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鋼の錬金術師/ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章

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ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章
2017年

三池崇史 監督
荒木飛呂彦 原作

山崎賢人、、、東方仗助
神木隆之介、、、広瀬康一(同級生)
小松菜奈、、、山岸由花子(同級生)
岡田将生、、、虹村形兆
新田真剣佑、、、虹村億泰
観月ありさ、、、東方朋子(母)
國村隼、、、東方良平(祖父・警官)
山田孝之、、、片桐安十郎
伊勢谷友介、、、空条承太郎

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

鋼の錬金術師
2017年

曽利文彦 監督
荒川弘 原作

山田涼介、、、エドワード
本田翼、、、ウィンリィ
ディーン・フジオカ、、、ロイ・マスタング大佐
佐藤隆太、、、マース・ヒューズ中佐
大泉洋、、、ショウ・タッカー
小日向文世、、、ハクロ将軍
松雪泰子、、、ラスト
蓮佛美沙子、、、リザ・ホークアイ
本郷奏多、、、エンヴィー
國村隼、、、ドクター・マルコー
石丸謙二郎、、、コーネロ教主
原田夏希、、、グレイシア・ヒューズ
内山信二、、、グラトニー
夏菜、、、マリア・ロス少尉


二つ観てみた。
その前に観た「2012」の方が遥かに凄いVFXであった為、大人しく地味に見えた。

三つのなかでは、ジョジョが破綻が少なく無難にまとまっていたようには思える。
しかしわたしは原作はほとんど知らない(最初の頃のジョジョは観ていた時期があったが)。
基本的に原作は問題とせず映画だけで観ればよいとしている(それしか観ようがないし比較も意味がない)のだが、逆にこれを観て是非原作アニメを観ようという気にはならない。
もうよい。という感じだ。

VFXで魅せるとしたなら「2012」はその最たるもので、目で見る最高のアトラクションだと思う。
このように思わず「ひえ~っ」とか「おおっと」とか「あっれ~っ」などと声ばかりを出して観てしまう映画はそうはない。
感覚的に味わうのに特化した映画なのだ。スリリングで無茶苦茶なシミュレーションに立ち会っているような感覚。
ある意味、凄い。VFXひとつで切り抜けるのだ。

噺の内容はもう、どうでもよい、取り敢えず筋が無いと枠が出来ないからというレベル。
科学的に荒唐無稽で支離滅裂な運びと展開は、所詮そんなものだとして、それに絡む人間ドラマなど完璧に破綻している。
(偽善慈善行為に自己陶酔して悦に入っている、こんな自己中だけ生き残ってどうなるのかとお先真っ暗な噺である)。
しかしこのへんは、ローランド・エメリッヒだからよいのだ。人類はこのヘナチョコ船のなかで絶滅だな。後のことなど知った事か。
ドタバタ騒ぎがスリリングで面白ければそれでよい、という人なので、この「2012」はともかく成功作である。

それを観てからこの二作を立て続けに観てみた。どちらも2017年。國村隼が大事な役でどちらにも出演。売れっ子である。
昨夜の事である。昨日は観るだけで手一杯。今日はと言えば、、、
丸一日、娘たちと車で遠出をしており、それどころではなかった。
子供の日だと脅されて朝早くから夕方まで遠くの公園に行って遊び惚けていた。
心地よい疲労感で今にも睡魔が襲ってくるギリギリのところをチューハイの勢いで書き始めた(爆。

何故かもう遠い昔の事のように思えているのは、錬金術のせいか、スタンドの影響か、、、眠いからだろう、、、恐らく。

着想は面白いし、ジョジョの小松奈々の思わせ振りな存在が次作をとても気にさせるものだが、、、。
ジョジョについては何作で完結させるものなのか、この章には無理に話を詰め込み過ぎずに気になる仕掛け~エピソードを投げかけて今後の展開に任せるイントロなのだろう。

である為、この章をもってどうこう書くのも難しい。スタンドの迫力と異質な質感がもっとあってもよいと思うが、次章を待ちたい。
次が楽しみという程そそられはしないのだが、最初の部分だけ見せられては、それがどうなるのか見たいのは人情である。小松奈々などは、顔見せ程度であるから、、、次は彼女のスタンドの活躍とか神木君のスタンドとかが覚醒するのだろうな、、、という、予告編などに覚える期待感は持ってしまっている。
だが、逆に言えばこの映画単体ではキツイ。少なくともこの次とのカップリングで感想を述べたい。


鋼の錬金術師については、原作を知らないためこの映画でだけ見ると、何とも言いようがない。
恐らく詰め込み過ぎて薄くなっているような気がする。
キャストが日本人であること、ロケ地が国外らしいことに違和感を覚える。皆外国人が演じた方が良かったのでは?

それにオリジナルから着想を得て、もうまるきり2時間程度の監督のオリジナル(オマージュを込めた)作品として作り込んだ方が映画として純度の高い優れたものになると思うのだが。
その原作の根底の思想を掴んで監督なりの解釈で首尾一貫して作れば原作を知っている、いないに関わらず映画の完成度の高さで魅せる作品に成り得るはず。

そこから見ると、安易なシーンが目立ち、これでよいのか、、、と感じて白ける部分はある。
主人公と弟が何であの実存を巡る肝心なシーンで殴り合いして仲直りみたいなところに回収されてしまうのか、、、。
弟からの折角の問題提起で、こりゃないだろ兄貴、、、というか横から口だしした本田翼、、、そういう次元で絡めとるのか、、、と一気に話を堕落させてしまう。

噺は死ぬこと(人間)に憧れつつ殺戮を繰り返す松雪泰子のホムンクルスたちやそれを人の命を材料に大量に製作して王となろうとする小日向文世(何とも言えない役を呆れながら熟していた)やキメラを最愛の存在を犠牲にして作る大泉洋博士など、、、そして錬成物、オートメイル、等価交換、等も絡めテーマを深めればそれなりの刺激的な存在論的物語になったと思うが。この手のハリウッド映画も少なくない。
監督含めてキャストのこの作品の思想的な基本的コンセンサスは取れていたのか、、、。
賢者の石という幻想を中心に据えたコンセプト、その石がああやって作られていたのか、という発想は良いと思う。
しかし実際、難しいドラマを短い尺に押し込み軸がしっかり出来ずに破綻した想像がつく映画であった。
本田翼が出てくると軽薄度が増す。
アニメーション映画で観たいものである(3部くらいに分けてもよいのでは)。


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プロフィール

GOMA28

Author:GOMA28
絵画や映画や音楽、写真、ITなどを入口に語ります。
基本的に、日々思うことを綴ってゆきます。悪しからず。
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