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GOMA28

Author:GOMA28
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浮草

Floating Weeds001

Floating Weeds
1959年

小津安二郎 監督
野田高梧、小津安二郎 脚本

中村鴈治郎、、、嵐駒十郎(旅芸人座長)
京マチ子、、、すみ子
川口浩、、、本間清(駒十郎とお芳の息子)
若尾文子、、、加代(すみ子の妹)
杉村春子、、、お芳(清の母)
野添ひとみ、、、あい子(小川軒の娘)
笠智衆、、、相生座の旦那
三井弘次、、、吉之助
田中春男、、、矢太蔵


旅の芸人一座の御話。
哀愁を絵に描いたような役者の面々に京マチ子と若尾文子という美女が何故か交じっている。
構図の取り方から間違いなく小津映画だが、、、。
「絵」は何処を切っても「絵画」のよう。本作はカラーであり、赤が特に印象的。
とは言え、、、この噺、キャストが違うためだけでもない。どうにも異質。

Floating Weeds002

のっけから(役者は誰だったか)一本調子の「そうかのう」何連発したか、、、やはり小津映画だ。
ローアングル。構図に拘りまくり、会話する顔を真正面から捉えるところもお馴染み。
笠智衆と言えば加代に対して「ほうかのう。あの頃は南京豆みたいだったが」とか、女の子が南京豆である、いつも通り(笑。
しかし、ホンのチョイ役だった。
ここは笠智衆節の炸裂する物語ではない。
杉村春子もヘビーな役処で緊張感を支える。裏ヒロインとでも言いたいところ。
何というか全てを見通してどっしりと構えている凄さがある。
京マチ子先生は、ここでも艶やかで凛々しいが、貫禄があって皆から「ねーさん」と呼ばれていて、渋かった。
親方に嫉妬する役だ。
親方のこそこそ逢っている相手は息子であったが。その家族関係に嫉妬しているのか、、、。

Floating Weeds004

わたしがこれまで観て来た小津監督のサラリーマン(家族)映画とは随分違うものであった。
とても哀愁が濃く、情愛もドロッとしていて、座長がバシバシ(女に対しても)手をあげる。
こんな暴力シーンは小津映画では観たことがない。
それにキスシーンも何度もある。実はこれにも驚いた。笠智衆の出番は、ないな、、、。原節子も無い。
荒々しい感情が随所でぶつかり合う。
しかし随所に粋な演出や展開があって上手いものだと感心したり、、、。
そう、その粋を体現しているのが、京マチ子と中村鴈治郎、それに杉村春子か。
特に京マチ子の浴衣の粋な着崩し?や所作は堂に入っており感心するばかり。
若尾文子はとても健気で一途な娘が似合っていたが、こういう感じのピチピチした娘も新鮮。
最初は悪戯心でたぶらかそうとしたのだが、お互いに本気になったというパタンであるが、これもこの監督としては新鮮(笑。

Floating Weeds003

小津映画としては異色の内容に思えた。
わたしにとって、これまで笠智衆と原節子がそのまま小津映画であった為、当惑もしたが終盤まで来る頃にはドップリ浸かっており感動も覚えた。

駒十郎が清におじさんではなく父だと明かし、加代との仲も認めたうえで独り旅に出てゆくところも粋だが、、、。
最後の駅の待合室での侘しい親方とすみ子の出逢いから、希望を胸に秘めて二人でもう一旗あげようと列車に乗ってゆく流れが何とも心地よい。
また粋である。
やはり旅~放浪に出てゆく宿命~業を背負った人というのはいるものだ。
ノマドとして絶えず移動を続けなくてはいられない人。
浮草とは、彼らのような浮き草稼業のこと。父親として息子は根を生やした偉い人になってほしかったのだろうが。
自分は傍にはいてやれない。お芳はそのことをしっかり認識しており気丈に受け止めていた。
こうした人にとっては別れはつきものだが、やはり宿命的に寄り添うことになる人もいる。
すみ子と二人ならきっと何かを掴むだろう。

Floating Weeds005

こういうドラマチックな重い小津映画があったのだ。










女経

Jokyo004.jpg

Jokyo
1960年

吉村公三郎、市川崑、増村保造 監督
八住利雄 脚本
村松梢風 原作

3人の監督によるオムニバス映画。
ともかく、ヒロインがやり手で強か。
若尾文子、山本富士子、京マチ子のビックネームがそれぞれのヒロインを務める。
昨日の京マチ子に驚き、以前見た「雨月物語」を探してしまった。(まだ再鑑賞してはいない)。
原節子以外のこの時代の大女優にわたしは疎いもので、京マチ子から意識的に観てみたいとは思う。

3篇とも「金」である。金を儲ける為、手練手管を弄する(弄してきた)女たちの噺。
しかし最後に「愛」が見られるみたいな、、、エンディングは爽やかにというところか、、、。

Jokyo001.jpg

第一話 「耳を噛みたがる女」
増村保造 監督

若尾文子 、、、紀美
川口浩 、、、田畑正巳
左幸子 、、、五月
田宮二郎 、、、春本
村田知栄子 、、、お辰

家が船というのが、ちょとエキゾチック。
貧しいことは分かるが、ヨーロッパ的な感じもしてカラッと明るい。
銀座のキャバレー・ゴンドラの花形でもあり、かなりえげつなく男から金をむしり取っているように見えたが、、、。
次第に紀美がとても健気で可愛らしく思えるようになってゆく。
儲けた金で自分がこころを寄せる彼氏の会社の株をひたすら買い続けて居るのだ。
ホントは好きなのだが、自分の立場を弁えて彼氏が上流の女性と結婚できるように仕向ける。
自分を悪女にして彼氏を諦めさせるのだった。

しかしそうすると、後は金に拘り続けて生きるしかなくなるのでは、、、。
この娘の先が心配になるのだが。
取り敢えずは、元気にまた稼ぎに出かけてゆく。

Jokyo002.jpg

第二話「物を高く売りつける女」
市川崑 監督

山本富士子 、、、土砂爪子
船越英二 、、、三原靖
野添ひとみ 、、、ドミノ
菅原謙二 、、、大石

幻想的でホラー要素もありワクワクした。
山本富士子の演技がシュールで面白い。どこか諸星大二郎の漫画を見ているような気にさせるのだ。
噺は、流行作家と怪しい住宅ブローカーの女との駆け引きである。
女はボロボロの海辺の別荘を高値で流行作家に売りつけようとしていた。
そのやり方が何ともこの世離れした幻想的な手法~雰囲気なのだ。
兎も角、夫が亡くなり自分は無理やり東京に引き取られてしまうが、この海辺の別荘に残りたいということで、作家がこの未亡人ともどもここを買い取ろうということに、、、。
女はその後、手付金を受け取り、首尾よく行ったと安心していたら自分の部屋に作家がいきなり訪ねてきた。
これはバレたということで、女は作家に詫びを入れる。
彼の方が一枚上手で、これまでの経緯から彼女の使ったちょっとした小道具まで全て調べ、彼女が何者でありそして住所まで割り出していたのだった。しかも買った別荘も彼女に払った金額よりも高い金額で第三者に売ってしまっていたという。
これには彼女も感服して、やり手の彼とこころから打ち解けることに、、、まあ流石ですこと、と言うノリか。

この作家は推理作家か。彼女がいればネタにも困らないというのは頷ける。二人は上手くやっていくことだろう。

Jokyo003.jpg

第三話「恋を忘れていた女」
吉村公三郎 監督

京マチ子、、、 お三津
中村鴈治郎 、、、五助
叶順子 、、、弓子
根上淳 、、、兼光
星ひかる 、、、庄平
村田扶美子 、、、お文
川崎敬三 、、、吉須
浦辺粂子 、、、おすぎ
滝花久子 、、、おふみ


お目当ての京マチ子先生であるが、ここでは中年の貫禄十分の実業家なのだ。渋い。
かつては先斗町の売れっ妓であったが、嫁いだ先の主人が亡くなってから京都の修学旅行専門旅館とバーとお茶屋を経営するやり手マダムとなる。金もしこたま持っている。
ずっと自分のことだけを考え稼ぐことばかりに集中してきたが、修学旅行に来た生徒が事故に遭い、輸血に協力すると重篤であった子供が持ち直し彼女に対し感謝の笑みを漏らすのだった。周りからも感謝され彼女も人の為に何かをする喜びに浸る。
それからは一度は渋った義妹の結婚資金を気前よく渡して見送る。そして追っ手を逃れて彼女に会いに来たかつての恋人が詐欺で警察に捕まってしまうが、その恋人の帰りを待つことに決めるのだった。

ちょっとしたきっかけで、自分がずっとそうなりたいと思っていた自分になれることは、確かにあると思う。
きっとそれまでは、何とも言い難い不全感に苛まれていたのではないか。
日々、焦燥感に追い立てられているような様子であった。
最後は実に清々しい表情で佇むお三津の姿でエンディング、、、。

(昨日の若々しい跳ね返りのビビットな京マチ子とは全く趣が異なった。役が違えば当たり前だが)。



オムニバスということもあるか、サラっと見られて後味も良い。







”Bon voyage.”

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