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GOMA28

Author:GOMA28
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アトミック・ブロンド

Atomic Blonde001

Atomic Blonde
2017年
アメリカ

デヴィッド・リーチ監督

シャーリーズ・セロン(製作)、、、 ローレン・ブロートン
ジェームズ・マカヴォイ 、、、デヴィッド・パーシヴァル
ジョン・グッドマン 、、、エメット・カーツフェルド(CIA幹部)
ティル・シュヴァイガー 、、、時計屋(MI6工作員)
エディ・マーサン 、、、スパイグラス(機密情報を知るもの)
ソフィア・ブテラ 、、、デルフィーヌ・ラサール(フランス諜報部員)
ビル・スカルスガルド、、、メルケル(ローレンの助手)
ローランド・ムラー、、、アレクサンドル(武器商人、KGB側)

いきなりNew Orderの”Blue Monday”が鳴り響く。
凄いテンポで始まる。
ベルリンの壁崩壊間近の80年代終盤だ。
ハードボイルドに最初から惹きつける。
舞台は1989年ベルリン。

場面展開も激しい。
最初から情報~計画が丸流れしており組織にスパイが紛れ込んでいることが分かる。
次々に裏切る。というか多重スパイであることが分かって行く。
恋愛も裏切る?利用する。こうなると目的に余程、価値を見出していないと精神崩壊してしまうだろう。
または、そうならないでただ目的を手段を選ばず遂行出来る人間をこのようなスパイに育成しているのか?
だとしたら、やはりマインドコントロールによるものだろう。
その訓練・育成過程も観てみたい気がする。

Atomic Blonde002

観終わった感想としては、まさにシャーリーズ・セロンの映画だとしか言えない。
この映画では彼女は非常にタフであるが、銃器で相手を撃ち殺すとかいうばかりではなく、筋肉隆々の大男との殴り合い蹴り合いの肉弾戦を相当量こなしている。転がっているものを武器にしたりして(ジャッキーチェン得意技であるが)闘う姿はクールなばかりではなく必死さが伝わって来る壮絶なモノ。
流石に男たちとのラフファイトでは劣勢に回ったりもするが、何とか戦術と機転を利かせて勝ちをもぎ取る。
血と汗いっぱいで美貌もあざだらけで痛々しい。
終始命を狙われていて、場所を選ばず、もう突然銃撃戦や咄嗟の殴り合いである。

よく市民が巻き沿いにならないと思う。
普通のホテルなどでそれは突然始まったりするのだ。
アクションシーンの長回しは相当なもの。
音楽がずっと流れており、映像との適合性に賭けている感じもあるが、見事なフィットもそこそこに感じるものもある。
そんななか無音のシーンは際立つ(水関係での)。
(氷水風呂で怪我が治るのか、、、)。
かなり練り込まれた演出だ。

Atomic Blonde005
Atomic Blonde007

やはりシャーリーズ・セロンのアクションものと言えば、あのフレッシュで若々しい「イーオン・フラックス」の印象が強いが、これはこれで貫禄ものである。
煙草をくゆらせながらイギリス幹部に仕事の報告を見下し目線でしている雰囲気は、とてもイーオン・フラックスの頃の彼女では出せない。
彼女の今後の路線を予感させるものだ。

Atomic Blonde003

噺の流れは、MI6(イギリス対外諜報機関)とCIA(アメリカ中央情報局)の幹部にローレン・ブロートンが呼ばれマジックミラーからの監視の元、テープレコーダーとビデオに記録されながら、作戦の報告を行ってゆく。その話の内容が映画として流れて行く形式をとって展開する。3日後の最後のシーンまではそれで展開する。
MI6所属のローレン・ブロートンが、何者か(KGB)に奪われた、同僚スパイの所持していた時計に組み込まれた東で活躍する西スパイの機密情報マイクロフィルムを奪い返し、2重スパイ(サッチャルと呼ばれている)を暴き始末する任務を与えられる。
MI6のやり手のデヴィッド・パーシヴァルと協力し、真相を探って行くがローレンは彼に疑いを抱いており信頼感はもてない。
そこは各国スパイの入り乱れる全く気の許せない状況であった。
彼女は寧ろフランスの女スパイと組み、活動に当たっていた。
まさに社会情勢の一気に変わる瀬戸際で彼らは利用し合って死闘を繰り広げている。

デヴィッドは情報を売りに時計屋に来た裏切りKGBエージェントからマイクロフィルムを強奪する。
やはりデモに紛れてフィルムの中身を全て記憶しているスパイグラスを保護する(西に亡命させる)作戦で、彼を銃で撃ったのはデヴィッドであった。
更にローレンと協力(利用)関係にあったデルフィーヌを殺したのも彼であった。
デヴィッドがKGBと組んでいたことがデルフィーヌの撮った写真でローレンの知るところとなる。
ローレンの命もKGBに狙わせるが、逆に彼女がデヴィッドを倒しマイクロフィルムの仕込まれた時計を彼から奪う。

彼女はMI6に所属しながらKGBとも取引しており(この時点で2重スパイ)、最終的にCIAに情報を渡すのが目的であった(ここで3重スパイ)。
道理で彼女が両幹部の尋問の場でフィルムの在処は知らないと嘘をついたのか分かる。
しかも偽装テープでデヴィッドを2重スパイ=サッチャルと信じ込ませる魂胆があった。
彼女はCIAのために働いていたのだ。当の2重スパイは主人公自身であった(3重だが)。
ちゃっかり3日後、KGBに情報を渡すふりをして全員射殺して飛行機でロンドンを出てアメリカに向かう。

Atomic Blonde006

丁度その時、ベルリンの壁が崩れて行く。


最後は「帰ろう」である。
例のCIA幹部が飛行機に乗り合わせているだった。
懐かしのロックのMVみたいな映画でもあった。

”Blue Monday”は今も普通に聴いているが、、、。





胡蝶花~射干(しゃが)が咲き誇る

syaga001.jpg
”Iris Japonica”

3年目についに咲く。
しかもすごい勢いで一気に咲き乱れている。
昨日はまだ蕾であった。
つまり、今朝咲いたのだ。
3年前に公園の土手で自生していたのを一株抜いて、家の庭の壁の脇、日陰に挿しておいたらどんどん株自体は強力な地下茎を張り巡らしつつ増殖していったが、一向に(この2年間は)花をつける気配すらなかった。

3年目にやっと咲いたのだが、まだまだ蕾が沢山あり、全部咲くとかなりの花の群れになる。
これだけで気持ちが晴れやかだ。
白い蝶が群れて舞う。
軽やかなリズムに接続する。
とっても爽やかになる。

アヤメ科の常緑多年草で黄色と紫の斑点が絶妙であり、わたしは以前公園の大木の下や湿地に群生していたのをよく眺めながら通り過ぎていたものだ。
色々な公園や神社の日陰に咲いているのが目につき、いつも気になっていた。
今年は近くの公園やお寺では、まだどこにも咲いていない。
(夕方にしぼむのだが、午前中に行っても咲いていない)。

中国原産の帰化植物らしい(しかしとても古くの)。
葉は結構鋭い剣状で檜扇(ヒオウギ)に似ているところから、その漢名である「射干」と名付けられたそうだ。
「胡蝶花」は、ひっそり日陰に咲く様が、蝶が群がっているように見えることからついた別名とのこと。
わたしは後者の方により共感する。
ちょうどそのような感じで眺め入ってきた。
とてもお気に入りの花のひとつだ。
近くで暫く見ていたい。
飽きのこない花なのだ。

全体が青紫のものは、「姫著莪」と呼ばれる。


今うちの庭で沢山咲いているのが、この胡蝶花こと射干と白に薄紫のクリスマスローズと多肉の小さなアーティフィシャルな花々だ。サボテン系の花はなぜこうも人工的な雰囲気なのか?(やはり夕方しぼむ。勤め人には拝めない花かも)。
ツツジも咲いてきた。どれも白が基調でとてもよい。


白はよい。
ちょっと他の色の混ざった白、、、。


”Bon voyage.”

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