Wim Mertensを聴く

ジェルジ・リゲティやヘンリク・ミコワイ・グレツキ、スティーヴ・ライヒやテリー・ライリーからほぼ同時期にうまれたといわれるミニマルミュージックであるが、音楽評論家でもあったマイケル・ナイマンが概念として「ミニマル」を初めて提唱したらしい。
ミニマルミュージックを語るうえで忘れてはならない作曲家~ピアニストにベルギーのヴィム・メルテンがいる。
「ブリュッセルより愛をこめて」が1980年にベルギーのクレピュスキュールレーベルから生まれ、このなかではじめてヴィム・メルテンを知った。
このアルバムには、イアン・カーチスの死を悼むドゥルッティ・コラムの名曲「スリープ・ウィル・カム」やエリック・サティーのピアノ曲にジャンヌ・モローの語りの絡むトラックや彼女とブライアン・イーノのインタビューも収録されていてとても興味深いものであった。
マイケル・ナイマンやハロルド・バッドの如何にも彼ららしい曲や、トーマス・ドルビーの瑞々しく高揚感のある曲などどれをとっても美しいものばかり。そのなかでもっともわたしの興味を惹いたのがヴィム・メルテンのClose Coverであった。これもまたピアノのいたってシンプルな名曲である。
このアルバム以降、ヴィム・メルテンはわたしのヘビーローテーションとなった。
先ほどから”Maximizing The Audience”がずっと部屋を優しく深く充たしている。
漆黒の外は雨か、、、。
今日は娘たちを三種混合の予防接種に連れて行ったり、そのご褒美?にレストランにも行ったり、、、またいつものようにせわしない一日であった。
落ち着かない日々のルーチンの締めには、その干乾びた反復のすべてを清め煌めかせてくれる星々の創る静寂のような彼のミニマルミュージックしか思いが及ばない。
少なくともわたしにとって、、、。
一日を終える最後の大切な時間~音楽は。
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