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GOMA28

Author:GOMA28
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プラネタリウム

Planetarium002.jpg

Planetarium
2016年
フランス・ベルギー

レベッカ・ズロトヴスキ監督・脚本


ナタリー・ポートマン 、、、ローラ・バーロウ
リリー=ローズ・デップ 、、、ケイト・バーロウ
エマニュエル・サランジェ 、、、アンドレ・コルベン
ルイ・ガレル 、、、フェルナンド・プルーヴェ
アミラ・カサール 、、、エヴァ・セド

「人が望むものを見せることができる」
ローラがケイトの才能を労って語った言葉。
霊を本当に見せるかどうかより、その人の期待に沿ったものが見せられることが大事なのだ。
本当の霊と言っても、本当の姿など誰が知っていよう、、、
それよりも、当人が見たと想えるように見せてやれればよいのだ。
要は相手が満足を得られるかどうか、である。

1930年代、アメリカからパリにやって来た交霊術を執り行う美人姉妹、、、
昨日の映画の続きのような感覚で観た。
似たような題材の映画が続く傾向あり。

妹のケイトに霊感があり、姉のローラが演出をして取り仕切る交霊ショーをキャバレーで開く。
それがかなりウケており、そこに居合わせた映画プロデューサーのコルベン の目に留まる。
コルベンは殊の外、彼女らとこの企画に興味を示し、この交霊術の映画を撮ろうと企てる。
それと並行してローラが女優として交霊に絡んだ恋愛映画も撮って行く。

Planetarium003.jpg

コルベンは映画会社そのものをもっと近代化しようとしていた。
彼女ら姉妹は、その切り札的な役割を担う存在であった。
幸い姉のローラも野心家である。その辺では噛みあう部分は少なくない。
コルベンは二人を自分の豪邸に住まわし、姉には内緒で妹と交霊会をしていた。
彼は兄や父にイメージの中で鮮明に出逢う。

ただ、彼はそれを真実の映像であると受け取り(確かに彼にとっては真実である)、VFXを使わないドキュメンタリー映画を撮るんだと息巻いている。つまり本当の実写で幽霊の出て来る映画を撮ると。
彼のイメージ界にはしっかり現れていたのだから、それを映像として作ればよいのではないか、、、。
それは映画としては、説得力があり真実でもある。
だがそれに納得しなかったことで、彼は身を滅ぼす。

実際、妹のケイトに物々しい電極を被せて、かなりハードな交霊をしたようだが、そこに現れたのは、コルベンの背後にうっすらと見えたエクトプラズムらしい光のパタンだけであり、退屈でまともに扱えないものであった。
怒った監督はさじを投げて帰ってしまう。
本物に拘るとこんなものでしかない。
本物を雄弁に誠実に伝えるフィクションをプロデュースすればよいのだ。
そのためにSFがある。いや「プラネタリウム」があるのだ。
実際の星は例え晴れ渡っていようとも、そこまで鮮明には見えない。見えないことの方がずっと多い。
プラネタリウムを見せてあげればよいのだ。いつでも見たいときに確実に見せてあげられる。

コルベンはフランス国籍であったが、ポーランド系のユダヤ人であった。
その為もあってか、会社の金を私的に流用した嫌疑をかけられ代表の辞任に追い込まれ、その後逮捕される。
丁度、時流も悪く、行く先は強制収容所となったであろう。
妹のケイトはその年の冬に亡くなってしまう。
「わたしの能力のせいで死ぬのよ」、、、コルベンの為に無理をして本物を見せようとしたこともあり。
本物に拘り繋がろうとすると、こういう流れになることも。


ローラは本格的な女優となり、ある意味「プラネタリウム」を体現する立場となっている。

リリー=ローズ・デップは、言わずと知れたジョニー・デップとヴァネッサ・パラディの娘である。
わたしは、両方のファンである。そして彼女は両親に程よく似ている。
その娘が凄くない訳はないが、どうも気になったのは眉毛であった。片方が途中で途切れているのだ。それが気になって映画に集中できなかった(苦。芸風は実にあっさりした感じなのだが。

ヴァネッサ・パラディの”ジョーのタクシー”(Joe Le Taxi)が久々に聴きたくなった、、、。


やはりママとパパによく似ている。
Planetarium001.jpg

ナタリー・ポートマンについては、今更何も言うことはない。
とても円熟してきたな、とは思った。
何より驚いたのは、ふたりは本当の姉妹みたいに似ているのだ。
この映画のわたしにとっての一番の発見はそこだったような、、、。
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