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GOMA28

Author:GOMA28
絵画や映画や音楽、写真、ITなどを入口に語ります。
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博士と彼女のセオリー

The Theory of Everything002

The Theory of Everything
2014年
イギリス

ジェームズ・マーシュ監督
アンソニー・マッカーテン脚本
ジェーン・ホーキング原作『Travelling to Infinity: My Life with Stephen』
ヨハン・ヨハンソン音楽


エディ・レッドメイン 、、、スティーヴン・ホーキング
フェリシティ・ジョーンズ 、、、ジェーン・ホーキング(最初の妻、文学博士)
チャーリー・コックス 、、、ジョナサン・ヘリヤー・ジョーンズ(大学の親友)
マキシン・ピーク、、、エレイン・メイソン(後妻)
チャーリー・コックス、、、ジョナサン・ジョーンズ(オルガン奏者、ジェーンの二番目の夫)
エミリー・ワトソン 、、、ベリル・ワイルド(母)
サイモン・マクバーニー 、、、フランク・ホーキング(父)
デヴィッド・シューリス 、、、デニス・シアマ(スティーヴンの師)


ドゥニ・ヴィルヌーヴの作品「メッセージ」でも音楽担当していたヨハン・ヨハンソンが48歳の若さで亡くなった。
アイスランドにおいては、ビョークとこのひと。
氷河から聴こえてくるような、、、余りに繊細で神々しい反復の調べ、、、その響き。
暫くは彼のレコードを聴き続ける日々になりそう。


「やりたい事がある限り、希望は無くならない」
スティーヴン・ホーキングはそう語る。

スティーヴンとジェーンはケンブリッジ大学のパーティで出逢い、お互いに惹かれ合う。
スティーヴンは宇宙創成は創造主なしで説明可能であることから無神論であり、ジェーンは教会に行かないと調子が悪くなるキリスト教信者である。信仰に関する信条は生涯、変わるものではない。

The Theory of Everything001

「ブラックホールの特異点定理」を発表後、彼はALSを発症。
余命2年を宣告され、一度は失意のうちに彼女を遠ざけるが、、、
ジェーン・ワイルドはそれを知って、敢えて彼との結婚を決意する。
「ホーキング放射」(量子重力論から生まれた)を発表。ブラック・ホールは真っ黒という訳ではない、、、。素粒子を放出しエネルギーを失い蒸発する。
ワーグナーのコンサートで肺炎から救急気管切開により意識不明となり、生命維持装置を外すか医者に問われるが、奥さんが冗談じゃない!
彼は再び彼女によって生を得る。

しかし喉の切開手術により声を失い、頭脳が考えたことを外に知らしめる唯一の機能~手段が消える。
「スペリングボード」を元にコミュニケーションを図ることにした奥さんの深い決断は、更に彼が研究を深め人類に恩恵をもたらすことに繋がる。
その後、重度障害者用意思伝達装置を使い(スピーチではコンピュータの合成言語)、精力的に講演活動を行う。
ベストセラー「ホーキング宇宙を語る」出版。彼は軽妙なサイエンス・ライター的な手腕も発揮する。
結局ALS発症後、彼は50年以上も生きて宇宙物理最前線の研究に携わった。


わたしがこの映画で強く感じたことは、、、”Time”への異様な拘り。
それは純粋に物理学的な興味からくるテーマではあろうが、余命2年を若くして宣告されたことによるところは大きいはず。
そして女性に恵まれたこと。
ジェーン・ワイルドとの出逢いがどれ程大きなものであったか、、、そして看護師エレイン・メイソンである。
それから、スティーブン自身、軽みがあってとてもユーモアの感覚に優れていたこと。
これはもしかしたら、何においても肝心なことかも知れない。
アインシュタインもそういう人であった(もしそうした感覚に乏しかったら彼はナチスによって命を落としていたかも)。

何にしてもジェーンがいなければ、スティーブは本当に2年後には亡くなっていたかも知れない。
それを考えると、この運命の出逢いの大きさは計り知れない。
やがて二人は離婚し、スティーブはエレインと再婚し、ジェーンはオルガン奏者(子供のピアノの先生)で二人の手助けとスティーブの介護を熱心にしてくれたジョナサンと再婚する。このスティーブ~ジェーン~ジョナサンの3人の関係も最初から個(我欲)を超えたものであった。離婚後もジェーンとスティーブは親友関係が維持される。

The Theory of Everything003

ジェーンはスティーヴンがALS発症し余命2年を宣告されても、断固結婚の意思を変えなかった。
(いや敢えて、結婚を決めた)。
肺炎から意識不明となり安楽死を医者から勧められても、スティーヴンがどうなっても絶対に生かすことを選択した。
それは、彼の体が耐えられないかも知れない、不可避に声を失う大変な手術を前提とした。
そして、唯一完全な状態で残った頭脳~思考の発する情報をアウトプットする為に手を尽くす。
彼の潜在する能力を出来る限り発現させる手助けは何でもやる覚悟だ。
(この際に看護師エレインの果たした役割も絶大)。
それはスティーブ自身を救うと同時に、人類に恩恵を齎すことでもあった。
「ホントに長く生きたわね」とスティーブンに語るジェーンの言葉は無限に重い。

”Look what we made”
エリザベス女王に招かれ宮廷の庭で無邪気に遊ぶ自分たちの3人の子供の姿を眺め、元妻のジェーンにそう語るスティーブン。
この締めで、この映画の格が上がった。

そうなのだ。
確かに。
「無限への旅:スティーブンと過ごした私の人生」そのものであった。


彼は最晩年、スターショット計画に参画している。
アルファ・ケンタウリにたくさんの探査機を飛ばす計画である。
もうすぐ始まる。



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