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GOMA28

Author:GOMA28
絵画や映画や音楽、写真、ITなどを入口に語ります。
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放課後ソーダ日和 特別版

souzabiyori001.jpg

2019年

枝 優花 監督・脚本


森田想、、、サナ
田中芽衣、、、モモ
蒼波純、、、ムウ子


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少女邂逅」(2018年)の監督である。これが二作目か。
すると前作から観ると随分さらっとあっさりしている。
まんまと謂う感じ。
だが、「放課後」という場所とは何か。「クリームソーダ」とは、親友と飲むものか。思いに浸ったものだ。
三人の仲良し女子高生が放課後と謂う”神聖な時”に「クリームソーダ」を飲み歩くという映画である。


souzabiyori004.jpg

ちなみに、わたしは中学時代、掃除の時間に決まってフェンスをよじ登って学校の外に降り立ち、相棒(出席番号が隣の同じ姓の少年)と共にアイスクリームを食べ歩き、帰りのホームルームに間に合うように戻るという日課を送っていた。
涼やかな風と夕日の少し前の日差しがトワイライトゾーン~0の場所を保証してくれた。
時折、不良の先輩も外出中で、ばったり出逢うこともあった。
アイスを喰いながら挨拶はした。
他のクラスだが相棒の友人が不良の先輩に木に逆さに吊るされ、何やらしごかれているシルエットが遠く日の光の中に浮かんでいることもあった。
夢のコンテクストで全てのモノがシュールに流れてゆく。
ある日、われわれの外出を目撃したクラスメイトが、外で何やってるのかと聞いて来た。
「美味しいアイス」を毎日食べてる、と答えたら、おれもやる、と言って次の日に彼は真似した。
初日にいきなり彼は学校中で最も怖くて粗暴な教員に捕まる。その教員は何処に行くにも竹刀を持って歩く趣味をもつ。
その技術科の教員は大変な剣幕でわれわれの教室に乱入し(何の時間であったか忘れたが)そこにいた全員を横一列に並べ、「これまでに放課後前に外に勝手に出たものは正直に前に出ろ」と怒鳴った。わたしと相棒は目配せしてチャップリンみたいに一歩後ずさりして難を逃れる。
下の階段の踊り場まで来ても往復ビンタの音は幾つも幾つも高らかに響き渡った。
その日の掃除の時間は、パトロールが入りフェンス周辺はレジスタンスを阻む壁みたいになっていた。
だが、翌日はもういつもの状況に戻っていた。教員も暇ではない。
またいつもと変わらぬ永遠のトワイライトゾーンのなかを、美味しいアイスを相棒と共に喰いながら歩いた。
次の日も、また次の日も。

souzabiyori003.jpg

この映画を観ていたら自分も似たような経験をしていたことに気づく。
ここの彼女らは、しっかり放課後と謂うめくるめく時間にそれをやっていたが、われわれは放課後の時間は何故だか使えなかったのだ。その理由が何であったかもう覚えてはいない。
放課後は、もはやわれわれにとり、違う場所であったのかも知れない。
放課後はさっさと家に帰るようにプログラミングされていたのだろう。
わたしは、「放課後」という煌びやかな宝石のような時間を知らずに過ぎてしまったのだ。きっと。
まあ、それに代わる奇妙な掃除の時間が恩寵としてわたしに与えられていたのだ。きっと。











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