粘着する外気

一番嫌な季節だ。
気温がそれ程、高いわけでもないのに、この蒸し暑さ。
粘着する外気に、だるさが絡む。
整骨院に行き始めて、益々だるさが強烈で、この外気だ。
しかもアルコールも禁止されている。
もともと呑まないが(爆。
今日は、次女が宿題の時に癇癪を起こし、随分荒れた。
彼女は横槍を入れられるのを嫌う。(今日改めて気づく!?)
独りで二階の机でやらず、帰ってすぐに食卓に広げてしまったもので、周りから何やら首を突っ込まれることとなったのだ。
今日は特に収まらず、何もかもひっぽかして自転車で出かけてしまった。
そっと後を追いかけると、何とわたしの弟の家まで行き、庭の使っていない物置小屋に入ってゆくではないか。
うちで使わない物品を時折そこに置かせてもらっており、一緒に彼女も付いていった事があったのだが、、、
まさか、そんなところを隠れ家にせんとする発想をもっていたとは、、、。
ともかく、頭にきて家出して、そこに隠れてやろう、と思ったわけだ。
彼女の決意としては、「鬼ヶ島」に乗り込んでやろう、、、くらいのものであったかどうか、、、。
立てこもり犯にネゴシエーターとして、だるいところ、踏ん張らなければなるまいか、、、?
と、思ったのだが、そっと中を覗いていると、しまってあった布団を出して敷き、こてんと横になっている。
天井を眺めつつ、何やら考えているのか、ただボーッとしてるのか、、、。
暫く寝てみた後で、「怖いから帰ろう」と出てきた。その間30分。
彼女としてはかなり頑張ったようだ。
特にやることもないため寝てみたのだろうが、退屈だしそろそろお化けも出てきそうだし、、、というところか。
先ほど、ひどく怒った事については、ケロっとしている。だいぶ落ち着いたことは確かだ、、、。
扉のところで、身柄を確保し、共に自転車で家まで連行となった。
途中、自転車の乗り方を後ろから細かく注意して、煩がられる。
宿題は、静かな環境で独りでやること、を再度確認。
これまで、彼女らだけで、自転車に乗るのは禁止していたが、もう自分たちで何処にでも乗っていけるため、安全な乗り方を充分身につけさせて、時間を決めて自主的に行かせようと思う。(行き先は勿論告げて)。
次の日の支度を済ませた後、時間に余裕があれば帰りの時刻を決めて行って良いことにする。(塾の日は、当然ダメ)。
しかし亀の世話は必ずする。
最近、朝間に合わず、わたし独りでやる羽目になることが、度々。
宿題にしても塾にしても同様、やるべきことは、放り出さずしっかりやる。
これを疎かにしたら、全てに響く事は、しっかり伝えておく。
おにぎり持っての宇宙科学研究所にもプラネタリウムにも行けない(笑。
「火星大接近」を楽しみにしている。わたしも彼女らも。
ただし、これらのある公園は、わがやではひどく不人気であり、そこで遊ぶことはありえない。
火星の表面よりは幾分ましか、くらいの広場である。
見たらすぐ帰るのは間違いない。
土曜の午後は、いつもどうしたらよいか、、、。
迷うところなのである。
亀がかなり慣れてきたから、ゆっくり遊ばせるのもひとつ、か。
だが、いま一番の課題は読書なのである。
iPadの利用度が異様に高く、それをペーパーの本へと比重を移したい。
ババールとレオ・レオーニの絵本を幾つかあてがって、模写などもさせてもいるが、もう少し食いつかせたい。
何とか読書に触手を向かわせたいものだが、、、。
刺激的で手軽なメディアが身近に多すぎる。
(もう長女は「水曜日のカンパネラ」をiPadで検索して、「キッビダーン、、、」を一緒に唱えている)。
わたしは、どうにも怠く、有効な一手が繰り出せない。
身体が粘着する、外気に。
何かよい飲み物はないか、、、?
