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光と緑の美術館~パーク・ライブ

パーク・ライブ
yokoyama park
我が家でよく行く公園のひとつ。
陸上・野球・テニス・そしてふたつのプール(50M)がある総合スポーツ公園に行くともなく行ってみた。
そろそろ娘たちを泳ぎに連れてゆかねばならないことにはなっている。
妙なオブジェもいくつも丈高く立っている公園だ。
「照手姫伝説」(てるてひめ)ゆかりの地(横山丘陵緑地)でもある。
まだ早朝の時間帯であったが、ベンチに座った女性がアコースティックギターをかき鳴らしながら歌を唱っていた。
わたしはiPhoneでクラフトワークを聴いてきたのだが、それを止めて少し離れたベンチに腰を下ろし暫し耳を傾けた。
非常に声量があり、特に高音の伸びと艶が素晴らしい歌唱であった。
ギターもちゃんと弾けてる。(サックスなどがアレンジで要所々々絡むとなかなか決まる感じ)。
曲想は、CHARAやACOとかYUIなどの歌手が如何にも唱いそうな感じのものか、、、。
なかなかのゴシック的歪みと甘苦いテイストの絡む楽曲で、彼女自身の作品なのか聞いてみたい気もした。
(わたしは日本のシンガーソングライターについてはとても疎いため、誰かの楽曲を唱っているのかも知れない)。
暫く聴いていると、彼女のファンなのか初老の老人が彼女のすぐ隣に腰を下ろし、何やら談笑を始めた。
彼女は笑い声もかなり大きい。
その受け答えから、よく知っている者同士ではなく恐らく今日初めて話す相手のようで、頻りに老人は彼女の歌を褒めている様子であった。
歌が途切れた為、わたしはまたクラフトワークに戻った。
やはり”Music Non Stop”は最強である!

丘の上で、のんびり聴き入っていたら、蚊に腕を3箇所刺された。
わたしは、ひどく蚊に刺され易い体質なのだ。
ベンチにあのまま座っていたら、もっと刺されていたはず。
じっとはしていられず丘を降り、いつもなら帰るところだが、、、

terute.jpg
それはそれは可愛らしいと謂われた照手姫は、現在JR橋本駅のビルにいる。
ピアノ発表会のおり、何故か照手姫と一緒に娘の記念撮影をしてしまった。



Light and Greenery Art Museum
その公園の向かいにひっそり「光と緑の美術館」”Light and Greenery Art Museum”がある。
あると分かっていても、ほとんど入ろうという気が起きない類の美術館なのだ。
そういう美術館というのも珍しい部類だろう。井浦新が入ったら、何と言うだろうか。コメントを聞きたい気もする(笑。
わたしが生まれる前からその公園の麓にあった美術館である。
子供の頃、来たことがあるが、まさかこれ程小さな空間とは思わなかった、、、。
もしかしたら、隣にカフェ空間があるのだが、展示空間を割いて作ったのかも知れない。
分からないが、いくらなんでもお金払って入ったらこれだった、、、というのはちょっと物足りないものだ。
作品は、、、皆、彫刻家として名高いイタリアの作家のものばかりである。
マリノ・マリーニ、ジャコモ・マンズー、エミリオ・グレコ、ペリクレ・ファッツィーニのリトグラフやドローイングが主でそれぞれの作家で6点前後かあり、ファッツィーニの小さな彫塑が3点ばかりあった。
(わたしだってフランス画家のリトグラフ作品は10点は持っている)。

ペリクレ・ファッツィーニの悪戯っぽく何かを狙っている猫の彫塑が一番気に入ったが、考えてみるとこの4人は皆、具象系の作家である。
ジャコモ・マンズーのリトグラフに音楽的なコンポジション作品があったが、それ以外はどれも全て具象であった。
マリノ・マリーニの、カラーのリトグラフで「馬と騎手」は、立体でも彼の代表作に見られるテーマだが、彼の拘り題材なのだろう。
色彩も赤の地に黄色と白、部分的に青と黒の入る強烈な色彩対比でサイズの割に見応え充分である。
その他にも、馬と騎手の全く雰囲気の異なる作品があり、黒地に青・赤それに彩度を落とした3段階くらいのオレンジが分散した静かな内に動きを秘めたものや黒地に赤と緑を光と影風に配置し、白い馬と青い騎手を上下に構成的に並べたものなどがあった。
赤地に張りのあるリズムを感じさせる男女のダンス作品も活き活きしたものであり、彫刻家のドローイングや版画ではあるが、とても質の高い独立した平面作品であることは違いない。
とは言え、エミリオ・グレコのドローイングなどは、明らかに彫塑作品制作のための試作デッサン的なものに感じられた。
明らかに描こうと思えばすぐ描ける(笑。

部屋が1部屋なので、入ってくるっと回って出るしかなかった、、、。
(常設展と特設展をどう分けるのか、、、展示スケジュールを確かめたくなったが、あまりその意欲も沸かない)。
客はわたし一人。
車が駐車場に10台以上並んでいたのだが、それはただ駐車場として貸してるだけのようだった。
カフェの方が人の出入りもあるように思える。


午前中の公園というものは、午後の公園より個別的で突出したイベントに出逢うことがある。
以前は三味線の凄まじい演奏に圧倒されたこともあった。
午後の平板な時間に無い、何かに出逢うには早い時間に出掛けることが必要か、、、。


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