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チザム

Chisum002.jpg

Chisum
1970年
アメリカ

アンドリュー・V・マクラグレン監督
アンドリュー・J・フェナディ脚本・製作

ジョン・ウェイン、、、ジョン・チザム(大牧場主)
フォレスト・タッカー、、、ローレンス・マーフィー(マーフィー商会経営者)
パトリック・ノウルズ、、、ヘンリー・タンストール(法を遵守する地主、ビリーの恩人)
ジェフリー・デュエル、、、ビリー・ザ・キッド(銃の名手)
パメラ・マクマイラー、、、サリー・チザム(チザムの姪)
グレン・コーベット、、、パット・ギャレット(チザムの部下)
アンドリュー・プライン、、、アレクサンダー・マクスウィーン(弁護士)
クリストファー・ジョージ、、、ダン・ノディーン(賞金稼ぎ)
ブルース・キャボット、、、ブレイディ保安官(マーフィーの手下)


ジョン・チザムのテーマソングがいきなり流れ、彼の功績が絵本のような絵で示され、実在の人物であることを知る。
南北戦争後のニューメキシコが舞台。
ペコス川周辺の広大な土地を開拓し所有する大牧場主チザムの生き様を中心に当時を描く。
牧畜で成功を収め巨万の富を蓄えた人物だ。
彼は確固たる信念を持ち、法を遵守し思いやりもあり先住民への敬意も忘れない。
公有地の先買権を独占的に持ってはいるが、民衆にそれを開放している。
貧しい農民やメキシコ人に対し特に気をかけている為、地域住民から深く慕われている。
だがそこへ入り込んできた手段を選ばない新興資本家マーフィー商会が金の力で知事や軍隊、保安官を意のままに動かし、新興資本家たちで地域を侵食してゆこうとする。彼はチェスのゲーム感覚で勢力拡大を進める。手下を使い牛泥棒などもさせているのだからもはや戦略的資本家と言うより無法者であろう。
(しかしある意味市民社会~資本主義が徹底してゆくアメリカの必然的な流れでもあり、この勢いを食い止めることは出来ないものである)。

マーフィーの度重なる強引な手法や策謀や果ては殺人にも及ぶやりかたに、不正を訴えに知事のところに丸腰で一人向かったタンストールは旅の途上で牛泥棒の汚名を着せられ保安官助手に射殺される。それは先に撃ってきた相手に対する正当防衛であると。
自分に文字の読み書きと聖書の世界を教えてくれた恩人が謀殺されたことに憤り、ビリー・ザ・キッドは復讐を誓う。
法で裁いて絞首刑にしようと捕らえた保安官助手たちをキッドは保安官もろとも射殺し、マーフィーたちを殲滅しようと向かってゆく。
ここでは、チザムの他にビリー・ザ・キッドとパット・ギャレットという西部の伝説の英雄もしっかり活躍している。
とは言え、キッドに対しギャレットは堅実で大人である分少し印象は弱い。
キッドは謂わば正義の無法者といった存在となる契機がビビットに描かれてゆく。
彼の暴走により、事態は加速する。

ここから一気に(不可避的に)チザム陣営対マーフィー陣営の直接対決に進展してゆく。
(それまでは、タンストールの説くあくまでも法的に解決をする方針にチザムらは従っていたが)。
キッドたちの協力者であるマクスウィーン夫妻も巻き込んだ、双方の壮絶な撃ち合いとなるが、隙を見て逃げ出したマクスウィーンの妻がチザムに助けを求める。
ここからは、西部劇の醍醐味か、マーフィーたちはバリケードを作り、チザムたちを川に回り道をさせ一斉に狙い撃ちする策を講じる。
だが、チザムはそれを鋭く見抜き、バリケードを突き破って一直線に攻め落とす戦法に出た。

牛の大群でバリケードを破り敵を押し詰めるところは、圧巻としか言えない。
やはりチザムは、牛が武器である。(何と10万頭の牛を飼っていたらしい)。
非常にダイナミックな中央突破で、これでは敵も形無しだ。
チザムの加勢で圧勝に終わるも、途中で話し合いによる和解に持ち込もうとしたアレクサンダー・マクスウィーンは射殺されてしまった。
タンストールと同様に民主的に解決を図ろうとすると尽く殺されてしまう構図である。
日々聖書を読みその教えに浸かっていたビリー・ザ・キッドであったが、銃で物事を解決する方向性に走り、逃げたノディーンを追いそのまま街を出てゆく。
いみじくもパット・ギャレットが彼に言った、お前に染み付いた死臭を消すには忍耐とよい友人が必要だという言葉の重みが染み染み感じられた。

ギャレットがチザムとキッドの違いをサリーに優しく言って聞かせるところで、チザムの器が改めて語られる。
彼は復讐ではなく、正義を実現しようとしたんだ、、、というところは、とても忍耐が必要で肝心なところだ。


フィクションを通し、実在の人物の生き様が活き活きと描かれていた。
ここでのジョン・ウェインも良かった。

Chisum001.jpg

どことなくトイストーリーを思い浮かべるのだが、、、。

プロフィール

GOMA28

Author:GOMA28
絵画や映画や音楽、写真、ITなどを入口に語ります。
基本的に、日々思うことを綴ってゆきます。悪しからず。
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