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GOMA28

Author:GOMA28
絵画や映画や音楽、写真、ITなどを入口に語ります。
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パーフェクト・センス

PERFECT SENSE001


PERFECT SENSE
2011年
イギリス

デイヴィッド・マッケンジー監督
キム・フップス・オーカソン脚本
マックス・リヒター音楽


ユアン・マクレガー、、、マイケル(シェフ)
エヴァ・グリーン、、、スーザン(感染症学者)
ユエン・ブレムナー、、、ジェームズ
スティーヴン・ディレイン、、、スティーブン
デニス・ローソン、、、ボス
コニー・ニールセン、、、ジェニー


臭覚を失う症状(SOS)から始まった原因不明の感染症。
(いや、これは「新型コロナ」ではないか、、、10年先の予見?とか思ったりしたが)。
そして何故か深い悲しみの感情に見舞われる。感情を乱すウイルス?
ちょっと超越的な精神論~身体論を呼び込むと謂うより、それを目論んだ運びに思える。
匂いと共に思い出も損なわれる(深い悲しみの感情と匂いというものの相関関係とは、、、考えてみる価値ありそうな)。
替わりに料理の味付けが濃くなってゆく。確かに、、、。
味覚も乱れると思い出は壊滅状態になろう(プルーストのプチット・マドレーヌによる豊かなイメージの想起など無くなる)。

PERFECT SENSE003

この感染症の究明は進まない。
主人公も至ってのんびり構えている(専門家は不可避的に不眠不休体制での対応となるはずだが)。
(ウイルスのパンデミックと言えば「アウト・ブレイク」であるが、このように何とか食い止めねばという切迫感や使命感は何故かどこにも見られない。これが不思議に思える)。
成り行き任せに感染は拡大し続けてゆく。まるで必然的な運命を受け容れるが如く。
終末論とスピリチュアルヒーリングブームが巷に広がる(これは自然に)。
政府の動きがまるで見えない。
マイケルの厨房では有機リン酸化合物が怪しいと言い始めるが、それぞれの場所から特有の噂が立ち上ってゆく状況。
一般では環境汚染や遺伝子組み換えによる惨事だという見解が多くを占め、、、経済効果を狙ってウイルスを撒いたという陰謀説もお約束で出てくる。
政治家は、自由社会に対する(原理主義者たちの)テロであると緊張を高める(取り敢えず政敵のせいにする)向きもあり。
原理主義者は神の不信者に対する制裁であると断じる。
パンデミックによってというより、原因や解決策のまるでつかめない不安で不透明な停滞と閉塞感からじわじわと人々にパニックが広がってゆく。

更に、このウイルスの特性か。
強い恐怖心に加え度を越した飢えの感覚に見舞われる。
イギリス人が生魚を貪り食っている。生肉も、、、食べられないものまで、、、。
ふと我に返る。尋常なことではなかった。感覚だけでなく感情も大いに揺さぶられることを知る。

化学的な作用と密接な関係のある感覚から失われていくようで、臭覚に次いで味覚が世界から失われる。
そして、、、それでも人は生活のリズムを取り戻すために仕事に行ったりこれまでの習慣を続けてみる。
料理~レストランは意味を変え存続し、温度と触感を楽しむ社交の場になる。
医療関係者や研究者は何をやっているのかが全く見えてこない(主人公は恋愛にうつつをぬかしているだけ)。
人々がこのパンデミックをどう捉えているのかその意識が今一つ掴めない。

PERFECT SENSE005

更に、激しい怒りと憎しみが嵐のように込み上げた後に、人々は聴覚を失う(SHLS)。
世界中が本格的なパニックに陥る。
潜伏から発症までが早まってゆく。
それでも対策は具体的に何も進まない。
進んでいる様子が見えてこない。
何も分からないのだ。
不安と混乱と怒り、、、ほとんど正気を失う。
暴力的な動きは見られるが、緊張感はあまりない。
次々に店や施設は閉鎖されてゆき、街も閉鎖となる。
人々は自宅待機となる。パッケージされたパスタが軍から配られる。

暴言と粗暴な行為が至る所で見られるが、これは病がトリガーで起こるにせよ、本人の本質の露呈とも謂えるか。
世界が終ると信じた者たちは略奪を始める。
まだ人生は続くと信じる者たちは、自らの仕事を続ける。
(仕事しかやることのない者もいる)。
沈黙のなかで、、、。
演奏会が開かれる。
演奏する姿とそれが及ぼす振動を感じる。
そして、それでも酒を呑む。生に縋りつくように。

PERFECT SENSE002

忽然と幸せな気分に人々は包まれる。
全てを許し合う、全てを包み込むこころが生じる。
感謝の念が込み上げ爽やかな気持ちで外に出て、人とこの思いを共有したくなる。
暖かい世界の訪れ、、、
、、、と同時に世界は忽然と闇に閉ざされた。


諸表象のなかで辛うじて、触覚だけが人類に残されたのか、、、。
見る~聞く必要がなくなった事で世界から支配関係が無くなるとかいう問題ではない。
(確かに触覚だけでは、権力~階級関係を生む経済性は生れないが)。

ワクチン開発などする気がなかった(ほとんど自堕落に状況に酔っていた)人類はこの運命を受け容れこの後は平和に暮らした、と言うことか?いや、感情~精神と一体化した感染症と思われていたこのエネルギー~場の成すがままとなっていただけなのか(単なる函数として)。
何でもドイツに感覚に異常のない新生児が生まれてきたとかいう情報が入ってきていたようであったが。
その辺から特効薬を作ろうにも、旧人類~大人はすでに皆、何も見えないのだ。
恐らく、、、どうにもならない。問題はそのレベルには無い。
それ以前に、泣き声すら聞こえぬのに赤ん坊の世話がまともに出来るものかどうか、、、。


何とも謂えない息苦しく居心地の悪い映画であった。
ただ、もっとわれわれはウイルスと思しき存在~エネルギーをもっとよく知る必要がある。
自分たちの文化的文脈のなかに取り込み位置付ける知が欲しい。












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