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イベントホライゾン

blackhole001.jpg
最近、銀河系中心部の超巨大(超大質量)ブラックホールに吸い込まれるガス雲”G2”の動画がNASAから公開されている。
コンピュータによるシュミレーション(これはその一部の静止画)だが、実際に吸い込まれの速度は、時速800万kmを超えるという。
下は、ホントに初めてそのものが、撮られたもの。

以上、ここまでCM(爆。

Event Horizon
1997年
アメリカ

ポール・W・S・アンダーソン監督

「事象の地平線」(シュヴァルツシルト面)である
われわれの情報の果てである。
ブラックホールに入った船がまた出てきたという感じか?
海王星の近くのことらしい、、、。
(そのへんにもあるかも知れないが、巨大なものはないと思われる)。

サム・ニール、、、ウィリアム・ウェア博士
ローレンス・フィッシュバーン、、、ミラー船長


7年前に忽然と姿を消した深宇宙探査船「イベントホライゾン号」が見つかる。
その救助に向かい「イベントホライゾン号」に乗り込んだクルーの怪奇な物語とでもいうものか、、、。

宇宙船の創りも船室もかなりディテールまで作りこまれている。
重力制御装置のコアなど、幾何学的で何とも言えないネモ船長も混ざっている感もあり。
そして「ソラリス」を想わせる。
「エイリアン」の雰囲気も漂わせ、光の表現もよく「声」も効果的に演出され、これはかなりの高密度で楽しげなSFではないか、、、。
と期待して観てゆくのだが、、、。

船は重力制御装置でブラックホールを作って時空を移動すると博士は説明していたな。
ワームホール(臨界超次元)によって移動するという。
原理の説明は、ドラえもんでもやっていた紙の端と端を折って重ねる例のネタである。

この船、暫くブラックホールのなかにいて、質の悪く、趣味の悪い船となって還ってきたようだ。
最初と同じ形体をしているが、時空の歪みを経て全く異なるものに再構成された、ということか、、、。
非常にネガティブな識閾下の想念を現象化させるダークスプラッターソラリスだった。
この重力装置のコアにクルーが取り込まれるというメタフィジカルな出来事に始まり、全てが禍々しい空間に歪んでゆく。

クルーたちは、次々に自分の抱える「闇」とあからさまに出逢ってゆく。
非合理なそのファントムに抵抗せず引きずられてしまうと、あえなく命を落とす。
明確にコアはクルーを殺す意思を持った主体と化してしまっている。
最後には博士を完全に乗っ取ってしまい、自分の意思を喋らせるのだが、イマイチ何が目的なのかは、はっきりしない。
元の博士はひ弱であったが、凄まじい腕力を発揮する。しかし知力の方は後退した印象を受ける。
とは言え、ウェア博士の極限振りには、流石のミラー船長も唖然である。
しかし船長のミラーはしっかり理性で、目くらましには惑わされない。

結局、ミラー船長大変善戦するが残ったクルーを救うため、ウェア博士ともども爆死する。

何と言うか、「バイオハザード」の監督だけあって、ゾンビ的な惨たらしい殺戮スプラッターの美を極めようとしているのも分かる。
特に最初の、「イベントホライゾン号」の船員の屍体の群れが重力空間に切り替えられた瞬間に床に落下してボトボトっと砕け散る様子はこの監督の性向・趣味を鮮やかに表しているところだろう。
この趣味的な部分に注力し過ぎていることは否めない。


もしかしたら重力と魂はかなり密接な関係のあるものなのでは、と思う。
光と重力の関係のように。

Event Horizon003

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