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少年期

yoshimoto.jpg

今日は書いたものを全て破棄して、引用したい詩がある。
というか詩を読み始めたら、これを書き写したくなった。
今日観た2本の映画の感想は、そのうち載せたい。
(というより、もうどうでもよい)。
「固有時との対話」や「その秋のために」や「ちいさな群への挨拶」は特に好きだが、、、
先ほどこの詩を読んでいて、書きたくなった。
吉本隆明氏の「少年期」。
最近の自分に引っかかってきた。

くろい地下道へはいってゆくように
少年の日の挿話へはいってゆくと
語りかけるのは
見しらぬ駄菓子屋のおかみであり
三銭の屑せんべいに固着した
記憶である
幼友達は盗みをはたらき
橋のたもとでもの思いにふけり
びいどろの石あてに賭けた
明日の約束をわすれた
世界は異常な掟があり 私刑があり
仲間外れにされたものは風にふきさらされた
かれらはやがて
団結し 首長をえらび 利権をまもり
近親をいつくしむ
仲間外れにされたものは
そむき 愛と憎しみをおぼえ
魂の惨劇にたえる
みえない関係が
みえはじめたとき
かれらは深く決別している
不服従こそは少年の日を解放すると
語りかけるとき
ぼくは掟にしたがって追放されるのである



今日見た映画のレベルが取り上げるようなものではなかった。
サム・ペキンパーのように形式自体が内容である稠密な映画ではなく、脚本、演出、構想など幻想の骨格に気が自ずと向いてしまう、描いている物自体がうやむやな作品であった。妙に演出だけが大げさでスタイルに拘わり濃かった。
無理やり書いては見たが、吉本氏の詩を読み始めて、バカらしくなった。

「海洋天堂」のような名作には、なかなか当たらない。
映画は難しい。探すのが、、、。そう「空気人形」も素晴らしかったが。


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