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GOMA28

Author:GOMA28
絵画や映画や音楽、写真、ITなどを入口に語ります。
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アトランティスのこころ

Hearts in Atlantis001

Hearts in Atlantis
2001年
アメリカ、オーストラリア

スコット・ヒックス監督
ウィリアム・ゴールドマン脚本
スティーヴン・キング原作

アンソニー・ホプキンス、、、テッド・ブローティガン(初老の紳士)
ホープ・デイヴィス、、、リズ・ガーフィールド(母)
デヴィッド・モース、、、ボビー・ガーフィールド
アントン・イェルチン、、、ボビー・ガーフィールド(少年時代)
ミカ・ブーレム、、、キャロル・ガーバー(少年時代の彼女)
アラン・テュディック、、、モンティ・マン
アダム・ルフェーヴル、、、ドナルド・ビーダーマン
トム・バウアー、、、レン・ファイルズ
セリア・ウェストン、、、アレイナ・ファイルズ
ティモシー・レイフシュナイダー、、、ハリー・ドゥーリン
ウィル・ロスハー、、、サリー=ジョン(少年時代の親友)


アントン・イェルチンの熱演とアンソニー・ホプキンスのいつもの名演でこの映画は素晴らしいものになった。
ふたりとも天才である。アンソニー・ホプキンスは、レクターよりもこちらのテッドに魅力を覚えるが。
また、この噺が良い。
原作は5編に分かれた大作だというが、上手く1話に完結させている。
脚本も良い。
少女との淡い恋に身勝手で 軽薄・狭量な母や「迷い犬」の貼り紙とか新聞読みのバイトや新品の自転車に観覧車など、、、それから定番のいじめっ子や不吉な黒い影法師、、、プラターズの「オンリーユー」等々が絡み、、、
ボビー・ガーフィールド少年と超能力者テッド・ブローティガンとの少年と初老の紳士との友情がリリカルに描かれてゆく。
まるでレイ・ブラッドベリの原作と謂われても納得するものだ。
明らかにスティーブン・キングの『スタンド・バイ・ミー』路線上にあるものだ。

Hearts in Atlantis002

父に先立たれ経済的に苦しいガーフィールド家の二階(貸し部屋)にふらっとやって来たテッドという初老の紳士と11歳のボビーとの出会いから始まる物語である。(やはりレイ・ブラッドベリぽいではないか)。
共産主義との戦いに超能力者を利用したという噺は聞いたことがあるが、テッドは政府の追手から逃げまわっていたのだ。
彼は千里眼(透視能力)でひとのこころ~隠していることが何でも読めてしまう。
テッドはボビーが淡い恋心を抱いているキャロルとキスをすることも予見する。
それを聴いたボビーは照れまくり誤魔化すが、実際にお祭りの観覧車で実現してしまう。
ボビーは「目の奥で気配を感じること」をテッドから教えられ、実行することでお祭りのカードゲームに勝って儲ける。

Hearts in Atlantis003

ボビーは母から疎んじられ、誕生日プレゼントも無料で手に入る大人向け図書券であった。
自転車が欲しくても母子家庭でそれは無理というのだが、自分は綺麗なドレスを幾つも買って持っているのだ。
彼は孤絶感と母に対する不満を抱え持っていた。
対等に語り合い尊重して接してくれる造形の深いテッドにボビーは、深くこころを惹かれてゆく。
ボビーはテッドが超能力者であることに気づき、その能力の為に悪者に狙われていることも知るに及ぶ。
彼は一生懸命テッドを守ろうとするが、息子についても周囲に対しても全く理解を示さない母によってテッドは通報されてしまう。
テッドは、彼らの家の二階に留まることは出来ず、ボビーを危険に晒さないために逃亡を諦め、影法師みたいな奴らに連行されていった。ボビーは銀行から下ろした逃亡費を手にその車に追いすがるが、もうなす術もない。
テッドはボビーに向い最後に伝える。「きみのことは、何があっても忘れない。」
、、、ボビーも全く同じ気持であった。
こんな想いが、お互いにこころの底から沸き立つなんて素晴らしいことではないか。

一方、母親は職場の上司に騙され痛い目に逢い、職すら失いお金もなくどん底の状況に陥る。
ボビーは、テッドに渡すことになっていた金を母に全てぶちまけ、これまで母のしてきた酷い仕打ちを非難する。
ここは通らざるを得ないところだが、実にシンドイものだ。
こちらもホントに同調してしまった。共感もした。
この演技を見るとこの子役が只ならぬ人であることが分かる。
(アンソニー・ホプキンス絶賛の子役であったらしい。彼はそのまま役者として大成してゆく矢先に27で夭逝してしまった。なんてことだ、、、)。

Hearts in Atlantis004

母の新しい職場が見つかり彼らはキャロルと別れ引っ越してゆく。
その車には、ボビーの欲しかった自転車があった。
母との和解が進んでいることも感じ取れる。


久々にお気に入り映画が見つかったという感がある。
アントン・イェルチンの出演する映画をチェックしてゆきたい。








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