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GOMA28

Author:GOMA28
絵画や映画や音楽、写真、ITなどを入口に語ります。
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ロープ 戦場の生命線

A Perfect Day001

A Perfect Day
2015年
スペイン

フェルナンド・レオン・デ・アラノア監督・脚本・製作
ディエゴ・ファリアス脚本
パウラ・ファリアス『Dejarse Llover』原作

ベニチオ・デル・トロ、、、マンブルー(国際援助活動家)
ティム・ロビンス 、、、B(国際援助活動家)
オルガ・キュリレンコ 、、、カティヤ(調査官)
メラニー・ティエリー 、、、ソフィー(新人国際援助活動家)
フェジャ・ストゥカン、、、ダミール(通訳)


皆で一生懸命ジョークを交わしていた。
通訳が無理やりジョークを言わされていたところには笑った。

A Perfect Day003

停戦直後のバルカン半島のどこかの地らしい。
井戸に投げ込まれた死体を除去する為にトラブルや妨害や危険に遭遇しながらも奮闘する国際援助活動家たちの不条理舞台劇という感じの映画であった。
使命感に燃えてという部分もあるが、ずっとダラダラ痴話噺をしていたり、ドキュメントタッチでもあり、なかなかよくできていて面白い。特にオチがイケている。
BGMのロックもセンスが良い。最後はルーリードのハイテンポなロックで締める。
”A Perfect Day”ではない(笑。

A Perfect Day002   A Perfect Day006


何処もそうだが、金儲けの為なら随分とえぐいマネをする輩がいるもので、井戸に死体を投げ込み水を飲めなくして、その地域の人に水を売りさばくやりくちだ。
国際援助活動家の面々は、その死体を吊り上げて除去し水が飲めるようにしようとするのだが、作業途中でロープが切れ死体がまた井戸の中に落ちてしまい、ロープを探し店をやっとみつけても、余所者にはモノを売らなかったり、散々探し回ったあげく、途中で助けた少年の家にそれがあるとのことで、彼の家に向かうとそのロープには狂犬が繋がれており、麻酔も何も効かない強者でどうにもならない。
諦めかけて爆破されて屋根の飛んだ少年の家に入ってみると、マンブルーとソフィーは彼の両親の自殺した姿を発見してしまう。少年を引き取った祖父からは両親は安全なところに逃げたと彼は聞かされている。
しかしロープは少年の親が首つりに使ったものが丁度良い長さであった。
何が幸いするか分からないものだ。

A Perfect Day004

そのロープを使い途中散々地雷の危険地帯で足止めを食い、得体の知れない軍の通行止めなどに逢いながらも、牛飼いの老婆の後を走って地雷をよけて漸くその井戸に戻ることが出来た。ロープを探し始めてから相当な回り道である。
そこで調子よく作業を進めていたら、突然やって来た軍にその作業の中止を言い渡されるのだ。
井戸の死体はまたしても途中まで釣り上げられたところで、ドボンと水に落ちる。

生れて初めて井戸の死体を見てショックを受けていた新米のソフィーが、ここまで巡って来るまでに戦場慣れしていて、最後にどうにもならなかった死体に向けて「このクソデブ」と悪態をつくところが笑える。
どこにもたどり着けず何もなし得ない。どうにもならないことは、もうどうしようもない。

A Perfect Day005

まるでカフカの小説みたいな展開だ。

国際援助活動家は、次の任務に向かうことになる。
難民施設のトイレ詰まりを直す作業である。
雨さえ降らなければ大したことはない、と笑いながら走っているうちに大雨が降り出す。
彼らの表情は途端に陰鬱になる、、、。

彼らの表情に対比する形で井戸が溢れかえり死体がポッコリ上まで浮いて来たではないか。
地元の住民たちがこぞってそれを引きずり出して喜んでいる。


何が幸いするか分からない。
やるだけやって後は天に任せる。

そういう噺であった?
わたしの心境である(爆。










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