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イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所

If I Stay001

If I Stay
2014年

アメリカ

R・J・カトラー監督
ショーナ・クロス脚本
ゲイル・フォアマン『ミアの選択』原作

クロエ・グレース・モレッツ 、、、ミア(チェリストを目指す秀才女子高生)
ミレイユ・イーノス 、、、カット(ミアの母親。旅行代理店勤務。元パンク少女)
ジョシュア・レナード 、、、デニー(ミアの父親。音楽教師。元パンクロッカー)
ジェイミー・ブラックリー 、、、アダム(ミアの恋人。ロックミュージシャン)
ステイシー・キーチ、、、ミアの祖父


テンポが緩い。
自然にこころが惹かれてゆき、葛藤したり反目したり、また強く惹かれ合ったり、、、そういう流れを丁寧に拾ってゆく、よく分かるのだが、、、わたしにそれを追う根気がない。
長い。とっても長い。ホントに長く感じるのだ。
もう少しテキパキ進まないかな~。
だが、これこそが直球のラブロマンスで、正しいのであろう、、、きっと。
(やはりラブコメとかラブロマンスは苦手である)。
わたしとしては、主演がクロエ・グレース・モレッツなので、辛うじて見終えることが出来た次第である(祝。

If I Stay004

恋人同士で色々起きることは分かるが、、、
ミアとアダムが一緒に住むとか離れ離れになるとかでもめていたが、ミアが何処に住もうと~何処の大学に通おうと、どちらにせよアダムもバンドのライブツアーであちこち移動することになるし、成功するほどその活動範囲や規模は大きくなる。
海外遠征だってあるだろうし(ビッグになれば)。
住むところなど関係なくなるのではないのか?
何故彼は地元に拘るのか?
ミアの住むところを拠点にすればよかろうに。彼女はジュリアード音楽院だからニューヨークだ。文句あるか?!
田舎よりも便利だぞ。

If I Stay002

つまりよく分からないところで二人は、くよくよ 悩んだり仲違いしたりするのだ。
17歳の高校生である(クロエの実年齢役)。彼氏は二つくらい上なのか。
寧ろ何処か遠いところに冒険したい年頃ではないか、と思うが。

まあ、悩むことが好きな(趣味でもある)年頃でもある。
良いのではないか、、、
思春期恋愛映画として正しい映画なのだ。
傍から見ているとイラつくこともあるが、、、しかたない。

If I Stay003

この映画は、クロエ演じるミアが、自動車事故に遭うことで、彼女自身が究極の選択を強いられるというものか。
愛情深い両親と幼い弟はその事故で失い、彼女自身は死と生の狭間にあって自らの生きる気力に掛かっている状況なのだ。
彼女は幽体離脱状態で、自分の身体を含め周りの様子を全て知覚出来る立場となる。
(幽体離脱でもしないとわれわれは自分を観る事は出来ない。生きているうちは鏡像を自分として見ている。カメラレンズで補正でもする以外に人が見る自分を見る経験はない)。

一度は分かれたアダムがコンサートを中止して彼女の元に駆けこんで来る。
必死にクラシック音楽を聴かせたり彼女を詠ったオリジナル曲を聴かせたりして蘇生させようとするが意識は戻らない。
外にいて迷っているのだ。なかなか踏ん切りも付かない。
彼女は優しい両親と弟を亡くし生きようとする気力を失いかけている。
おじいちゃんが、是非戻って来てほしいが、逝ってもいいんだよとも耳元で囁く。
よいおじいちゃんだ。


はっきり言って彼女は愛情に包まれている。
亡くなった両親からもタップリ過ぎるくらいの愛情を注がれて育てられており、、、
今もなお、血の繋がりに関わりなく沢山の人々に暖かく見守られている。
そして、彼氏も何であろうがもう彼女と離れないと誓う。
更に彼女の家に侵入してジュリアード音楽院からの返事をベッドにまで運んで来る。
(それにしても事故の前に実技試験を終えていてよかった)。
「合格」と聴いたら、蘇るしかあるまい。

最後にちゃっかり目を覚ましたところで、エンドロール。


クロエ・グレース・モレッツの魅力一つでよく2時間超を見せ切った、という映画であった。
相手の彼氏が今一であった。ジェイク・ギレンホール程ではなくてもよいが、余りに毒気が無さ過ぎる。
クリエイターに狂気や毒気が感じられないようでは話にならない。
曲ももう少しどうにかならなかったか。聴いた範囲ではとてもブレイクは期待できない。
映画から有名になった音楽は沢山ある。ヒットを飛ばすくらいの粋な曲を入れて欲しかったものだが。予算がなかったか。
そちらの方で二人の関係が難しくならないかが心配である(心配することでもないが(笑)。
ミアのチェロはクラシックの演奏である。演奏は奏者の解釈と技術が問題となりこれはまた険しい道であるが、ロックミュージシャンもコンポーズで決まる。良い曲が書けないと終わりである。演奏はゲストでも賄える。
”NewOrder”がここまで長く続いているのも、曲の良さであると断言できる。
彼の方が恐らく険しいところにいる。まだ音楽家と画家のペアなどなら良いが、、、きっと厳しい緊張感あるペアとして頑張ることにを強いられるだろう。
この映画には関係ないが(笑。


結局、クロエ・グレース・モレッツの映画であった。


If I Stay005






プロフィール

GOMA28

Author:GOMA28
絵画や映画や音楽、写真、ITなどを入口に語ります。
基本的に、日々思うことを綴ってゆきます。悪しからず。
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