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GOMA28

Author:GOMA28
絵画や映画や音楽、写真、ITなどを入口に語ります。
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大冒険

daibouken.jpg

1965年
古澤憲吾 監督
田波靖男、笠原良三 脚本
円谷英二 特撮監督

植木等 、、、植松唯人
谷啓 、、、谷井啓介
ハナ肇 、、、花井部長刑事
団令子 、、、谷井悦子
越路吹雪 、、、森垣久美子
犬塚弘 、、、乾刑事
石橋エータロー 、、、市橋刑事
桜井センリ 、、、加倉井編集長
安田伸 、、、石崎
アンドリュウ・ヒューズ 、、、ヒットラー(陰謀団の黒幕)
森繁久彌 、、、総理大臣
ザ・ピーナッツ 、、、クラブの歌手
佐々木孝丸 、、、警視総監
高田稔 、、、大蔵大臣
二瓶正也 、、、黒服の男
伊藤久哉 、、、日本艦隊将校
柳永二郎 、、、日銀総裁


「クレージー・キャッツ結成10周年記念映画」という位置づけであった。
かなり力の入った(金を使った)特撮映画である。

のっけから、ウルトラQ~怪奇大作戦を彷彿させるタッチの映像だ。
TVから各国の偽造紙幣の緊急ニュースの模様が流れ緊張感をもって始まる。
ここに植木がどう絡んで来るのかと、いつも通りの期待感で観始めるも、、、植木自身は雰囲気は同じだが、話はちょっと違う。
総理大臣により召集された偽造紙幣で経済撹乱を企てる国際陰謀集団に対する会議がもたれ、警察特捜本部による秘密裡の捜査が行われる。しかし実際の捜査官は勘頼りの花井部長刑事他クレイジーの乾、市橋刑事。
花井も植木と同じくらい間の抜けたところで歌を唄い出すいい加減さ。
円谷特撮がどんな風にこれに絡み展開するのかが見ものなのだが、主にそれは後半、特に終盤に炸裂した。
(ザ・ピーナツがステージに現れ歌う時にはなにやら「モスラ」を連想してしまったが、特撮が頭にあるからか)。

daibouken002.jpg

今回は雑誌記者として活躍する植木である。サラリーマン復活(笑。
大法螺も忘れてはいない。
アパートの隣の部屋には友人の発明家である谷井啓介とその美しい妹の悦子が住んでいる。
彼女はまるで気がないが、彼は最初から彼女と結婚するつもりでいるところは無責任シリーズと同じである。
端から(部屋の中から)元体操選手である植松唯人の身のこなしが披露されるが、植木の身体能力がなかなかのものだと分かり、感心する(笑。
緑の上下スーツが何気なくルパン三世を想わせる。(余計な事考えすぎか?しかしルーツ的な存在かも知れない、、、)。

総天然色複写機を谷井啓介に発明させ、それの特許を取って大儲けするつもりであったが、そのテストですでに出回り始めた偽壱萬円札をコピーしてしまったために、警察と偽札製造陰謀団両者から狙われる羽目となる。
おまけに悦子を陰謀団に誘拐され東京から神戸までの壮絶な追いつ追われつの大混戦となる。
最後にヒトラーが出てきて、経済撹乱に乗じて自分の帝国を再び打ち立てようという魂胆を明かす。
潜水艦と孤島の要塞基地など円谷ワールドに植木・谷・団のトリオが入り込んでくることがちょっと場違い的な面白さだ。
日本支部の幹部の越路吹雪が終始クールである。
如何にも手作り感たっぷりなジュールベルヌ的な要塞内部とそこでの闘いも何だか間が抜けてズレている。
いちいち敵のテクノロジーを見て感心する植木・谷の様子も可笑しい。

アクションは全編にわたり相当ハードなものであった。
何度も車や電車に轢かれそうになり、銃弾の間をくぐり、馬に乗ったりして逃げまくる。
植木は、ほぼ走りどおしだ。
特に、橋やビルの屋上、断崖絶壁などから落ちそうになり、何とかつかまる命からがらのシーンも多い。
それでも不屈の根性で、「今度のしごきはきつかった~。さあ歌でも唄うか~」というが、いつもの無責任のお調子には受け取れない。この明るさ無理がある。汗だらけだ(爆。
思わず最後にお疲れさんと言いたくなるほどのものだった。
(谷啓と団令子もハイヒールでその運動量はかなり凄い)。
ストーリーは所謂サスペンスアクションもので、植木等がいくら面白く持っていこうが結構シリアスである。
(ご都合主義の展開や拍子抜けする歌が入ろうが)。
何しろ、植松~植木が悦子の兄の啓介に向かって少しは責任を感じろなどと諫めているのだ。
まんざらブラックジョークでもない。いつになく真面目だ。

砲撃を受けたヒトラーたちは、これが見えぬかと威嚇したうえで、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、中国等に向け本当にミサイルを同時に放つ。(今の北朝鮮は大丈夫か?!)
しかし、事前に谷井啓介がミサイル制御装置を弄っていたために、発射されたミサイルは自分の島に着弾してしまう。
という何とも言えない(冴えない)オチである。
これには拍子抜けしたが、丁度よい結末でもあった。
その後はすぐに植松唯人と谷井悦子の結婚式のパーティ場面に転換。
その出し物がクレイジーキャッツ結成10周年記念コンサートとなる、、、。

daibouken003.jpg

もう充分観た気がする。
愉しいとか解放されるというのとはまた異なる感覚だ。
元々腹を抱えて笑う類のものではないが、爽快感というのでもない。
力作で面白くまとめており、豪華なスタッフによるものであったが、、、

この辺でいいかな、と思う、、、。


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