プロフィール

GOMA28

Author:GOMA28
絵画や映画や音楽、写真、ITなどを入口に語ります。
基本的に、日々思うことを綴ってゆきます。悪しからず。
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9/11:爆破の証拠 - 専門家は語る 後
アポロ 11
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ハイヒール
お嬢さん
とうもろこしの島
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「労働疎外より人間疎外」によせて
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カッシーニ グランドフィナーレⅡ
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写真についてーⅡ
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「ゴールドベルグ変奏曲」 バッハ  ~グールド ~P・オトゥール ~ニーチェ
大昔のスケッチ(詩画集のための試作)
すでに世界は終わっていたのか ~ ヒエロニムス・ボスその1
スヌーズレン002
情報リテラシー  ~華氏911 ~不都合な真実
南伸坊「歴史上の本人」
プラトーン
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久々のプール

pool.jpg

スポーツ公園にあるプールに娘二人と行った。
久々である。
水は生暖かく、想像と違って温度的には体に抵抗のないものだった。
わたしが一番気にしていたのが水の冷たさであった為、助かったという気持ちである。

水に浮かぶのは本当に気持ちよい。
重力の囚われから解かれた囚人のような感じがする。
そう、あらゆる重力からである。

気持ちよい気持ちである(笑。そういうコピーが昔あった。
水の心地よい密度が細やかに粘り強く与える身体への刺激感覚が、特に筋肉に効く感じである。
ひとことで言えば、ほぐれる。
更にこころもほぐれる(笑。

ちょっとばかり、上向きとなりわたしの一番得意な背泳ぎ、バタ足だけをやってみる。
これが一番楽な泳ぎであろう。
海のような激しい波がなければ、これならいつまでも泳いでいられる。
暫し、現実から遠ざかりそうになる。
この半ば、耳を水に浸けているこの音響感覚が現実を遠ざけることに大きく寄与しているはず。


だが、わたしは隣のコースでゆっくりマイペースで水中エアロビクスのひとつ、水中歩行を楽しんでいるご老人とは立場が異なっていることに気づく。
そう、わたしは、娘たちに水泳を教えに来たのだ。
自分のペースで動くことなど出来ず、彼女ら目を離さず二人のバタ足や腕のかき方をみてやらねばならない。
そのために来たのだから仕方ないが、、、。

ということで、一人ずつ代わりばんこで、手を引いたりお腹を支えたり、少し先で手を伸ばして、泳いでくるのを受け取ったりしていたのだが、最初から比べると、長女は何でも熱中する質からか、上達し泳げる距離が伸びた。それに余計な力みも感じられなくなってきた。
次女は、クラスのお友達が途中で現れ、持ち前の社交性を発揮し、その娘とプールの袖で遊び始めてしまい、肝心の水泳はほとんど練習せず、疲れたからといってサウナに入って寝転んでしまった。
困ったものである。

そろそろ既定の2時間となる為、帰ろうというと長女はもう少しやりたいと言う。
次女は暖かくして待ってると言うので、時間超過で長女専任で付き合うこととなった。
結局、3時間で出ることとなり、二人とも疲れたようであった。
(不思議に次女の方が疲れているように見えた)。


帰りに次女のリクエストで、レストランで好きなものを食べることになった。
今回は、ハンバーグであった。
これから暑くなって、しかも学校でプールも授業に入ってきて、プール遊び~泳ぎが週末あたりのうちの日程に組まれるのかなと思うと、、、いっそのことわたしも一緒に泳いでしまいたくなるのだった。


ギャング・オブ・ニューヨーク

Gangs of New York001

Gangs of New York
2002年
アメリカ

マーティン・スコセッシ監督・製作
ミヒャエル・バルハウス撮影
主題歌”The Hands That Built America”U2


レオナルド・ディカプリオ 、、、アムステルダム・ヴァロン
キャメロン・ディアス 、、、ジェニー・エヴァディーン(女スリ、アムステルダムの恋人)
ダニエル・デイ=ルイス 、、、ビル・ザ・ブッチャー(ネイティブズのボス)
ジム・ブロードベント 、、、ウィリアム・トゥイード
リーアム・ニーソン 、、、ヴァロン神父(アムステルダムの父、デッド・ラビッツの指導者)
ヘンリー・トーマス 、、、ジョニー(アムステルダムの幼馴染)
ブレンダン・グリーソン 、、、モンク(ヴァロン神父の用心棒、新保安官に当選)


1846年、ニューヨークのファイブ・ポインツ(殺人横丁)にて。

”都会が鋳造される溶鉱炉”と主人公のアムステルダムの表現する通りの街である。
スコットランド系ギャング、ネイティブズとアイルランド系移民デッド・ラビッツとの因縁の対決に、徴兵制(南北戦争)に反対し暴徒と化す市民、果ては陸軍や海軍も大きく介入してくる大混乱の修羅場が展開されるスケールの物語。
Gangs of New York002

ビル・ザ・ブッチャーが抗争のおりヴァロン神父を殺し、その後はずっとネイティブズの天下が続く。
そこへ当時幼い子供であったアムステルダムが、6年間入れられていた孤児院を出て、ファイブ・ポインツに帰ってくる。
そこはかつて以上に荒廃し暴力的な街になっており、ビル・ザ・ブッチャーの意のままの治世となっていた。
ブッチャーは、冷酷非道な殺し屋であり、カリスマ的指揮官でもあるが、アムステルダムの父ヴァロン神父だけは敵ながら敬愛していた。
そして毎年必ず、全面戦争でヴァロン神父を倒した日~命日に祝賀会を開いていた。
その日は、完全に街がネイティブズの支配下に治められた祝うべき記念日となっていた。

アムステルダムは、ネイティブズの中に巧みに入り込み、ブッチャーの腹心にまで地位を固める。
そして虎視眈々と父の命日に照準を合わせ、父の敵であるブッチャーの命を狙うが、予めアムステルダムの素性をジョニーが密告していたため、逆に囚われ酷い痛手を被る。(ジョニーはこころを寄せていたジェニーがアムステルダムを選んだことを妬んでいたのだ)。
全快してアムステルダムは、父の遺志を継ぎ、デッド・ラビッツを再結成する。
かつての仲間も戻ってきた。
そんな中、新保安官の選挙があり、デッド・ラビッツ陣営は父の用心棒でもあった凄腕のモンクを担ぎ、アイルランド移民の票を集めたいタマニー党の協力も取りつけネイティブズ候補者に選挙で圧勝する。
しかし、その直後話し合いに来た素振りのブッチャーにモンク新保安官は背後から斧を投げつけられ絶命する。
アムステルダムの怒りは絶頂に達し、ブッチャーとの~ネイティブズとの全面対決の運びとなる。

そして壮絶を極める対決である。
単なるデッド・ラビッツ対ネイティブズではなく、役人が金で徴兵制を支配していることに対する憤りから、市民が暴徒と化しその鎮圧に出た陸軍の銃撃、更には海軍の砲撃が街全体を襲い、アムステルダムやブッチャーたちも敵味方なく壊滅的打撃を受ける。
共に重傷を負ったアムステルダムはブッチャーに辛うじて止めを刺す。
ブッチャーは、これでアメリカ人として死ねると言い残し、息を引き取る。

何と言うか、皆役作りが凄い。
特に主役の二人のキャラの強さは際立っている。
デカプリオはここでも相変わらずの重厚かつ繊細な演技が光る。
だが何と言ってもダニエル・デイ=ルイスの怪演である。一筋縄ではいかないその人格をよく表現していた。
キャメロン・ディアスの存在感も際立っておりいうことない。

この年代の街の舞台作りも徹底したものを感じる。
血みどろの闘い、殺人シーンもかなり生々しく壮絶であった。
そういった感覚的に訴える力は強いのだが、物語自体は大味な気はする。
である為、ストーリーに引き込まれて感動するという感じの映画ではなかった。
ただ、個々のシーンや役者の演技、その時代の雰囲気の演出・美術には感心した。

その時代考察。役者の熱演で観る価値のある映画と謂えるか。



ミニー&モスコウィッツ

MINNIE AND MOSKOWITZ001

MINNIE AND MOSKOWITZ
1971年
アメリカ

ジョン・カサヴェテス監督・脚本

ジーナ・ローランズ、、、ミニー・ムーア(美術館に勤める学芸員)
シーモア・カッセル、、、シーモア・モスコウィッツ(駐車場係)
ジョン・カサヴェテス、、、ジム(ミニーの既婚者の浮気相手)
ヴァル・アヴェリー、、、 ゼルモ・スウィフト(親友に紹介された男)
キャサリン・カサヴェテス、、、シーバ・モスコウィッツ(シーモアの母)


物語は、ニューヨークに始まるが、早速主人公はカルフォルニアに向かいロサンゼルスに居を構える。
理由は分からない。
母に金を出して貰っている。(それを頼むため、豪勢なバラの花束を母にプレゼントする)。
彼は金などないのだ。
そして、、、シーモアはミニーという女性に一目惚れする。

この物語、次々に調子の外れたひとたちが現れ、好き勝手なことを声高に喚き立て去って行く。
それらは基本そこでお仕舞いで、どう伏線を張るとかいうものでもないし、後に回収されるものでもない。
実に下らないどうでもよいエピソードである。
しかし物語のトーンを一定の調子外れなものにしている。
そしてシーモアはミニーに強引に一方的に迫って行く(笑。

普段の生活では、ほとんど出逢いそうもない二人の男女が出逢う。
しかし、この二人何処か似ている。
彼らが身に纏うズレた感覚だ。
だが、他の誰もズレていない人などいない。
そうういう人たちだけが登場してきて、物語が何となく進行してゆく。
考えてみれば、われわれの現実もまさにそうで、みんな例外なく調子外れである。

ミニーが事あるごとにするサングラス(夜でもしている)は、何でだろうか。
自分の素直な表情を隠したい~物事に直面するのが怖い、、、など感がられようが、、、。
確かにゼルモに色々詮索されたときなどかなりの拒否反応を示していた。
プライベート~内面に立ち入られるのが特に嫌いであることが分かる。
言うことは、結構はっきり言うが、、、。
恐らく男の前で自らを曝け出すようなことはプライドからも許せないというものか。

片や、シーモアの赤の他人に対するバーでの厚かましい振舞など、他者との距離の取り方~空間に対する感覚のない男であることが分かる。
常に行く先々で、感覚的な問題を起こしているのが分かる。
この日常文脈の中でスムーズに事が運べない、彼らは似ている。
タイプは全然違うが。同じである。
相補的な関係かも知れない。

シーモアは愛を猛烈にアピールし、自慢の髭をハサミで切り、後ろ髪も切り落とそうとしたところで、ミニーに止められる。
熱意に負けたというより半ば呆れかえってというところであろうが、、、。
何故か一緒にプールに入り、クールダウンしたところで、結婚する意志を固め、双方の母親に連絡を入れる。
(どちらも母親だけなのだ)。
ここまで押されると判断力が消失するケースもあるように思うが。
(押し売り、かつての霊感商法等々、、、)。

シーモアの母は、息子についてホントにこんなので大丈夫かという身も蓋もない言い方で確認をする。
これは利口なやり方だ。
今後が流石に心配になってきたミニーの母が仕事について具体的に尋ねると、「大きな会社の駐車場係になる」と答えるところが何ともよい。
ミニー曰く、彼は車が好きなのよ。

数年後かどうか分からぬが、最後に子供を囲み楽しそうな彼らの様子が映されており、きっとそのまま良い感じで暮らしているのだな、ということは分かる。

別にそれがどうなのよ、という感じだが、観終わってみると何とも言えない味わいに気づく。
何があるわけでもない、そんな映画なのだが、、、。
アメリカ映画には珍しい感覚の作品であった。

MINNIE AND MOSKOWITZ002





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