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よあけ

yoake.jpg

ユリ・シュルヴィッツ作
福音館書店

我が家には古い絵本が結構残っている。
良いものは整理しない。
すると、整理の対象となるものは、それ程出ない。
(片付け専門家からは甘いと言われそうだが)。

先日、ベッドに寝転がって、これを娘に読んだ。
というより見せた。
絵を見せるに、良い絵本がとても役立つ事を再認識した。
今度、自分でも絵本を作ってみようか、、、と思える。
ちょっとばかりやる気になった。
(実際に描くのは、もう少し体調が落ち着いたらのことになるが)。


音のない世界が広がる。
周囲の雑音を消してくれる絵である。
これが一枚ではなく、適度な連続性をもって流れてゆく。
そこが絵本の面白さだ。
良質な時間の空間化。

適度な連続性と書いたが、飛躍的な連続性である。
この飛躍が絶妙であればあるほど素敵なものとなる。
「間」と言い換えてもよいか。

そして物質的想像力を優しく掻き立てる。
事物に感覚を研ぎ澄ます。
その静謐な高揚感。

よあけ ”twilight zone”は、宝物のような時間(場所)である。
これまでも、何かうっかりして起きてみたら、「薄明の場所」にいたことがあったのを思い出した。
それは「虚無の場所」とは対極にある。
そう、それは夕日の沈む時間にも生成される場所だ。
地球上での、わたしにとってのもっとも貴重な記憶がそれであった。
という、大切なことを思い出した。

これと恐らく同質の場所が廃墟に当たるはずだ。
トワイライトに結晶したフラジャイルなフィギュア。
ユベール・ロベールの絵(まさに「時間の庭」)でもよいが。

実際にその場所に自由に行ける人はとっても羨ましい。
その時間性は、残念ながらここにいては味わえないものだ。
恐らくその為に、それを閉じ込める装置として、絵本や版画などが存在するのだろうが。
身体的な体験―想いにまで昇められるかである。
これは、こちらの感性と作品の質の問題となるが、実際にその場所に赴いても感性が試されることは確かだ。


わたしの知る限りでは、その場所を思う存分満喫しておられる方が、こちらだ
いま、ギリシャをまわられている。
写真と文章がまた素晴らしい。
旅とは何か、、、ということを夢想させられるものだ。





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