プロフィール

GOMA28

Author:GOMA28
絵画や映画や音楽、写真、ITなどを入口に語ります。
基本的に、日々思うことを綴ってゆきます。悪しからず。
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イバラート時間

tasoutoshi.jpg

2007年
井上直久監督

この絵本については、以前とりあげた。
「イバラートとは」
わたしにしては、かなり詳細に説明を加えている。
感想より、解説がなされている。
これは、「イバラート」を知らないひとには取り敢えずの導入とはなろうか?


さて、このイメージビデオは、スタジオ・ジブリから出されている30分ほどのものだ。
画家の井上直久氏の絵を元に、2Dキャラと3Dによる木などの動きを加えて映像世界に作り上げている。
使われた絵は、63枚ほどだという。
わたしも井上氏の画集はかなり持っているため、ほとんど知っている懐かしい画像世界であった。
ジブリでも「耳をすませば」で、大々的に背景で登場しており、宮崎監督もこのアートを相当に気に入っていたようだ。
それは分かる。世界観が近い。
ちょうど「天空の城ラピュタ」の城~浮島部分の様々な光景みたいでもある。

絵に音楽が流れ、その上にキャラや乗り物が動くが、基本は絵本の絵をそのままにイメージビデオ化されたものだ。
絵そのものは動かず、崩れず、ズラされ差し替えられて展開する。
つまりあの絵本を捲って観るのを、ビデオで観たらこんな風にもなるという感じの例だ。
環境ビデオとして流しておいても良いかも知れない。
赤ちゃんが寝ているところなどで。
じっと見ていても、他のことをしながら、ふと見たりするにも良いかと思う。
語りとかは一切ないため、音をミュートにして流しておくのも邪魔にならずに環境に優しい。


だがわたしにとって、このイメージビデオには、何をか新たに感じるものではない。
絵本を覗くより新鮮な驚きも、爽やかな発見もなく、特段心地よさもなかった。
敢えて、これをやる意味が分からない、、、。
音もさして良くはないし、絵との相乗効果が生じるわけでもない。
3Dのモノの動きも効果的と思うほどでもないし、2Dキャラが上に乗って動き回るのも悪くはないがというレベル。
何というか、よく言う「子供だまし」という感じか。

恐らく、うちのむすめたちが観ても5分とじっと見てはいないはず。
それが目に見えている。


書庫に行って、絵本の方を確認したくなった、、、。
もしかしたら、絵自体にもう魅力を感じなくなっているかも知れない。

これまでにも、何度もそういう乗り換えをわたしはして来たことを思い出した。
以前あんなに拘って集めてきたものが、全く興味を唆らず価値を失っていることがあって唖然とする、、、。
後で確かめよう。

昨日見た「秒速5センチメートル」の遠野 貴樹のように、吹っ切れてしまう。
確かにわたしは、そんな脱皮をしながら生きてきたのだ。


考えてみれば、面白いものだ。

ソーシャル・ネットワーク

The Social Network001

The Social Network
2010年
アメリカ

デヴィッド・フィンチャー監督
ベン・メズリック『facebook 世界最大のSNSでビル・ゲイツに迫る男』原作
アーロン・ソーキン脚本・製作総指揮

ジェシー・アイゼンバーグ 、、、マーク・ザッカーバーグ
アンドリュー・ガーフィールド 、、、エドゥアルド・サベリン(マークの親友)
ジャスティン・ティンバーレイク 、、、ショーン・パーカー(ナップスターの創始者)
アーミー・ハマー 、、、キェメロン&タイラー・ウィンクルボス(双子)
マックス・ミンゲラ 、、、ディビヤ・ナレンドラ(双子の親友)
ブレンダ・ソング 、、、、クリスティ・リン
ルーニー・マーラ 、、、エリカ(マークの以前の彼女)

「セブン」「ゴーン・ガール」の衝撃的映画の監督である。


この脚本、大丈夫か?!
まったくもって、これではマーク・ザッカーバーグ人格破綻者ではないか、、、
よく当人が何にも言わなかったものだ、、、(言わなかったかどうかわたしは知らない)。

アスペルンガー症候群かとも思われる。
知能は高いし。

実際は、全く違うタイプの人かも知れないが、通常これは伝記ものとして観られるだろう。
(もう公開からは大分経ってるので、問題はなかったのだろうが)。

成功神話には悪が必要といったことが語られていたが、、、スティーブ・ジョブスにしてもこの人にしてもかなりの描かれ方だ。
l極端である。


さて、この映画で観る限り、、、
マークは、ハーバード大の秘密クラブである”ファイナルクラブ”や”ボート部”からは到底、声はかからないタイプである。
彼女にも全く自己中な話しっぷりでしかも話題は飛びまくり、愛想つかれる。
挙句の果てに振られ、腹いせにブログで彼女を中傷する。
これは、断じてあってはならぬことだ。
わたしも、それだけは自らに厳しく律することで、一貫してやって来た。
ずっと、言うべき事のみ(書かねばならぬ事のみ)を書いてきた自負はある。

これが単なる映画上の演出・脚本レベルで描かれたことであったら、名誉毀損にもなり兼ねない部分だろう。
この作品、実にセンセーショナルで緊張感もあってよくできたものであることから更にこの部分は真に受けられる危険性も高い。
映画はあくまでも映画作品ということを弁えた人ばかりとは、言えない。

しかしそれは兎も角として、マークは女性との関係も、ボート部やファイナルクラブ同様、不毛であったと描かれる。
すると、この異常なばかりの鬼気迫る情熱によるフェイスブックの構築・拡充は、その代償行為でもあろうか。
そう自然に受け取れてしまう。
だが、代償行為はどこまでやっても代償に過ぎない。
それとも女性とのコミュニケーションの不全・破綻をフェイスブックという形で補完しようとしたのか、、、。
(これも代償にほとんど変わらない)

昇華ならよいが、、、。
芸術(美術・音楽・文学・映画・写真、、、)とはいえなくとも、想像性・創造性の高いものなら昇華に繋がるところはあろう。
全く新しいコンテンツを生成するためのコードを書く恍惚はわたしにも分かる。
これもひとつの創造行為ではあるかもしれない。
だが、ベンチャービジネスの要素が強すぎる、
「数」に還元されるだけのものになってゆく。

登録ユーザー数を更新して、スタッフと熱狂しながらも、彼は非常に醒めてしまってもいる。
毎日がただフェイスブックを大きくしようという熱に浮かれてパーティーが続く。
単に終わらないだけか?
共同創業者であったサベリンを切り捨て、途中から彼を精神的に導いたパーカーをも切り捨てる。
そうしながらも、只管フェイスブックは拡大してゆく。
ファイナルクラブのナレンドラ達にも、訴訟を起こされ彼独特の感性で反論してゆくが、ほとんど他人事だ。
彼はフェイスブックにしがみつく。

マークは頭だけではなく感性も鋭く描かれている。
成功すればするほど、虚しさがこちらにも伝わってくる。
数値には、何も還元できない。
億万長者になっても、救われはしない。


話の冒頭で、こっぴどく振られた彼女エリカに躊躇しつつフェイスブックで承認リクエストを出す、、、。
あくまでも、この物語の締めとしては、うまい!
(フェイスブックなんて知らないわ、と言いつつ彼女もちゃっかり使っているのだ。それだけ強力なSNSである証拠だ)。


ビートルズの”ベイビー・ユーアー・リッチマン”久しぶりに聴いたが、これ程の名曲だったことに初めて気づいた(笑。
独りでパソコンを打つマークの虚ろな表情にピッタリ合っていた。



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