えるが)。

また海溝に棲むエイリアンの位置づけが、何とも言えない。
米ソ間の一色触発状態を津波で脅して彼らが救うという、それは科学力ある他者であるからこそできる芸当かも知れないが、、、。
わざわざそんなことをして自らの存在を人類に晒すことの方が面倒なことになるのではないか。
放っておいて、人類が絶滅しても彼らには関係ないはず。
まあ、あそこでバッドが核弾頭の爆発を身の危険を顧みず防いだ事への返礼ともとれるものだが。
彼らにしても間近で核爆発を食らっては堪らぬところであっただろう。
このタイミングで、「外」を意識させて身内―人類という同胞意識を持たせようかとも思ったものか。
人類のニュースをコマメにチェックしているところなど、興味・関心はかなりのものだ(笑。
(更に彼らバッドたちの通信まで全て傍受しており、アメリカのプリズムみたいだ)。

物理的な水圧という点から見ると、かなり無理が目立つシーンが多かった。
バッドは、何度も死んでいても当然なところだ。
特に、スーツなしであの深海を泳ぐ場面だ。まずあそこで確実に一回死んでいる。
それから、スーツ一つで5500メートル潜るって、ありえないことだ。

潜水艇同士のチェイスがあるが、それはしっかり見せるが、あの深海でぶつかり合いなどまさか出来ないと思う。
だが、結局破れた特殊部隊将校の乗る潜水艇は、海溝に落ちてゆき水圧で潰れる。
潜水艇が水圧でやられるのだ。人間はひとたまりもなかろうに。

エイリアンは、液体を制御出来るという能力といい、クリオネに似た形体といい、よいアイデアに思えた。
人類に悪意を持たないエイリアンがクリオネ似であればかなり安堵感が高い。
サメに似ていたら少なくとも欧米では誰にも信用されない。(タコは悪魔であり尚更である)。

エイリアンに人類の悲惨な戦争のVを見せてもらって納得してみたり、終始夫婦間の軋轢を巡っての暑苦しいやり取りが潜水艇の閉鎖空間で続くのは、どうしたものかと思う。


「アバター」の方が圧倒的に清々しく面白いものだったが、、、当たり外れのある監督のようだ。

キャストは、概ね良かったが、ヒロインはいまひとつ、しっくりこなかった。
演技が暑苦しいのだ。




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