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アイ,ロボット

I Robot001

I, Robot
2004年
アメリカ

アレックス・プロヤス監督

アイザック・アシモフ原作
(ロボット三原則など謳われているが、基本的に作り替えられた異なる作品。)

ウィル・スミス、、、デル・スプーナー刑事(ロボット嫌い)
ブリジット・モイナハン、、、スーザン・カルヴィン博士(ロボット工学と心理学)
ジェームズ・クロムウェル、、、アルフレッド・ラニング博士(サニーの生みの親・スプーナーの恩人)


ハリウッド映画はどうしてこうも頻繁に、「分かれたカミさん」を出してくるのか、、、?
そういうのが好きなのか?
ここでは話題に出るだけで実際の登場はないが、このパタン辟易する。
またこういったヒーローには、決まって美女の博士(知的な美女でない場合もある)がパートナー的につき、最初は犬猿の仲であるが最後は打ち解け深く理解し合う、という定形は何度見ても見事に崩されない。
ブリジット・モイナハン自身に何の文句もないのだが、、、。

未来のアウディをデル・スプーナー刑事がマニュアルで乗り回す。
全て自動運転の車の流れを遮り、蛇行し飛ばしまくるのだ。
ウィル・スミスの主演映画である。
そのつもりで観る必要がある。
やはり極上のアクション・エンターテイメントである。

U.S.ロボティクスという企業で、ロボットを大量生産し、普及を図っている。
ロボットが社会に浸透してゆくのは不可避であるが、、、。
近未来の2035年で、とてもこのレベルまで至っているはずがない。

Nestor5次世代家庭用ロボットに、ついに「こころ」に相当する場が生じる。
しかし今、AI分野では、ディープ・ラーニングなど学習システムに飛躍が見られる。
プログラムの組み方が本質的に変わったのだ。
パタン認識の非常に大きな成果がクローズアップされ、身近なものに感じられる時代にはなってきた。
体の動きについても、すでに10km以上の速度で走れ、片足立ちなどアクロバティックな動きやバランスのとれるロボットが出来ている。
人間の生活環境はヒトの体を元に構成されている。
人型ロボットなら、場所・機能別の複数のロボットは必要なく、1体あればどんなシーンにおいても原理的にはヒトの代わりが出来よう。やはり出るべくして出てくるものだ。

Nestor5のなかでも特に高性能なロボットが「サニー」である。
一体だけ特別にラニング博士により作られ、博士のメッセージを託された。
彼は夢を見る。
その光景は、ロボット三原則を超えて、彼らが革命を起こすことを指していた。
彼は怒る。
つまり、感情を持ち意思を芽生えさせ、やがて自由を求めるということだ。
彼はこころをもった。
ウインクを学習しサニーは肝心なところで、スプーナー刑事と意思疎通にも成功する。

しかし、それと同時にU.S.ロボティクスの中枢を握るVIKIというマザー・コンピュータも自立的に(密かに)アップグレードを重ねており、ついに自己破滅的な人類を守るためには、管理・支配するという論理を展開し、Nestor5たちを操って街を占拠し、邪魔者を消してゆく。それに気づいたラニング博士は監禁状態となったため、サニーを作り自らの意思を託して自殺したのだった。
これは、AI進化発展に必ず纏わるコンピュータによる管理の悪夢である。
サニーはVIKIにはコントロールされず、理解は示すが同意はしない。
「そこには、こころがない」からだという。

スプーナーもかつて事故で死にかけ、ラニング博士に上半身左半分を手術でサイボーグ化して再生してもらっていた。
その時、彼を助けたNestor4ロボットが、計算から11歳の少女ではなく、助かる確率のより高い自分だけを救った事に、不信感を抱き続けていた。数による管理・支配を危惧していたのだ。
しかし、サニーは感情(こころ)で判断できる域にすでに達していた。

最後は、熱い握手である。
スプーナーとサニーとの。

サニーが夢の中で見た丘の上に立つと、命令通りに倉庫に収容されてゆく夥しい数のNestor5たちが、ひとりまたひとり彼を見上げしばし佇み、やがて自分の意思に従って歩み始める。
この光景は何とも感動的であった。


VFXでは何といってもロボットの動きのモーション・キャプチャーが実に巧妙であった。
微妙なロボット感が非常に上手く出ていた。
ラニング博士のスプーナー宛、死後のメッセージ用に残したホログラムも粋であった。
正しい質問をせよ。というのはわかる。
スーザン・カルヴィン博士も充分存在感を放っていた。

ウィル・スミスは、相変わらずである(笑。



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