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GOMA28

Author:GOMA28
絵画や映画や音楽、写真、ITなどを入口に語ります。
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式日

ritual001.jpg

ritual
2000年

庵野秀明 監督・脚本
藤谷文子『逃避夢』原作

岩井俊二、、、監督
藤谷文子、、、彼女
村上淳、、、自転車の男
大竹しのぶ、、、「彼女」の母親

松尾スズキ、、、ナレーター
林原めぐみ、、、ナレーター


「新世紀ヱヴァンゲリヲン」などのアニメ監督の庵野秀明による実写映画であり、いつも実写を撮っている岩井俊二がアニメ監督ながら実写に挑戦しようと題材を求めにやって来た、という設定のようだ。

ガメラの相棒でスティーブン・セガールの娘さんの藤谷文子。
彼女が原作者で、岩井俊二監督が監督役で彼女の相手役を演じる。
庵野監督の故郷が、山口県・宇部市で、そこでのロケだという。
最後の最後に大竹しのぶが現れる。
この女優なら最後が締まる(笑。

ritual004.jpg

疲れた後の気怠い雰囲気に馴染める。
彼女はガメラのお友達なので、親近感もあるし。
惹かれたことを、ただ書いていきたい。

少女~彼女は「明日何の日か分かる?」とばかり聞いて(確認して)くる。
これも儀式だ。
明日とは、、、。明日とは何か?
「明日は君の誕生日だろ」と監督。「そう私の誕生日」、、、誕生日とは何か?
喜びの記念日で明日に繋ぐ。いや明日を拒み続ける。明日から逃げる。
(どうやら誕生日に災いが何度も重なったらしい)。
彼女は、毎日のように儀式をやってる。
今日も生きるかどうかの、確認作業として
屋上の柵の外に出てみる。手を離さなければ、今日も生きると。
どこか死に憧れているみたい。
(わたしには微塵もない感覚だ)。

ritual003.jpg

沢山の風鈴を目覚ましに使っていた。
面白い。真似したい。電話の時報は聞きたくないな。
それから秘密の部屋があるといい。きっといい。
青空のもとに秘密の場所があるといい。ありきたりな青空であっても。
天蓋が開くのでもよい。日野啓三の描く世界が垣間見えそうでドキドキする(笑。
虚構のなかに居続けるには、空のデパート?いやここでは「太陽家具」か?がひとつあるとよい。
近頃空き家は増えてきているが、手頃なビルがあれば、これは面白い秘密基地になる。
広い空いたフロアがあれば、レーシングサーキットをいつも置きっぱなしにして遊びたい。

ritual005.jpg

逃げる。
虚構に逃げる。
耐え難い、鬱陶しい現実から。
操作を繰り返す母親の赤電話から。
全ての置いてけぼりから。
家族の傷痕から。
得体の知れぬ恐怖と不安から。
呪いの叶う誕生日から。
嫌いな自分から。
睡眠から。
、、、眠れないということは大きい。
夢の替わりに虚構に閉じ籠るのか。

ritual002.jpg

赤い傘。赤い靴。赤いドレス、、、
雨が降ると悲しみの感情が溢れ出るという。いやそれが楽しいのか、、、。
「雨の日はパパとお姉ちゃんの日」二人とも亡くなっているとか本人は騙るが。
(わたしは雨が降るとウキウキ嬉しくなる)。
屋上と線路を行ったり来たりの夢のような現実。
いつも床には水が溜まっている。
識域下の触り(障り)、、、

ritual006.jpg

呪いの叶うことは恐ろしい。
結局、淋しいということか。
逃げ場の確保のために「居なくなって!」と叫んでも、それでも残るものは愛か。
監督は残り、寄り添う。これが彼女の求めたものか。もう逃げたくなくなったのだ。
(添い寝はホントに心地よさそうだった)。
寄り添ってくれるその支えは何よりも心強い。逃げる必要がなくなる。
終盤、現れた母親。
感情の全てをぶつける娘。
娘としても実際に当人にぶつける機会をもったことはとても大きい。とても価値のある現場だ。
現実を受け容れ、無事に誕生日を迎えることが出来る。
そして、どのような過ちをしたにせよ、このように自分の子供に謝れる親は、毒親とは言えない。
本当の親である。
それで救われる。
皆が救われる。



AmazonPrimeによる、、、




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