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GOMA28

Author:GOMA28
絵画や映画や音楽、写真、ITなどを入口に語ります。
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ル・コルビュジエとアイリーン 追憶のヴィラ

The Price of Desire004

The Price of Desire
2015年
ベルギー、アイルランド

メアリー・マクガキアン監督・脚本・製作

ブライアン・バーン音楽

オーラ・ブラディ、、、アイリーン・グレイ
ヴァンサン・ペレーズ、、、ル・コルビュジエ
フランチェスコ・シャンナ、、、ジャン・バドヴィッチ
アラニス・モリセット、、、マルサ・ダミア
ドミニク・ピノン、、、フェルナン・レジェ
アドリアーナ・ランドール、、、シャルロット・ペリアン


The Price of Desire001

NHKの番組「デザイン・プラス」を見るのが好きなのだが、その辺の延長で観るつもりであったが、登場人物たちの欲望の絡み合う噺が主であった。
建築や家具に関する理論的なやり取りは、特にこれと言って面白いものでもなかった。
ただ、感性的にアイリーン・グレイの家に対する思いは受け取れた。
きっと、この”E.1027”は、極めて心地よい空間なのだろう。
土地から厳選して作ったものだ。
天才的な家具デザイナーのアイリーンが家具を作るときと同じ思想でデザイン設計した海辺のヴィラである。
身体をどのように包み込む斬新で繊細な機能美が実現されたものなのか、その様相~細部を少しでも実感したい。
彼女の家具や椅子から、その心地よさの感覚を少しでも触覚的に知りたいのだが。

室内を自分が恰も隅々まで歩き回るような撮影~感覚が味わえたら良かった。
この映画で映される範囲では今一つ部分も全体像も掴みにくい。
ドキュメンタリーではないのだが、このような優れた建築を扱うのであるから、もう少し全体から細部までをしっかり見せて欲しい。
撮影がホントに凡庸であった。
というより、人間ドラマに重きを置きすぎたか。

The Price of Desire003

監督は、アイリーン・グレイの天才と悲運を描きたかったのか。
それにしても彼女を取り巻く男たちの酷さは目に余る(ここに描かれた範囲では)。
彼女が自由と創造を求め女友達と多くの時間を過ごしたのは充分納得できる。
つまらない男に関わっていたら時間と才能の浪費しかない。
だがその点で実際、かなりの無駄な時間を費やしてしまった感は否めない。

しかしル・コルビュジエというのは、あのように嫌みたらたらのスノッブだったのか。
思わせぶりな内容のないお喋りはいちいち癇に障る。
これといった理論も聞けず、ル・コルビュジエの奇怪な行動ばかり見せられていては、うんざりするばかり。
海辺の彼女の建てた家に居座り、あんなにいつも海パンひとつでダラダラ過ごしていたのかあの男は。
特に、”E.1027”の綺麗な白壁に、無神経な汚らしい絵をベタベタ描いて悦に入っているところは胸糞が悪くなった。
ピカソ(レジェもか)を真似たあの絵は実に酷いものだ。

The Price of Desire002

この時代、優れた建築家は他にもいたが(God is in the detailのミース・ファン・デル・ローエとか)、どうも男の友人に恵まれなかったようだ。恋人にも。あの浮気男に結局ずっと振り回されていたのは何故なのか?(そういえばTVでもそんな話題が、、、)。
彼女の家具。装飾を排した機能的で繊細なデザインには、魅力は覚えるも、もう少し質感まで蝕知できるような映像が欲しい。
何しろ、神様はディテールにいるのだ。これはミースの方だが。

日頃、それほどの家具を使っていないことからも、とても憧れてしまう。
われわれは日常のルーチンにどれだけ自覚的か。
家もそうだろうが、まず家具が人~身体を作る。
もっと毎日、自分が使うモノに対する感覚を研ぎ澄ませていきたい。
これは、そういう映画ではないが、彼女の作品の制作姿勢からそれを意識させられた。
このような傑出した作家のドキュメンタリーをやはり見たいな。

アイリーン・グレイ役のオーラ・ブラディは、まさにその人のように(わたしの中に)フィットした。
この人をそのまま彼女と感じたものだ。
その芸術的雰囲気だけ(幽かに)感じられて良かったが、、、。
他はハッキリ言ってどうでもよい。特に人間ドラマなどは、知ったことではない。





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