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ジェラシック・パーク Ⅰ、Ⅱ(ロスト・ワールド)、 Ⅲ

Jurassic Park001

これまで、そのうち見ようと思いながら、見てこなかった映画であるが、思いの他スリルがあり重苦しい映画であった。
全作マイケル・クライトン原作
Jurassic Park
1993
スティーブン・スピルバーグ監督
ジョン・ウイリアムズ音楽

サム・ニール、、、アラン・グラント博士
ローラ・ダーン、、、エリー・サトラー博士
ジェフ・ゴールドブラム、、、イアン・マルカム博士(カオス理論数学者)
リチャード・アッテンボロー、、、ジョン・ハモンド(実業家インジェン社社長、ハモンド財団創始者)
サミュエル・L・ジャクソン、、、レイ・アーノルド(チーフ・エンジニア)


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The Lost World: Jurassic Park
1997年
スティーブン・スピルバーグ監督
ジョン・ウイリアムズ音楽

ジェフ・ゴールドブラム、、、イアン・マルコム博士(カオス理論数学者)
ジュリアン・ムーア、、、サラ・ハーディング博士(古生物学)
ヴァネッサ・リー・チェスター、、、ケリー・カーティス・マルカム(イアンの娘)
リチャード・アッテンボロー、、、ジョン・ハモンド(実業家)
ヴィンス・ヴォーン、、、ニック・ヴァン・オーウェン(カメラマン)

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Jurassic Park III
2001年
ジョー・ジョンストン監督
スティーブン・スピルバーグ製作総指揮

サム・ニール、、、アラン・グラント博士
ウィリアム・H・メイシー、、、ポール・カービー
ティア・レオーニ、、、アマンダ・カービー(ポールの元妻)
アレッサンドロ・ニヴォラ、、、ビリー・ブレナン助手
トレヴァー・モーガン、、、エリック・カービー(カービー夫妻の子供)
ローラ・ダーン、、、エリー・デグラー(サトラー)博士


3作一気に観たのでどれがどれだかアマルガム状になって、いまひとつはっきりしない(笑。
落ち着いて想い起こすと3作では、第一作目が1番良い。
美術、演出、ストーリー全てがとても細やかで迫力もあり説得力があった。
恐竜の血を吸った琥珀に閉じこめられた蚊からDNAを採取してクローンを作るという、ありそうな技術で恐竜テーマパークを作るというもの。6500万年前の生物種と現在の人類が同一時空に共存できるのか、というテーマは重い。
カオス理論数学者のイアン・マルカム博士のアイロニカルな批判はかなり正しいものに思われる。
「生物をDNAレベルで如何に制御しようとしても、生存するための道を自ら探り出してゆく」というところには全く同感である。
恐竜もわれわれも共に強かな道を辿ってきたのだ。
そしてもし、6500万年前に彼らが絶滅しなければ「アーロと少年」のような出逢いにもなっていたかも知れない。

また彼の謂うように出来るかどうかの前に、やるべきかどうかの正当な判断も重要であった。
科学的な成果に深く絡んでくる利益・利権主義は決まって事態を悪化させてゆく。
彼らの拠り所にする科学的な管理姿勢は遺伝子(DNAではない)や酵素に関して余りに単純で杜撰なものであった。
(おまけにそこには資金が投入されておらず、結果的に安全性がないがしろにされる)。
イアン・マルカム博士のカオスー複雑さの理論は的を得ていた。
実際にその通りとなる。
恐竜(生命)の勝利であった。

この一作目、わざわざ自分から危機を招いたり、その原因を作ったりの不自然さは、他の編からすると少ない。
しかし下の子役は少し目障りなノイズが多かった。
余りにも足を引っ張りすぎなのも気にかかった。


二作目は、ストーリー上の設定で違和感のある役柄もおり、ワザとヒトを殺すように仕向けているような隊員(カメラマン)もいた。
しかも彼ニックは終盤うやむやなまま消える。
イアン・マルカム博士の性格が、前作からかなり変わっている。皮肉っぽく批判的な癖が抜け、真面目で平板な主人公化している。何もここまで熱血正義漢にしなくても、、、(斜に構えたヒーローではダメなのか?)そういえば服装がキザではない。
やはり彼、ジェフ・ゴールドブラムは、「ザ・フライ」の主人公が余りに強烈であった。
彼には、もう少し特異な個性を期待してしまう、、、。
ストーリー展開も最初の作品から見ると単純であった。
かつてのジェラシック・パークの創始者ジョン・ハモンドも胡散臭く、どうもはっきりしない立ち位置のままである。
恐竜の迫力は一作目に劣らずかなりのもので、動きのバリエーションもあった。


三作目は、何故襲い掛かってこないのかと不思議であったプテラノドンが出てくる。
当然出てきて不思議はない。
その他、海の中に生息する恐竜もいるはず。
翼竜と水棲恐竜は、活動範囲を広げ、その島を離れ人の住む地に上陸しても良いのではないか、、、。
ポール・カービーというサイトBのガイドをグラント博士に依頼する人物も別れた妻もどうもしっくりこない。
少年が独りで2ヶ月生きてきたことの説明はちょっと乏しいうえに、少年の人格設定も甘いと思う。
ビリー・ブレナン助手はリアリティのある存在であった。若さゆえの野心というのは、とても分かる。
死んだと思っていたビリー・ブレナンが生きていたのは有り得ることだが、どうも他の登場人物の設定がいまひとつ。
しかし、パラグライダーとお守りのリックサック、そして共鳴喉はしっかり伏線アイテムとして重要な場面で活かされていた。
ヴェロキラプトルの俊敏さはよく出ていたが、言葉による集団戦略がもう少し見られるかと思ったが、それほどでもない。
伏線も張られた、ことばを可能にした共鳴喉の発見は大きい。
ここを何よりポイントとして活かして、膨らめたいではないか。

苦難を共にしたことで、何やら離婚した夫婦がよりを戻したようであるが、これはありそうな事である。
ついでに、一作目で子供嫌いを公言していたグラント博士も子供好きになってしまったようだ。
大変な危険を冒しながら幾度となく子どもを助けているのだ。そうなっても不思議ではない。


映像面は掛け値なしに素晴らしい。
CGで全てを作ったのではなく、アニマトロニクス(本物そっくりのロボットで撮影)もふんだんに使われていると言う。
確かに、それ特有の感触が強い。
リアリティの表現として、ここは見事に成功している。
動きも非常に臨場感があった。
気配だけ漂わせてなかなか姿を見せなかったり、表情や目で魅せたり、如何にも知能の高さを漂わせる動きを窺わせたりと、ただ大暴れする怪獣とは明らかに違う、凶暴で知力がある厄介な生き物を饒舌に表していた。
(ヒトを罠にかけておびき寄せようとするところなど、エイリアンのレヴェルである)。
ヴェロキラプトルを「知力が高く言語を有する組織的な行動をとる恐竜」としているが、その風格と不気味さが滲み出ていた。

わたしとしては、恐竜がどのように描かれているのかが、一番気に掛かっていたのだが、その点では申し分ないものであった。
恐竜そのものの作りや動作の重くてしなやかなニュアンスは、相当な工夫の末のものであると感じられるものだ。
また、登場の仕方の演出もなかなかのもので、特に一作目のヤギを餌として与えているシーンでのティラノザウルスの出方は、この映画の演出のレベルを象徴している。



ただ、「ジェラシック・パーク」の題からして子供に見せられるかと思って観たのだが、かなり重い内容で、しかもショッキングでスリルも十分なものであった。
見せるのはもう少し先にしようと思う。




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