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オズ 

Return To OZ001

Return To OZ
1985年
アメリカ

ウォルター・マーチ監督・脚本

『オズの魔法使い』の続編である。

ファルーザ・バーク、、、ドロシー
エマ・リドリー、、、オズマ姫
前作同様の二役キャスト:
ニコル・ウィリアムソン、、、ノーム王・医師
ジーン・マーシュ、、、モンビ女王・看護師


所謂、VFXを見せる映画であったか、、、。
ノームの民やノーム王の岩石が独特の変形で喋る表情や扉を開く夥しい腕の動きは秀逸であった。
このような視覚効果は極めて独自なものだ。
ティック・トック(兵士)、ジャック(ハロウィン)、ガンプ(空飛ぶソファ)、ビリーナ(鶏)は、これまた精巧で絶妙なアニマトロニクスで表現されている。
ジェラシック・パークの恐竜の質感・量感と動きを思い浮かべてしまう。
何といってもここだろう。


例の竜巻から、ドロシーが変になったと考えるエムおばさんは、彼女を妙な病院に連れてゆく。
特に困った症状は、「不眠症」であり、オズの御伽噺に拘わり続けることである。
ドロシーにとっては、オズのことを話しても周りの誰も信用してくれないために眠れなくなったということだ。
彼女は流れ星を見た翌日、鶏の餌場でオズの鍵を見つける。

病院に一晩入院させられることになったが、非常に怪しい電気治療機にかけられる寸前停電になり、謎の少女がドロシーを助け出してくれる。(ちょっとフランケンシュタイン的マシーンだ)。2人は追い詰められ川に飛び込む。

謎の少女は助けるだけ助けて消え失せ、ドロシーはそれを何とも思わず、夜が空けると、鶏のビリーナがいて、ペラペラ話しかけてくる。
川かと思いきやそこは水たまりで、周りには死の砂浜が広がっている、そこはオズの国だった。
ということで、”Return To OZ”らしい。

ノームの民(岩石)が様々な表情で彼女らを監視するなか、エメラルド・シティに着くが何とそこは全てのものや人々が、石に変えられていた。
ドロシーは王様の「かかし」のことがとても心配になる。
彼を探してゆくと、車輪人間のホイーラーズに追いかけられたり、モンビ王女のコレクションの為頭を狙われたりする。
その間にティック・トックやジャック、ガンプなどの新しい友達ができる。
どうやら、かかしは、ノーム王が連れ去り、彼の陳列棚の飾りの一つにされているようだ。
そして、ドロシーがかつて落としたルビーの靴の魔力でノーム王はエメラルド・シティを征服したという。

彼女は、ノーム王のゲームで陳列棚の中のどの飾りが「かかし」か当てられたら、みんなを解放しようという誘いに乗る。
この時、面白いのは自分の他に最後に残ったティック・トックが、自分が外れて何かの飾りに変えられたら、それを参考にかかしを探して欲しいと言い残し犠牲になったのに、そんなことお構いなしに、彼の成れの果てを確かめもせず、自分の勘でかかし探しを続けたところである。クルクル回って適当に探したり、、、。
この子は、ちょっと変わっている。

しかし、勘が当たり(相当な確率だが)、彼女はかかしを元の姿に戻す。
偶然当てた飾りが緑であったため、緑のものに触れてみようと触れていったら、みんなが元に戻ってしまう。
それにノーム王が怒り、彼女らを食べようとすると、ジャックのかぼちゃ頭の中に潜んでいた鶏のビリーナが王の喉に卵を産み落とす。
それが、ノーム達にとっての致命的な毒であった。
偶然が重なり(というより全て偶然のみで)、彼女らがノーム王と他のノーム達をみんな滅ぼす。
鶏の卵一つで死に絶える敵というのも、ある意味凄すぎる。
ほとんど全く戦いもアクションらしいものもなく、新鮮な卵を呑んで滅びさってしまった、、、。
そして取り返したルビーの靴の魔力で、エメラルド・シティを蘇らせる。
みんなが元の姿に戻ってゆく。
アクションやスリルに特に拘りのないわたしでも、これでいいのか?と思ってしまう、、、。

ドロシーは歓迎を受け、女王になってと頼まれるが、彼女は帰るところがある為それを断る。
にわとりは、こちらの方がよいということで残ることに決めた。
そこに、彼女を助けた少女、オズマがドロシーと向き合いつつ鏡の中から現れる。
ドロシーは、彼女にあなた溺れて死んだと思ったわ、と平然と言う。
オズマこそ、オズの正統な女王で、魔法使いが来る前の王様の娘であった。
モンビにその存在を隠されていたのだった。
という情報をオズの国の女性たちが明かす。
それなら何故、ドロシーに女王になってなんて頼むのか?
もし、うん、なるわと言ったらどうするのか?
オズマは鏡の中で出番を失い困ってしまうだろうに。

Return To OZ002

最後までどうなるのだろう、と思いつつずっと見てきたが、結局、何だったのか、、、。
VFXを見せたかったのか、、、?
確かにそれはとても興味深いものであった。
モンビ女王の首コレクションなど、首のすげ替えも含め、そのへんは面白かった。
しかし、命の粉やルビーの鍵も伏線を張る小物ともならず、そのまま立ち消えであり、美術やVFXに比べ登場人物の設定やストーリー、プロット共にとても甘いと感じた。
脚本は、中学生の文化祭の舞台を見る思いがした。

あの”The Wonderful Wizard of Oz”の続編とは言え、かなり異質な物語に思えた、、、。
(物語の完成度は、遥かに1作目の方が上である)。


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