プロフィール

GOMA28

Author:GOMA28
絵画や映画や音楽、写真、ITなどを入口に語ります。
基本的に、日々思うことを綴ってゆきます。悪しからず。
必ずパソコン画面(PCビュー)でご覧ください。


*当サイトはリンクフリーです。

PICKUP
レッド・ファミリー
キューブ CUBE
ドント・ハングアップ
キャット・ピープル
パラサイト 半地下の家族 -2
パラサイト 半地下の家族 -1
ヘンリー・ムーア~彫刻に見る普遍性
911爆破の証拠―専門家は語る 前
9/11:爆破の証拠 - 専門家は語る 後
アポロ 11
シャチ~優しい殺し屋~
ハイヒール
お嬢さん
とうもろこしの島
セールスマン
トラピスト1に寄せて
「労働疎外より人間疎外」によせて
カッシーニ グランドフィナーレ
カッシーニ グランドフィナーレⅡ
シチズンフォー  スノーデンの暴露
スノーデン
レヴェナント: 蘇えりし者
透明な身体性
森羅万象を描く デューラーから柄澤齊へ
ヴィデオドローム2 ~イスラム国 ~アノニマス
見えない重力を描く Ⅱ
美の翳りに寄せて
写真についてーⅡ
午前零時の奇蹟(シュル・レアリスム覚醒の時間)
パーフェクト・デイ ~ルーリード ~ローリー・アンダーソン ~スーザン・ボイル
未来派の画家~ウンベルト・ボッチョーニ
Balthus ~ バルテュス展行ってまいりました。
「ゴールドベルグ変奏曲」 バッハ  ~グールド ~P・オトゥール ~ニーチェ
大昔のスケッチ(詩画集のための試作)
すでに世界は終わっていたのか ~ ヒエロニムス・ボスその1
スヌーズレン002
情報リテラシー  ~華氏911 ~不都合な真実
南伸坊「歴史上の本人」
プラトーン
アリータ
カレンダー
07 | 2016/08 | 09
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -

ビキニの裸女 

Manina.jpg

Manina la Fille Sans Voile
1952年
フランス
ウィリー・ロジエ監督

ブリジット・バルドー、、、マニーナ

これも古典かな、と思って観てみた。
最近古い文学的な作品こだわっており、20タイトルほど買い込んだ。
しかしどうしても重くなり、続けて観ていくのはしんどい。
それで、ちょっと雰囲気の軽そうなものも選んでみた。
ブリジット・バルドーの初主演作というのにもつられて買ってしまったが、これは主演ではなかろう。
しかし彼女の演じる娘の名前がタイトルなので、やはり主演なのか?
映画の後半に漸く出てきて、かなり待たされた感は、ある。
いきなり現れたとき新鮮味を覚えた。(最近、こういう無垢な少女は見ていない事に気づく)。
確かに若々しく瑞々しいバルドーであったが、まだ独特のオーラは纏ってはいない。
と言っても、「バルドー」に特に思い入れしなければ、充分に美しい普通(ノーマル)の女性である。


それにしても「ビキニの裸女」ってなんか怪物が現れたみたいではないか?
つい最近TV録画で「モスラ対ゴジラ」と最初のしょうもない方のハリウッドゴジラの映画を見たばかりで、このタイトルときた。
勿論、バルドーはビキニは着ているが、ヌードには全くなってはいない。
そもそもビキニの裸女って、、、意味が分からん。まあ、それはいつものことだが。
バルドーが島で暮らしていて、普通に水着で海を泳ぐというくらいのところである。

内容は、パリから宝探しにコルシカ島にやって来た大学生と島の少女マニーナとの恋の芽生えの物語とでも言うか、、、。
これだけでも、監督によっては、複雑な伏線を張り巡らし面白いストーリーを組み上げたり、圧倒するコルシカの自然の映像美で畳み掛けるなど、様々な手法があると思われる。
が、これは他愛もない映画であった。
特に前半はフランス映画とは思えない、文学性の欠片もないもので、終戦間もない頃の日本のドタバタ映画にも似ている。
アランドロンの「太陽がいっぱい」などの対極に位置する部類だ。
演出や撮影・カメラワークに特色もなく、特に印象に残る絵も無い。
ストーリーも平坦で厚みも無いが、予め重厚なものは避けたものだから、あまり文句も言えないか。

しかし、軽めのものは望んだが、薄いものを欲したわけではない。
この映画見終わったばかりで何故、何の印象もないのか、と考えてみると、、、
登場人物に厚みがない以前にその存在に全く魅力がない為である。
つまり人物を造形するにしても、それ自体が端からつまらないので、描いてみたところで絵にならないのだ。
特に主人公?の学生であるが、大学教授の馬鹿げた冗談を真に受け、即宝探しに出かけるなど有りうるか。
そこから周囲を口車に乗せてお金を無理やり工面させ、それを元にヒトを巻き込みつつ好き勝手をしていただけだろう。
この主人公に共感持てる人が果たしてどれくらいいようか?
あのタバコ密輸業者も彼に協力したおかげで、命を落としたようなものである。(自業自得ではあっても)。
最後に、ふたりで虚しい夢を見たわね、みたいに感慨に耽って、抱き合い愛を誓うって、、、。

その前に、君のやってきたことはヒトをそそのかす詐欺まがいのことだろう。
それで利用した人間が3人も犠牲となり、金を上手く言いくるめて出させた人間にはどう対処するつもりか。
アパルトメントの部屋代も滞納していて。
ともかく、この大学生が軽薄を超えてアホすぎ、魅力も面白みも何も無い。
その男にご執心という女も気が知れない。
最終的にバカップルがひと組出来た、という映画かい?


フィルムの保存状態が悪かった為か、ノイズや傷がかなり気になった。
フィルムの保存・修復作業の大変さを、ヒッチコック映画の保存スタッフの記録を観てつくづく感じたものだが、ブリジット・バルドーの若き日(プレ・BB)を残す意味ではこの映画もその対象になるであろうか、、、。
(わたしは、特にこのフィルムでそんな苦労することもなかろうと思うが)。

まだ、毒がないためBBのアイコンは無いが、AKBなどよりは遥かに清々しく初々しい美は湛えられている。
なくなったら、もったいないか、、、。






検索フォーム
ブロとも申請フォーム
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

SF PickUp