プロフィール

GOMA28

Author:GOMA28
絵画や映画や音楽、写真、ITなどを入口に語ります。
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田中一村

tanaka isson002

Nichibiで引き続き面白い絵を観たので、その感想など、、、。
(このパタンが癖になりそう(笑)。
田中一村 日本画家(1908年 - 1977年)


この田中一村という画家は「南画」を幼いころから描き始め8歳の時にはその技量から神童と呼ばれたという。
やがて芸大に優秀な成績で入学するも、自分の得意とする「南画」を描く場はそこにはなかった。
(つまり意気揚々と大学に入ったは良いが居場所がなかったようだ)。
それで2か月で大学を辞め、以降自分独自の絵を独りで探求し続ける。
枠に収まらないスケールの絵はこうして生まれたのか、、、。

南画に決別して独自の道を歩みつつ「白い花」から自らの新たな作風を確立し、安定した形でその後も変遷を重ねてゆく。
この絵が青龍社展に入選したことで、恐らく波に乗ったのだ。
彼ならではの個性を放つ作品が生まれてゆく。

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日本画家であり「花鳥画」を描いているのだが、わたしは最初見たとき、日本画とは気づかなかった。
大変グラフィカルで独自の様式美をもったアクリル画のようにも思えた。
とても鋭い観察の行き届いた精緻な絵であり、実際、アクリルでこそ描ける絵とも思う。
細部への拘りも凄い追及がなされているが、絵全体の構成に圧倒され魅了される。
南国の光と生がテーマであることも合わせて、、、そう眩い光のせいで大きな葉の影の面が真っ黒なのだ。
花鳥画で真っ黒の葉は初めて見た。本土の日本画ではない。
とても好きなタイプの絵だ。そう気に入ってしまう絵なのだ。

確認すると確かに墨の濃淡で饒舌に空間が描かれている。
しかし構図が大変モダンで色彩使いも大胆な為、普通に思い描く「花鳥画」の範疇にはない。
言い換えれば日本画の平面性と装飾性が極限的に生かされている。

tanaka isson001

こんな絵に行き着くには、やはり場所が肝心である。
題材は風景~花鳥なのだ。出来れば手付かずの自然。
魚の絵も素晴らしい。やはり漁場も大事だ。
何より、場所なのである。
彼は創作意欲に燃え、南下する。

tanaka isson003

紀州、四国、九州、、、へと。
当時、日本はゴーギャン旋風が吹き荒れていたようで、北に行こうという向きはなかったらしい。
わたしも南は賛成だ。
あ~憧れの南仏、、、アルル、、、。タヒチまでは、、、ちょっと。

彼は千葉から全てを投げうって、ついに奄美大島に50歳になってから移り住む。
集大成と言えるものをここで思う存分制作しようということである。
神童から孤高の画家への道程であった。
風景画(花鳥画)の中の鳥が実に凛としている。
(よく絵のなかの動物に画家は自画像を忍ばせるという)。

tanaka isson005


そういう決意、どこでするかだ。
毛遅れにならないうちに、体力と知力の残っているうちに決断しなければならない。
出来れば、南に、、、。
わたしも南に行きたい。
何故なら、寒いところが苦手だからだ。
寒さと辛さは避けたい。


南国で美味しいフルーツを腹一杯食べながら人生の集大成をしたい、、、
と、この番組を観て思った、、、。


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