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GOMA28

Author:GOMA28
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クロール 裏切りの代償

crawl001.jpg

CRAWL
2011年
オーストラリア

ポール・チャイナ監督

ジョジーナ・ヘイグ、、、マリリン
ジョージ・シェヴソフ、、、クロアチア人の殺し屋



何でも、パーッケージに何とかホラー映画祭で、2011年度の監督賞、主演女優賞、撮影賞を受賞したとかあった。
ホラーは基本的に興味ないがよく出来たものなら、観ても損はないかと思い、、、
(ついでに)借りて観た。

その結果、、、
全く怖くない。登場人物が怖がっていても特に何とも思えない。
少なくともホラーではない。しかし何であるのか分からない。
この「映画」が何であるのか、が分からないのだ。
恐らく、高校の映画部でももっとずっと良いものを作ることは間違いない。
妙なおじさんが家にずかずか入って来て基本、痴呆の徘徊老人みたいにボーっと家の中を歩き回ったりして、女性が怖がり殺されそうにもなるのだが、それが一体何なんだという映画である。

「裏切りの代償」、、、意味不明なオマケ(マヌケ)邦題がまたもついている。
つまらぬ映画によくつく類のものだ。
確かにこれは明らかな客~消費者への「裏切り」行為だ。「代償」払ってもらいたい(怒。
どういう映画祭のどういう審査だったのか、、、はったりかませおって。

途中で、何度か意味深なワード(題名からしても)が出るが、それが何かに繋がる~伏線となることもない。
這って歩く場面はあるが、それが何だというのか、、、。
間をとって視線を何かの対象に向かせてみたりしても、それがどうなのというところが幾つもあり、、、
特になくてよい顔のアップあり、、、
思わせぶりにも程がある。無駄なノイズが障る。人物を掘り下げるとかいうものでは決してない。
噺の流れも大雑把で、だいたい「何を見せたいのか」が分からない。

crawl003.jpg

物語を動かすカウボーイ姿のクロアチア人殺し屋が、何をしたいのか何をしているのか、意味不明のまま終わる。
(まず格好自体が意味不明であるが)。
家に入り込まれて怖い目に逢った女性は、最後まで何故彼氏が訪ねてこないのか、その消息も知らぬままに、取り敢えず危機一髪のところで殺し屋を倒して助かるが、何の捻りもなく、、、これで終わるのか、と呆気にとられる。

兎も角、殺し屋がとても不思議なおじさんなのだ。
行動の意図が掴みかねる。それで映画自体も何だか分からないまま終わる。
依頼主のバーのオーナーの年代物プレミアピストルを何故わざわざ仕事用に盗み出したのか?
依頼通り商売敵?自動車修理店の主の頭を撃ち抜いた後、そのピストルをワザと床に落として去って行くのは、実は依頼主のオーナーに恨みでもあるのか?それともさらにそこに他の依頼主でも絡んでの事なのか?この謎はそのまま放置される。
金を貰って、その場で数えないのはどうしてか?そんな信用し合う間柄にはどうにも受け取れないが。
オーナーから薬を一度は興味なさげに断っていながらも受け取り、その後はとてもそれに拘っていて、それが元で運転中に前方不注意で人を撥ねてしまい、自分の車もここで壊してしまう。チョコレート色の車だとわざわざオーナー~他人に告げておいて。
(普通その手の仕事をするときに、車の特徴など人に明かすか?)

撥ねたのがヒロインのフィアンセで、その男性の到着を待つ彼女の家に押し入る、この確率はどれほどのものか、、、。
(どれほど小さな世界なのか)。
そこで、バイクを奪い逃走するつもりであったが、鍵はそのフィアンセが車のキーと同じフォルダにまとめていると?
何でも鍵はひとまとめの主義の人はいるかも知れぬが、スペアキーはどうなっていたのか。
そもそも単に殺人現場と轢き逃げ現場から早く遠ざかろうとするのなら、他の家に行って車を強奪すればよいではないか。
(兎も角、空間が最小限に完全限定に完結している)。
メンドクサイのでもういちいち挙げる気もないし、もうだいぶ忘れかけてもいる映画である(笑。

その犯人は、部屋に飾られた写真で彼女らの関係を知るが無論、教えない~喋らない。
最後に彼女に撃たれ息を引き取る際に、彼氏のポケットから盗んだ指輪を放る。
その瞬間に彼女は事の不条理を悟ったか、、、にしても、、、こんな噺をどういうつもりでこんな映画にしようと思ったのか?
それが一番の不思議である。

crawl002.jpg


オーストラリアには知人も住んでおり、確認してみたいものだが、そこではケーキなどの食べ物を届けに行ったとき、扉の鍵は開いていても人がすぐに出て来なければ、外に置きっぱなしにして立ち去るのか?
ずっとそのままになっていたらとか、、、心配ではないのか?
通りすがりのカンガルーが食べてしまうかも知れないではないか!
この映画でも、悪辣なバーのマスターが靴で踏みつけてしまったぞ、、、虚しい、、、。


なお、セリフが少なく、音楽は多少耳に障るが、全体に絵によって淡々と進み、カメラワークを気にしていることは察するが、間違ってもロベール・ブレッソンみたいにドラマ性を排し、骨太で徹底的に無駄をそぎ落としたストイックでスタイリッシュな作品というわけではない(比べる対象ではないか)。

単に作品自体が丸ごと無駄なのだ。



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