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GOMA28

Author:GOMA28
絵画や映画や音楽、写真、ITなどを入口に語ります。
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クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん

Intense Battle! Robo Dad002

Crayon Shin-chan Intense Battle! Robo Dad Strikes Back
2014年

高橋渉 監督
中島かずき 脚本
臼井儀人 原作


ぎっくり腰はわたしもなったことがある。
暫く寝たきりとなる(笑。
フラジャイルな身体の人間にとって、その手の異変はいつでも在り得る。
しかしそうなったら、そうなった自分として過ごす。
その形態としての生活空間と時間が生じる。
(そしてまた、元の時間系~生活空間にもどる。)

超人的な能力を持つ強靭な体があれば、それはそれで便利だとしても、欲しいとは思わない。
そうなると自分ではなくなる可能性が高い。アイデンティティの問題が生じる。
外界とのインターフェースである体の構造が超絶的に変われば~異質なら、自分も世界も変容してしまう。
(元に戻るような変容ではない。)

とーちゃんとロボとーちゃんは、個々には自分がとーちゃんだという自明の意識(疑似意識)があり対立する。
相手に対し偽物と呼ぶ。排他的関係になるのは、自然なことだ。

Intense Battle! Robo Dad003

とーちゃんとロボとーちゃんは、端から異なる。
記憶は脳の記憶領域に限られたものではない。
そこをコピーできたところで、異質な雰囲気が全ての身振り、所作に出てくるはず。
身体全体に記憶は偏在しており、癖など無意識的な領域の記憶は、金属のボディに移植できない。
しんのすけは元々ロボット好きであるから、とーちゃんとロボットが合体すればとても嬉しいだろう。
とーちゃんの面白機能に夢中であったし、それに力強く、頼りにもなり子供の遊び相手として幅は格段に拡大した。
みさえにとっては、ロボットの身体性には馴染めないし、夫との違いははっきりしている点で、いくら良い人であっても、ひろしの替わりにはならない。複雑な思いである。
ちなみに、しんのすけは、とーちゃん発見(帰還)に喜ぶが、ロボとーちゃんへの深い愛着は維持し続ける。
この立ち位置は、この映画の肝でもあろう。

Intense Battle! Robo Dad004

ここでは、とーちゃんとロボとーちゃんの対峙から、しんのすけとみさえらとの関係を通し、とーちゃんとロボとーちゃん自身の変容も描かれてゆく。息子と妻を守る共通目的のため二者は一体化してゆき、最後には両者が「おれ」と呼び合う。
「色即是空」の掛け軸が野原家には飾ってある。
想定通りとは言え、ロボとーちゃんがとーちゃんにしっかりバトンタッチして果てる。
とーちゃんは、それを受け止め、充分逞しくなっている。
こういう流れは感動的だ。
この類のテーマ性を持った実写映画を幾つも観たが、それらに劣らない出来栄えであった。
(寧ろ超えているか、、、しんのすけという超絶キャラの存在で)。

Intense Battle! Robo Dad001

ひとつ、終盤のここぞというところで、クレヨンしんちゃんならではの流れなのだろうか、、、巨大いつきひろしが突然出現し、暴れまくるシーンに、ちょっと高まった意識が覚めてしまった。この演出はもう少しどうにかならなかったものか、、、。
そのまでの展開~流れはダイナミックかつ奇想天外で実に見事にもっていかれたのだが、ここには多少疑問が残った。

だが、テーマや発想もその演出も全体にみてよく練られており、素敵なアニメ映画であった。
このシリーズは幾つもあり、他の作品も観てみたい。
作画がとても個性的で、初めて見て、この女性は美人として描かれているのだろうな、ということは分かるが、ちょっと慣れるともっと入り込めると思う。








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