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GOMA28

Author:GOMA28
絵画や映画や音楽、写真、ITなどを入口に語ります。
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ブリューゲル Ⅱ

ブリューゲルは時折気になって見たくなる画家である。以前、一度書いているが「ブリューゲルとは何者か?」
巷で彼のことが囁かれるとまた気になってくる。

BABEL001.jpg

どこから俯瞰しているのか。
このアイレベルが微妙である。
やはり「神」なのか、、、。
非常に大きな世界~建造物~思想が描かれているが、縦横それぞれ約60cm×75cmのこじんまりしたサイズの絵である。


建築物としては構造上成立不可能であるとしても、絵であれば成立する。
それを説得力たっぷりに雄弁に示したのがこの「バベル」か。
ことばで創られた「バベル」はことばが崩された時点でもう立ち行かなくなる運命であった。
永遠に放棄された異次元に通じるハイパーな器の妙。
(ガウディはいつかは完成するが、この塔はわれわれの次元では構造が成り立たない)。

である為、内部の異次元空間に強く魅せられる絵でもある。
ディテールがひたすら細やかに描きつくされているというだけでなく、窓は全て異なる形状であり、夥しい人は誰もがそれぞれのドラマの中を活き活きと生きている。
その微細な描写と動きが秘めたる闇の生活空間にわれわれを誘う。
外の歪んだ円筒状の壁面には通路~廊下がある。
内部にもきっと幾つもの回廊があるのだ。
確かめる方法のない内部の神秘的で魔術的な魅力。
「内部」という夢想の楽しみに膨れた構造物とも謂えるか。

そこでは、きっとわれわれの世界では語られない秘密の話が囁かれている。

生前のことばが何一つ残っていない画家というのも、考えてみれば凄い。
これだけの画家のことばが、何処にもひとつも記録されていないのだ。
ますますブリューゲルを取り巻く秘密の霧が深まる。
いや、極めて晴れやかでシンプルな事態なのかも知れない。


「子供の遊戯」などを観ると、ことば以上の饒舌さが存分に窺える。
敢えてことばなど残す必要もなかった。
この絵には中心などなく、ただ様々なディテールが空間を埋め尽くすように息づいている。
ある意味、バベルを平らに幾何学的に変換した姿か。
これもあるし、あれもある。その面白さを優劣付けずにひたすら拾い上げてゆく楽しさで一杯だ。
実は内部もそれを超越的に窺う神もいなかった。
そのような教育的~宗教的な視座はなかった、、、。

Bruegel002.jpg

ルネサンス的な主題性から救われている。
そこが何より大きい。
彼にとっての絵画制作がそもそも「子供の遊戯」であったか。
だから面白くて興味の尽きない絵画であるのだ。

彼の作品は明らかに寓意性の見て取れるものが特に後期に見られるようになるが、観念的な説明のない博物画的な作品に大きな魅力を感じる。
ただ面白い。
「面白くっても大丈夫」(南伸坊氏)なのである。



なお、この記事は、今開催されているブリューゲル展とは何の関係もない。
まだわたしは会場には足を運んではいない。
暑くて外に出ると溶けてしまう。
アイスクリームを食べながら画集などを眺めて、思いめぐらしているだけである(笑。


キューティーハニー CUTIE HONEY TEARS

cutiehoney001.jpg

2016年
ヒグチリョウ、AT監督
永井豪原作
西内まりや 主題歌”BELIEVE”

西内まりや、、、如月瞳(キューティハニー)
石田ニコル、、、ジル
三浦貴大、、、早見青児(ジャーナリスト)
高岡奏輔、、、浦木一仁(レジスタンスのリーダー)


レンタルで観てみた。
わたしは、「キューティーハニー」に特別な思い入れはない為、原作とここが違うとかハニーはこうでなければならないという見方は特にない。
TVでやっているその時期、「キューティーハニー」や「デビルマン」などそれほど見てこなかったせいもある。
だから拘りはない。この時期観ていた「怪獣もの」には、大いに拘りはあるが、、、。

観たところ全体を通して、非常にチャチである。
ペラッペラであるのは、脚本・演出だけでなくキャストの問題でもある。
監督が一番の問題であろうが。
西内=石田以外は全て取り代えたい。
どうもそぐわない相手役やベテラン過ぎて他のイメージがこびり付いている脇役とか、気になった。
西内=石田は、この物語のうちでは、とても様になっていたが、他の人々は皆しっくりこない。
特にジャーナリストの彼は終始、鬱陶しかった。
今大流行の菅田将暉がやるとよかったかも、、、。

それから拘りではないのだが、「ハニーフラッシュ!」という掛け声?がひとつもなかったのは異様であった。
ゴジラが鳴かないのと同じくらい、、、ではなかろうか。
「キューティーハニー」を観ているのをうっかりすると忘れそうだ。
またコスチュームであるが、ボディーラインピッタリのものがそれであると自然に思うものだが、なぜかダブッとした折角の体形が生きない変なスーツを着ていたりしていた。
これだけは、原作云々ではないが、主人公の魅力を引き出せない演出だ。
西内イメージにそもそも合わないではないか。

kisaragi001.jpg

パーティーに潜入してファッション・ショーめいた流れでドレスを何度も替えるシーンがあるが、物語全体にそれがくまなくあった方が良い。
話自体を単に、「綺麗で可愛く楽しい」ものにし、コミカルでアクションも適度に入った展開で行けば、西内=石田を主軸にかなりのエンターテイメント・ムービーに仕上がったように思う。
妙な世界観しかもハリボテ風のものを敷くより、奇想天外のハチャメチャ・コメディーに徹すれば、チャチな書割風VFXも丁度良い効果となる。

西内=石田ラインは充分に綺麗で、彼女らに関するVFXは丁寧で上手く出来ていたと思う。
後は、原作ファンの抱く不満であるが、実写には宿命的に、文句やいちゃもんのつくことは避けられまい。
誰が主演をやろうと、原作に対する頑固な妄想が膨らんでおり、それを修正するのは不可能であるはず。
「違う」というファンをも引き込み楽しませてしまうストーリーや演出をもっと練る必要がある。
何だか妙にシリアスものにしたいという線がとてもチャチな結果を生んでいる。

cutiehoney002.jpg

冷酷非道の設定のジルがもっと派手に暴れてもよかったかと思うが。
もっと彼女の凄さを見せつけるとか。
如月ハニーとの決戦もややVFX効果に頼り過ぎた部分は感じた。
結果的に大人しい印象が残る。
特にファッションについては、もっと派手でよかったはず。


それから西内という人であるが、とても真面目な性格に思えるが、何と言うか一生懸命さ、意気込みが直接伝わり過ぎてしまう。
宮崎あおいみたいな貫禄はまだまだ無理であろうが、それを見せないしなやかさを身につけてゆくことが大切に思える。
石田ニコルにとっては、感情のない無敵のサイボーグというのは、モデルとしてもやり易かったのではなかろうか。
ともかく随所で決めていればそれだけで様になってしまう。
しかし、この二人は良かった。

cutiehoney003.jpg

恐らく「キューティーハニー」の実写としてではなく、他の名前のアクションコメディであれば、どうであろうか?
やはり脚本と演出が詰まらない。
ただ単に楽しく弾けたものが良い。
それはそれでかなり難しいものとなろうが、その方向性で作った方がこの二人も活きると思う。
あくまでも相手役は菅田将暉で。

主題歌”BELIEVE”も物語のエンディングに合っていた。
あの何だか元素固定装置というガジェットが最後にアクティブになっていたが、あそこからハニーが再生されるのか、、、。
ハニーが再生されればジルもされた方がよかろう。
続編はないだろうが、もし出来るのなら、二人以外のキャストは皆代えてもらいたい。
西内=石田はよく頑張っていた。


”Bon voyage.”

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