プロフィール

GOMA28

Author:GOMA28
絵画や映画や音楽、写真、ITなどを入口に語ります。
基本的に、日々思うことを綴ってゆきます。悪しからず。
必ずパソコン画面(PCビュー)でご覧ください。


*当サイトはリンクフリーです。

PICKUP
レッド・ファミリー
キューブ CUBE
ドント・ハングアップ
キャット・ピープル
パラサイト 半地下の家族 -2
パラサイト 半地下の家族 -1
ヘンリー・ムーア~彫刻に見る普遍性
911爆破の証拠―専門家は語る 前
9/11:爆破の証拠 - 専門家は語る 後
アポロ 11
シャチ~優しい殺し屋~
ハイヒール
お嬢さん
とうもろこしの島
セールスマン
トラピスト1に寄せて
「労働疎外より人間疎外」によせて
カッシーニ グランドフィナーレ
カッシーニ グランドフィナーレⅡ
シチズンフォー  スノーデンの暴露
スノーデン
レヴェナント: 蘇えりし者
透明な身体性
森羅万象を描く デューラーから柄澤齊へ
ヴィデオドローム2 ~イスラム国 ~アノニマス
見えない重力を描く Ⅱ
美の翳りに寄せて
写真についてーⅡ
午前零時の奇蹟(シュル・レアリスム覚醒の時間)
パーフェクト・デイ ~ルーリード ~ローリー・アンダーソン ~スーザン・ボイル
未来派の画家~ウンベルト・ボッチョーニ
Balthus ~ バルテュス展行ってまいりました。
「ゴールドベルグ変奏曲」 バッハ  ~グールド ~P・オトゥール ~ニーチェ
大昔のスケッチ(詩画集のための試作)
すでに世界は終わっていたのか ~ ヒエロニムス・ボスその1
スヌーズレン002
情報リテラシー  ~華氏911 ~不都合な真実
南伸坊「歴史上の本人」
プラトーン
アリータ
カレンダー
09 | 2018/10 | 11
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -

初恋

utada001.jpg

宇多田ヒカルの「初恋」は、必ず一日に一度は聴く。
はじめて聴いたときに、静かな激しい衝撃を受けた。
クラシックの名曲を聴いたときのような。
(わたしは、初めてラベルの「ボレロ」を聴いたときのような充足感を覚えた)。
他の曲とどう違うのか、、、これこそ強度としか言えない。
「桜流し」、「道」など好きな曲はそれは幾つもあるが、、、。
天才が閃きと才能で作ったというのではない、彼女の畳み込まれた経験からはじめて晶結した曲だと思った。
本当に詩に旋律にサウンド~アンサンブルに稠密な構築美を感じる。
(ただの才能とセンスに溺れない)。
デビュー『First Love』から20年後のアルバム(曲)が『初恋』という符合はとても興味深い。
長女も大好きで、いつも一緒に聴いている。
「初恋」
今もふたりで聴いている。
(酒が呑める歳になったら一緒に呑もうと約束した。関係ないが(笑)。


彼女のインタビュー記事があった。
それを読んで成程と納得するところがあった。

人は生きていく上で、最終的には他者との繋がりを求めますよね。浅いものから深いものまで。その関係性の築き方には誰しもモデルがあって、それはやっぱり最初の原体験というか、自分を産んでくれた人なり、面倒を見て、育ててくれた人たちとの関係だと思うんです。それがその人の一生の中で、おそらく多くの場合は無意識に作用して、他者との関係性に影響していく。その無意識の影響を紐解いては、「何故なんだろう?」と追求したり、時には受け入れようとしたりする。


わたしも(未だに、いや今こそかも知れないが)「何故なんだろう?」と追求したりはしている。
人は誕生と死は自分の自由には出来ない。
特に誕生は決定的である。暫くして気づいたら「こうしている」のだ。
違和感さえ抱けない。まだ何も相対化する立場にない。ただ苦痛と恐怖が持続した(わたしの場合)。
苦痛と恐怖は実際に(知識としての)外部を知らなくても、身体に外部性をすでに齎している。
今~この場~から遅延し内面化(純粋化)を果たす方向性をとる。
苦痛の度合に応じてその加速度は異なる。精神の病の域まで遅延する場合もあろうが、、、。
どうであろうが、芸術家にも作家にも科学者にも学者にも引き籠りにも狂人にもなんにでもなっていよう。
ただ、自分を(どれだけ)語れるかどうか、そこに掛かって来ると思う。
その契機が他者との繋がりの場に立ちあがってくることは多いはず。
何にしても、ひとは自分という縁まで語るので精一杯だ。

それを小説に書くか、絵に描くか、音楽に乗せるか、科学で語るか、哲学に論じるか、、、等々であろう。
勿論、宇多田さんは、音楽に見事に昇華している。
とても誠実に、人生の経験を凝縮し光輝かせる。


そして、声が違う。
他の誰とも違う。
素晴らしい声だ。
(これはきっとf/1揺らぎではないか、、、ST Rockerさんに分析をお願いしたい)。
これは、長女がよく言っていることだ。
わたしもそう思う。
「声が違う」
これこそ強度としか言えない。

そしてストリングスの極めて効果的な導入。
アレンジはいつも素晴らしいが、このストリングスは絶妙である。
Macにlogic9でプログラミングしているそうだ。
生オーケストラで聴いてみたいが。

そして詩には、あらゆる制約(検閲)を解かれた自由な”ことば”が踊っている。
「パクチー、ぱくぱく、、、」これも良い曲だ。
優しい生命力、、、を全体に感じる。

「初恋」という曲も、恋の始まりとも終わりともとれるように書いています。初恋というのは、それを自覚した瞬間から、それ以前の自分の終わりでもあるので。


始まりと終わり~生死観の感じられない曲は、薄っぺらい。
とても聴くに耐えない。
しかし、それを自覚した瞬間にそれまでの自分は無いというのは、まさにユリイカ!である。
「初恋」とは、それ程の強度をもつものなのだ!
その自覚の元に書かれた曲であるから、これ程の名曲なのだ。


わたしたちは、「初恋」に夢中だが「夕凪」も大好きだ。
ここにも水のイメージのうちに生と死が煌めきたゆたっている。

引用はREAL SOUNDより。

まだ半分も書けていない。
そのうち続編を、、、。



検索フォーム
ブロとも申請フォーム
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

SF PickUp