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GOMA28

Author:GOMA28
絵画や映画や音楽、写真、ITなどを入口に語ります。
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ネオン・デーモン

The Neon Demon

The Neon Demon
2016
フランス、デンマーク、アメリカ

ニコラス・ウィンディング・レフン監督


エル・ファニング 、、、ジェシー(16歳の新人モデル)
キアヌ・リーヴス 、、、ハンク(モーテルの支配人)
クリスティナ・ヘンドリックス 、、、ロバータ・ホフマン(事務所オーナー)
ジェナ・マローン 、、、ルビー(メイクアップアーティスト)
アビー・リー 、、、サラ(ファッションモデル)
デズモンド・ハリントン 、、、ジャック(一流カメラマン)
ベラ・ヒースコート 、、、ジジ(整形ファッションモデル)
カール・グルスマン 、、、ディーン(カメラマン、ジェシーの友人)

かのダコタ・ファニングの妹のエル・ファニング。
『マレフィセント』でアンジェリーナ・ジョリーと共演していた。オーロラ姫であった、、、。
他の映画も見ていきたい。妹の方もこれから益々出番が多くなりそう。
ベラ・ヒースコートは『ダーク・シャドウ』にも出演している。
アビー・リーはスーパーモデルとしての実績が高いプロのモデル。
『ハンガーゲーム』でも活躍していたジェナ・マローンがここでも要の役かも。
何と彼女はあの傑作『コンタクト』で少女時代のエリーを演じていた。(子役からやっている人だ)。
『マトリックス』のキアヌ・リーヴスが酷くしみったれたモーテルのオヤジ役で出ていた。どういうこと?

昨日に続き、カニバリズム第二弾、、、。
今回も食べてしまうのだ。

メタファーが緩く続く極彩色の映画であった。
しきりに鳴りまくるシンセサイザーは初期の頃のシンセサウンドを彷彿させるノスタルジックな響きであった。
結構、ギラギラした色にマッチしていた。
しかし、ジェシーのモーテルの部屋に何で夜ヤマネコがいたのか。
何度も出てくる三角形のネオンシンボル。
光と鏡のイメージ。
ピンクのバラを受け取って失神するなど、、、そうしたシーンは幾つもあるが。
これらは何のメタファーか。
(さして追求することもないように思う、、、)。

The Neon Demon003

しのぎを削るモデル業界、ライバルは多い。
その中でジェシーは可愛らしさと若さでは際立っている。
勿論、綺麗である。ダコタ・ファニングの妹なのだから当然。
衣装はどれもゴージャスである。メイクアップも奇抜なアートになっていた。ボディペインティングも半端ではない。
エル・ファニングは、スーパーモデルのなかにあっても、実に様になっていた。
「硝子のなかのダイヤモンド」(ルビー)と評されるだけのことはある。
ドレスはさぞ一流ブランドのモノが集められたことだろう、とは思うがわたしにはどれが何処のブランドかは、分からない。

赤、白、緑の強烈な色彩とネオン?ライトが印象的。
自然な感じの月の夜景も綺麗であった。

ジェシーは19と偽り、一流事務所にすぐに所属し、とんとん拍子で認められ、成功し大物になる事が早くも期待される。
だが、親友ルビーの周辺のモデル、ジジやサラは彼女に嫉妬し敵意を抱く。
彼女らは、モデルとしての旬を過ぎていて、なかなかオーディションにも通らなかった。
一方幼く無垢な少女であったジェシーも著名なファッション関係者に認められ、ショーでもランウェイの最後を歩くモデルに名指しされるうちに、業界に染まって大きく変化して行く。
ジェシーは付き合い始めた、彼女を本気で心配するディーンとも別れてしまう。
こういう環境で友人や恋人という関係の維持は難しいものか。

結局、彼女に性的にも好意を寄せていた親友ルビーを拒絶した為、ジェシーは彼女の殺意をかい(可愛さ余って、、、か)、ジジやサラもそれに加わり三人に追い詰められた末、水の入っていないプールに突き落とされ絶命する。
ヒロインが嫉妬と愛憎の内に死ぬ~殺害されるのだ。

ルビーはそれを見てエクスタシーに浸り、後の二人はシャワーを浴びて血を洗い流しスッキリしている。
ここもたっぷりメタファーの効いた表現でシーンが彩られるが。
三人にジェシーは食べられてしまったのだ。

The Neon Demon002

レディ・ガガかと思ったが、ホントに彼女の御用達ブランドであった。

ジジとサラは、その後ジェシーを評価していた有名カメラマンの撮影にも参加する。
しかし、ジジはプールサイドから水を眺めているうちに気色が悪くなり、部屋に飛び込み上着を脱ぎ座ったところで、ジェシーの目玉を嘔吐してしまう。
そして体内から彼女を追い払おうという強烈な衝動からナイフで自分の腹を裂いて絶命する。
まさにジェシーの肉体が拒絶反応を見せたかの如くに。
(やはり整形モデルには消化出来なかったか)。

だが、、、
それを傍らで観ていたサラは、その目玉を拾って呑み込む。
何であろうが、わたしは美しいジェシーを自分の身体に取り込んでやる、という意地(執念)を見せたというところか、、、。
かつてのカニバリズムもそのような呪術的な要素が大きかったと思われる。
(単に腹が減ったというレベルではあるまい)。


昨日は言葉で騙り尽くしてイメージを豊かにするタイプの物語であったが、これはメタファー・イメージの連打で感性に強く訴えかける、食べちゃった映画であった。
どのように食べたかは定かではないが、意外にあっさりさっぱりした感触であった。



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