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GOMA28

Author:GOMA28
絵画や映画や音楽、写真、ITなどを入口に語ります。
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シシリーの黒い霧

Salvatore Giuliano

Salvatore Giuliano
1962年
イタリア

フランチェスコ・ロージ監督・脚本
ピエロ・ピッチオーニ音楽


まず、ある家の中庭に男の死体が横たわっている。
この男は誰なのか。
誰に殺されたのか。
その謎に始まる。

その男が当局が躍起になって探していた男サルヴァトーレ・ジュリアーノであった。
主役は死体でいきなり現れ、その後も回想においても姿は見せない。
物語の展開によって徐々に際立つのは、シシリーと謂う場所か。
実際にここの空気を吸ってみたい気にもさせられる。
この貧しい殺伐とした地。

1950年代。シシリー島に独立運動が渦巻く。
そこで活躍した義賊「サルヴァトーレ・ジュリアーノの殺害の謎」を巡って、様々な立場の人や組織が錯綜し、解明どころか一層闇は深まる。
ジュリアーノを中心とした独立義勇軍、マフィア、地主が手を結び所謂、政府軍~ファシストと闘っていたが、独立を勝ち取ったにも関わらず、約束した特赦をジュリアーノたちに与えず、逆にイタリア解放委員会は彼らを弾圧した。
今度はマフィアが憲兵隊、警察と組んでジュリアーノたちを追い詰めていった。
人民連合派がシシリー島の自治政府の選挙で共産党が勝利したが、メーデーの祝いの会場を何とジュリアーノ一味が襲撃した。その首謀者が誰で、実際に手を下したのは誰なのか、その裁判が延々と行われる。

それからは、どことどこが結託しているのか、複雑な絡みでよく分からなくなる。
策略と裏切りと密約と取引それから黙秘が繰り返され更新されてゆく。
そして姿も名前も分からぬ人物が秘密の記録を握る。
だがそれは燃やされたという情報がまことしやかに流される。
真実を告白すると声高に叫んだ人物は何らかの方法で殺害される。
何と監獄でジュリアーノの片腕の男が毒殺される。
毒を呑まされたときの館内に鳴り響く苦痛の叫びは真実であろう。
だがそれを直ぐに闇が呑み込んでしまう。

このドキュメンタリー風のリアリズムは底知れず冷たく重い。
前半は引いたカメラが多くセリフも抑えられているが、後半の裁判シーンからはセリフが洪水となって溢れ出す。
証言から複雑怪奇な関係が浮かび上がるが、それをすぐさま打ち消す情報も現れ混沌を増すばかり。
結局、ジュリアーノは誰のさしがねで殺害されるに至ったのか。
ジュリアーノ一派に共産党員のメーデーの祝いの会場を襲わせたのは、一体誰なのか。
これは一向に解明の方向に行かない。
まるでよく出来た小説のような噺である。


1960年、群衆の渦巻く広場で突然銃声が響き渡り、当時の事情を知るマフィアの男が射殺される。
何かを握っている人は、こんな風に突然、暗殺されるのだ。






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