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GOMA28

Author:GOMA28
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ギルバート・グレイプ

Gilbert Grape003

What's Eating Gilbert Grape
1993
アメリカ

ラッセ・ハルストレム監督
ピーター・ヘッジズ脚本
スヴェン・ニクヴィスト撮影
アラン・パーカー、ビョルン・イスファルト音楽


ジョニー・デップ、、、ギルバート・グレイプ(グレイプ家の次男、一家の大黒柱、小売店店員)
ジュリエット・ルイス、、、ベッキー(ギルバートの彼女、各地を放浪している)
メアリー・スティーンバージェン、、、ベティ・カーヴァー(ケン・カーヴァーの妻、ギルバートと不倫)
レオナルド・ディカプリオ、、、アーニー・グレイプ(グレイプ家の三男、知的障害)
ダーレン・ケイツ、、、ボニー・グレイプ(ギルバートの母、肥満で動けない)
ローラ・ハリントン、、、エイミー・グレイプ(ギルバートの姉、母替わり)
メアリー・ケイト・シェルハート、、、エレン・グレイプ(ギルバートの妹、ブラバンでトランペット担当)
ジョン・C・ライリー、、、タッカー(ギルバートの親友)
クリスピン・グローヴァー、、、ボビー・マクバーニー(ギルバートの親友)
ケヴィン・タイ、、、ケン・カーヴァー(カーヴァー保険会社経営)
ペネロープ・ブランニング、、、ベッキーの祖母(トレーラーでベッキーと移動しながら暮らす)


まず度肝を抜かれたのは、レオナルド・ディカプリオである。
ジョニー・デップとの共演、兄弟役とは言え、凄い役だ。
最初のうちは気づかなかったくらい(笑。
暫く見てから、ビックリした。その誰だか分らぬくらいの弾けっぷりには、、、。
ジョニーも素のイケメンぶりを見せており、ある意味、貴重。

Gilbert Grape001

母は、まさにギルバート曰く、「陸に打ち上げられた鯨」である。
夫が地下室である日突然、首を吊って自殺してしまってから、ショックで動けずただ食べ続けて来た為、ギルバートは店で残業して母の食費を稼いでいる始末。
知的障害から身の回りの介護・支援が必要で、直ぐに街の給水塔の天辺に登ってしまい警察沙汰となるアーニーの世話でも手一杯。
(かくれんぼも好きで、しょっちゅう隠れては自分を探させようとするなど、忙しい身では付き合いきれない)。
つまり彼も一家の切り盛りでがんじがらめの為、身動きできない。長男のように家を出て独立など不可能な状況である。

姉も食事の世話を一手に引き受けているが、アーニーの誕生日用に丹精込めて作ったケーキを彼が着き飛ばしてダメにしてしまうなどといったことばかり、心労は絶えない。
妹は、家族の事は大事に思ってはいるが反抗期もあってか、かなり好戦的な言動も目立ち、家庭内のいざこざの元を作ることも。

まあ、最後は全てギルバートに返って来るか、、、。
深いトラウマという精神的障害と知的障害の家族を抱え、自分も地下室には入れない母程ではないにせよ、しこりは抱え持っている。
二人の姉妹にしても、街の住人たちが母の姿を好奇の目で見ること~笑いものにしていること~に大きな抵抗を抱えている。
独りでは抱えきれない。八方塞がりの宙吊り状態。こういうの分る。

そんななか、ギルバートは、保険会社を経営するカーヴァー氏の妻に言い寄られ戸惑いつつも(スーパーに客を取られている)小売店のお得意さんという弱みもあり配達で呼び出される度、そこそこ付き合っていた。
この付き合いは、何とも言えないもので、お互い発展する見込みはないが気晴らしにはなるか。
何もない片田舎の街で、どうにも動けない同志でのリフレッシュは必要であろう。
そして親友、特にタッカーはあり得ない程良い人で、ギルバートとグレイプ家の心配を親身にしてくれる貴重な友人だ。
このタッカーの存在は、グレイプ家にとり大きい。ボビーも冷静な親友ではあるが、何処に行くにも仕事用の霊柩車で来るところが難点。

Gilbert Grape004

この停滞した閉塞感で息の詰まる街へ一陣の風が吹いて来る。
一つは新しいハンバーガー大手が進出して来たのだ。
そこにここぞとばかりに乗ったのは、親友のタッカーでありハンバーガー店に就職を決め活き活きしていた(笑。
もう一つギルバートにおいては、ベティ・カーヴァーが夫の事故死で多額の保険金が入り、他の州に引っ越すことになり別れることに。
(街の人は皆、彼女が夫を殺害したと噂を立てていたが、真相は分からない)。
その代わりにトレーラーで移動してきたベッキーという自由に旅行しながら暮らす型に嵌らない不思議な少女と出逢い恋仲になる。
外部からの風を取り込み、ギルバートも今の生活を対象化して考え始めるのは良い機会となった。
アーニーも彼女には直ぐに打ち解け仲良くなる。
(だが、彼女らは一つの場所には定住しない。これは別れを前提とする定め)。

Gilbert Grape002

いよいよグレイプ家も行き詰まりを迎える。
アーニーや母を子供たちだけで観てゆく事自体に限界が生じてしまうのだ。
アーニーがまた給水塔の天辺まで登ってしまったことで、警告通り警察に拘置されてしまった。
それを無理を押して母が警察に抗議をしに行き、彼を取り戻す。何故か周りは好奇の輩が取り巻いている。
その後もアーニーの挙動を止めることは出来ず、ずっと彼を庇い続けて来たギルバートがついに切れて彼を殴ってしまう。
この辺で、一家は行くところまでは行きどうにもならなくなる。
母は何度も動くことになって心臓に負担が来たか、自ら無理をして二階まで行きベッドに入ってギルバートに礼を言い大いに労う。
その後、安らかに眠っているように見えたが、アーニーによって母の死が確認される。

最後の、子どもたち全員で家具を外に出し、もう母親を世間の笑い物にはしない、と言って家ごと燃やし火葬してしまう光景は、何とも美しかった。

一年後であろうか、約束していたのかベッキーのトレーラーがギルバートとアーニーを迎えに来る。
漸く解放された気持ちのギルバートとアーニーがそれに飛び乗り、思い切り弾けていた(その先どうなるのか分からないが)。

Gilbert Grape005

ショコラ」、「ヒプノティスト―催眠―」の名匠ラッセ・ハルストレム監督であり、やはりスウェーデン人のイングマール・ベルイマンの映画のほとんどの撮影を受け持つスヴェン・ニクヴィストが撮影監督と言うこともあり、アメリカ映画臭さがしなかった(ハンバーガーチェーンはやはりアメリカだが)。
まあ、一番意外であったのは、レオナルド・ディカプリオであり、例の賞にノミネートはされたようだ。彼はこれを含め5回はその賞を取っていてもおかしくない俳優であると思うが、取ったのはこれまでたったの一つ。ハリウッドはやはり変である。



間違いなしの名作。




TVにて










”Bon voyage.”

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